栗に専念している間に、畑がすっかり疎かになってしまいました。収穫の時期というのはたいへんな時期です。怠ってしまうと、虫が付いたり、カビがはえたり、色変わりしてしまったり、コオロギとか蟻にたべられてしまったりしますから。
取ってきた栗は、あまり濡れたり草のちぎれたのが付いていたり、泥まみれになっているときには、洗って布でざっと拭いてムシロに広げます。ムシロがないので、ゴザにしています。それから、湿っぽい日は扇風機で乾かします。
選別にも時間がかかります。ちょっとでも虫にくわれたものはボツです。鬼皮が割れてしまったのもボツ。小さすぎるのもボツ。ボツ ボツ ボツ、、、、。上の写真はまだ少ないですが、これに後口(あとくち)が加わります。それでも、もう盛りが過ぎてきているようです。やっと解放されそうです。
天気の良い日には、ほかの仕事もしながらやります。鶏のおやつの野菜を取ってきてやったり、クズ栗を潰してやったり、冬瓜を輪切りにしてやったり、、、。外出をしないときには、野外にだしてやったりしています。留守にするときには心配ですので、小屋に入れておきます。
こんな具合に、イガを燃やしながらクズ栗を煮たり。大きな実でも鬼皮がはじけただけのものなどは、出荷するものと味に変わりがあるわけでもありませんので、もったいないですから、自分たちで食べることにしています。ゆであがってまだ熱いものをフーフーやりながら食べるのは良いですね。
家内から教わりました。「栗の茹ですぎと嫁の働きすぎはない」そうです。確かに、嫁の方は分かりませんが、栗の茹ですぎはないみたいです。ですので、茹でるには気をつかわないので、気楽にできます。廃材はいくらでもあるし、、、。
《補》
ヨーロッパなどでは、栗はあまり食べないそうです。マロングラッセなどというものが
あるので、あちらも かなりなのかなと思ったらそうでもないようです。もっとも、最近
は分かりませんが。私の知識は歴史の本からですから。世界の歴史を読んでいたと
ころ、昔は豚の飼料などにしていたとか。これは想像ですが、たぶん栗もドングリも
一般人は区別がないのかも知れません。