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初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

ブランデンブルク協奏曲第1番

2006年08月11日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番です。


これまでに紹介した協奏曲では、ソロ楽器1台をオーケストラが伴奏するというものですが、バッハの時代(バロック)に協奏曲が演奏された比較的初期のころの協奏曲はそうではなかったようです。ソロ楽器も複数あったりして独特の形式で作曲されているようです。
なんてったって“ブランデンブルク”協奏曲ですもんね。

タイトルについている“ブランデンブルク”はバッハがこの曲をブランデンブルク公クリスチャン・ルードヴィヒに献呈した事に由来しているようです。そしてブランデンブルク協奏曲は全部で6曲を作曲しています。楽器編成としては複数のソロ楽器という事なんですが、ソロと言うよりは、メロディ=ソロパートという捉え方をした方がいいのかもしれないですね。(ホントかな??)バッハの楽譜指定によると、ソロ楽器は(ホルン、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン)だそうです。協奏曲が現在のようにソロ楽器1台になるのは古典派(ベートーヴェン、モーツァルト)の時代に入ってからのようです。


 第1楽章:弦楽器とオーボエを中心とした序奏が、上品に始まります。1楽章では2台の
 ホルンが主にソロ楽器としての役目を果たします。ヴァイオリンを中心とした軽やかな
 演奏に対して2台のホルンがなめらかに掛け合いを続けます。明るい雰囲気に上品な感じ
 がとても印象的です。中盤には、ホルン2台が高音で交互に和音を鳴らしていきますが、
 さらっと軽く聴かせてくれるのが、とても心地よい曲ですね。

 第2楽章:オーボエの乾いたような、悲しいメロディから始まります。その後をヴァイオリン
 がつなぎますが、やはり、ひっそりと悲しいメロディです。その後もヴァイオリンと
 オーボエが悲しく切なく静かにフレーズをつないでいきます。黙って聴いていると
 じ~んときちゃいますね。

 第3楽章:ホルンの朗らかなリズムに乗って、再び明るく曲が始まります。ここではホルン
 とヴァイオリンが掛け合いをしています。ヴァイオリンのなめらかな感じとホルンのやわ
 らかい音色が対照的でとてもいいコンビネーションだと思います。

 第4楽章:弦楽器のゆったりとしたフレーズではじまります。オーボエやホルンが彩りを
 加えた序奏(イントロ)が終わると、2台のオーボエがファゴットのリズムに乗せて、
 粛々とメロディを進めていきます。とてもしっとりとした感じですね。
 フレーズは再び4楽章冒頭のものに変わります。落ち着いた雰囲気で演奏されますが、
 それが一段落すると、さらに一層落ち着いた雰囲気になり弦楽器がひっそりとささやく
 ような演奏に変わります。そして、弦楽器の演奏をはさんで次はホルンとオーボエの
 アンサンブルです。軽快なホルンの動きは聴きどころですね。

バロック時代(バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディ等)の曲は何故か上品な貴族の曲という印象を受けてしまいます。厳粛な中に美しいメロディが表れると、とても新鮮な感じがします。バッハのブランデンブルク協奏曲もそんな上品な魅力たっぷりで、いろんな楽器のソロも楽しめますから、一石二鳥のお得な感じですね。

≪オススメCD≫
2枚組で全6曲収録のこのCDが一番お買い得なのかな?

J.S.バッハ:ブランデルブルク協奏曲(全曲)
ゲーベル(ラインハルト), ムジカ・アンティクワ・ケルン, バッハ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
上品な気分をお楽しみください。

※お知らせ※
明日から3日間「夏休み」でお休みを頂きます。
次回は15日夕方頃に更新予定です。毎日楽しみにして頂いてる方には、
申し訳ありませんが、宜しくお願いしま~す。


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目覚めよと呼ぶ声が聞こえ

2006年07月28日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」です。

この曲はコラールと言って、協会で歌う賛美歌の事なんですが、オルガンで演奏される事が多いのでオルガンで紹介する事にしてみました。基本的には3分程度と短い曲ですし、オルガンの響きがとてもやわらかく、さわやかに伝わってくるいい曲なんですね。

 のんびりとした明るいメロディが流れてきます。タイトルを見ているせいか、明るい
 朝の日差しが協会のステンドグラスから色とりどりの光が差し込んでくるようなとても
 さわやかな気分になりますね。メロディも明るいですし、基本的には同じメロディが
 何度もくりかえし流されて回を重ねることにアレンジを加えていくというものです。
 しかし何度聴いてもさわやかで、こころが晴れ晴れとするメロディはとてもここちよい ですね。

短い曲なんですけど、たまに聴くと結構落ち着ける曲なんですよね。パイプオルガンをとても身近に楽しめる作品だと思います。コラールという事ですから、もともとは宗教的ないろんな意味があると思うんですが、そんな事を考えなくても気軽に楽しめる一曲だと思います。

≪オススメCD≫
パイプオルガンはたまに聴くととても和みますね。
バッハ:オルガン作品集
ヴァルヒャ(ヘルムート), バッハ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
目覚めの曲ですけど、朝聴くと二度寝してしまうかも。


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無伴奏チェロ組曲第1番

2006年07月19日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:無伴奏チェロ組曲「第1番」です。

無伴奏チェロなので最初はソナタかなぁ?と思ってたんですが、組曲だったんですね。まあ、どっちにしても楽しく聴ける曲ならいいんですけどね。組曲なので全3楽章ではなくて、これは6つの曲からできています。そして、組曲自体も6番まであります。バッハはよくこういう数字の不思議みたいな作曲をする人ですから、この6という数字にもなにか意味があるのかもしれないですね。

ちなみに、何年か前にアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」では、主人公シンジくんがチェロでこの曲を弾いてましたね。CMでも結構多く利用される機会の多い曲なんですが、最近はテレビであんまり聴いたことが無いので、紹介できないのが残念ですね。曲調はチェロですから、しっとりとした感じが全般に続き、聴いていても不思議と飽きないんですね。チェロは男性の声の音色に似ていると言われる事もあるようですが、そんな事とも関係があるんでしょうか?


 プレリュード:これが一番有名な曲です。しっとりとしたメロディはとても
 落ち着きますね。前半部分だけがやたら有名ですが中盤から後半にかけてもテクニック
 も含めてとても魅力的な曲のつくりをしていますから、とても楽しめますね。

 アルマンド:しっかりとしたフレーズですが、なめらかに流れるメロディはやはり
 落ち着きますね。テンポとしてはそれほど遅くはないはずなんですが、しっとり聴こえる
 のはやはりチェロの独特の渋みなんでしょうね。
 
 クーラント:ちょっと明るい感じにこ気味よく流れるリズムとフレーズはとても軽快
 ですね。

 サラバンド:ゆったりとしたフレーズに変わります。少し悲しげな感じもしますが、
 とてもやすらかな気分になれますね。重音(二つの弦を一緒に弾く奏法)も効果的に
 使っているところもききどころでしょう。

 メヌエット:少し明るい曲調になりますが、低音が魅力のチェロなので底抜けに明るい
 という訳にはいきませんが、ひたむきな明るさみたいな独特の雰囲気がいいですよね。

 ジーグ:元気いっぱいのはずなんですが、やはり控えめに聴こえるところが奥ゆかしく
 ていいですね。

楽器の特徴なんでしょうが、決して派手にならずしっとりと聴かせてくれるところが魅力ですよね。そんな楽器の魅力を十分に引き出している曲なんだと思います。ひたむきで一生懸命に聴こえるところも、この曲のいいところなんだと思いますよ。組曲という形式も1曲あたりが3分程度の演奏時間になりますから、聴きやすい曲になるんだと思います。人によっては若干退屈するかもしれませんが、じっくりと聴けるいい曲だと思いますよ。


≪オススメCD≫
組曲全6曲を2枚組みで楽しめるCDにしてみました。
バッハ/無伴奏チェロのための6つの組曲
フルニエ(ピエール), バッハ
ユニバーサルクラシック

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≪こんなCDもどうぞ≫
このCDにも最初の曲だけ入ってるんですね。
Refrain of Evangelion
TVサントラ
キングレコード

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
仕事とか勉強しながらでも邪魔にならずに聴けますね。

♪バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータの記事はこちら


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無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番

2006年07月04日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番です。

そのまんまですね、ヴァイオリン1本だけで演奏する曲です。だからスッキリとしていて聴きやすいと思うんですが、ヴァイオリンの音しかないので慣れるまではちょっと時間がいるかもしれませんね。
そこで、この第3番を紹介したんですが、この曲は何年か前にベンツのCMで流れていて「あなたにはCクラスにするという選択肢もある」とかなんとか言ってた気がします。高級感の漂う雰囲気なんですね。

パルティータと言うのは、もともと変奏曲と同じ意味で使われていたようですが、バッハの時代には組曲として使われた言葉のようです。しかし、現在はタイトルもそうですけど組曲と訳されているものはなく、そのままパルティータとしてCDでもコンサートでも紹介されていると思います。


 プレリュード:スカッと綺麗に小気味よいヴァイオリンが響きます。規則正しく綺麗に
 並んだ音はとてもすがすがしく聴こえますね。1本でリズムとメロディをやっていま
 すからそのテクニックも聴きどことのひとつですね。

 ルール:ゆっくりとしなやかな感じになります。2本以上の弦を一緒に弾いて和音を
 演奏するところや、伸びやかな音色を楽しめますね。少し悲しい雰囲気もありますが
 それよりは、美しい印象を受けます。

 ガボット:これですね、CMでやってたやつは。きっと聴いたことある曲だと思います。
 明るい曲調で朗らかな感じですね。でも、手放しで大喜びをしていると言うよりは、
 とても落ち着いて白い歯をキラリと光らせてニコッと笑っているような感じでしょうか?

 メヌエット:和音から始まります。はじめは少し厳しめの感じがしますが、中盤からは
 だんだんゆったりとした感じでおちついた曲になってきます。

 ブーレー:少しテンポを上げて、軽やかになります。決して速くはないのですが、何か
 急いでいるようにも聴こえますね。

 ジーグ:少し忙しくなってきた感じはしますが、それでも規則正しく並んでいる音を
 聴くと、とてもすがすがしい感じですね。 

ヴァイオリン1台の演奏というのも、いざ聴いてみると、とても神秘的に聴こえてきますね。いや?この曲がそうなんでしょうか?CDでは、パルティータの全3曲が録音されているものと、同じく無伴奏のソナタが録音された2枚組のものがありますね。


≪オススメCD≫
ヴァイオリンの名手クレーメルで聴いてみて下さい。

バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番&第2番&第3番
クレーメル(ギドン), バッハ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆★★★

≪おすすめシチュエーション≫
最初はそうでもないんですけど、ハマってしまうと聴きこんでしまいます。


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ゴールドベルク変奏曲

2006年06月23日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:ゴールドベルク変奏曲です。

この曲はスゴイですね。最初はおとなしく始まって癒し系の曲なのかな?と思いきや、かなりテクニカルなフレーズに圧倒されたり、そうかと思うと又いきなり淋しくなったり。とにかくいろんな表情を持った曲です。

それもそのはず。タイトルにある変奏曲は英語だと“Variation”(ヴァリエーション)ですから、ひとつのフレーズをいろんなヴァリエーションにして聴かせる曲なんですね。そうとは知らずに単純に「バッハの名曲」として最初に聴いたんですが、それでもその技術や曲の作り方にはちょっと、いや、結構感動してしまいましたね。次々にあふれ出すような音の大洪水みたいなところもあるかと思えば、独り言をつぶやくような悲しいフレーズまで…。多彩な演奏が一気に楽しめる作品です。

バッハの時代にはチェンバロというピアノの祖先の楽器で演奏されていたようですが、現在はピアノで演奏される事が多いようです。
タイトルについてはバッハが当時音楽を教えていたゴルトベルクさんが不眠症の伯爵のためにこの曲を弾いてあげた事から、この名前で今日まで親しまれているようですが、実際にこの曲を聴いて眠ろうと思ったら中盤の激しい部分が来る前に寝てしまわないと、余計に興奮して眠れなくなってしまうんじゃないかと思います。

 作品はアリアと呼ばれるこの変奏曲のモチーフになった曲が最初と最後に一回づつ
 演奏され、その間には30の変奏曲があります。合計で32曲ですね。この32という数字
 がこの曲ではキーになっていて、ひとつの変奏曲もたいていは32小節(楽譜の区切り)
 で出来ています。「たいてい」というのは全ての曲ではないのですが、それでもそれ
 以外の変奏曲も、半分の16小節の曲が3曲。1.5倍の48小節の曲が1曲と、かなり気合
 と意図を入れて書いているようです。いつものように曲の詳細紹介をしていないのは・・・、
 この曲に関しては、聴くなら全曲を聴いて欲しいからなんですね。1~32まである曲
 はどれもかなり特徴的ですし、これを言葉で表現するのはかなり難しいという事も
 あるんですが、上に紹介したように数字による解釈や、それに伴う作曲の技法に関する
 解釈もたくさんあるようですので、それに関する知識が無いので、余計な紹介は
 とりあえずやめておこう。というのが正直なところです。
 でも、そんな小難しいことを抜きにしても、迫力ある演奏は聴き応えも十分にお墨付き
 ですから、是非聴いてみてくださいね。(なんて逃げたりして。)


この曲が有名になったのは下に紹介しているピアニスト、グレングールドがこの曲を録音したからだ。と言われる事もあるくらい、有名な名盤です。ゴールドベルクといえばグールドと言うのは、半分合言葉にもなっているんじゃないでしょうか。前に紹介した「有名なピアニスト」の記事でも書きましたが、この人演奏中に唸るんですよね。でもそれもこの人の魅力として大勢のファンにも受け入れられていますし、まだ彼の演奏を聴いた事が無い人は、おっかなびっくりで聴いてみてください。

≪オススメCD≫
ゴールドベルクなら、グレングールドでしょうね。
バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1981年デジタル録音)
グールド(グレン), バッハ
ソニーミュージックエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★  →技☆☆☆☆☆
怒:☆☆★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆★★★★

≪おすすめシチュエーション≫
この曲を聴くなら、1~32まで通しで聴いてみてください。


→「有名なピアニスト」の記事はこちら
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主よ、人の望みの喜びよ

2006年06月11日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日は、バッハ:「主よ、人の望みの喜びよ」です。

この曲は、もともとはオルガンのための曲なんですね。でも、バッハのオルガン作品は前にもいくつか紹介しましたので、今日はピアノで紹介してみることにしました。この他にもオーケーストラ版もありますので、いろいろ探して聴いてみてください。
しかし、この曲は結構ピアノで演奏される機会も多いようですから、ひょっとすると、ピアノ版の方が有名なのかも知れないですね。

演奏時間も3分くらいですから、バッハの中でもちょっとした曲の部類に入るんでしょうね、きっと。やさしい曲調は有名ですし、しっとりしたピアノで聴いてみるのもいいんじゃないでしょうか?一応、オルガン曲でもオススメ紹介しておきすから、そちらも聴き比べしてみると、面白いかもしれないですね。


 静かな雰囲気の前奏が終ると、やさしいメロディがその上に乗ってきます。
 やわらかなメロディラインは、まるで母の腕に包まれているようですね。なんて言うと
 ちょっと言いすぎでしょうか?単調なメロディですが、やさしい雰囲気はとても暖かく
 伝わってきます。もちろんオルガンで聴いても素晴らしい曲には変わりないのですが、
 ピアノの響きの方がどうも、聴き慣れているせいなのか、こころにしみてくるような
 気がします。決して大それた曲ではないはずなんですが、後半には大きく伝わってくる
 のも、不思議な魅力のひとつなのかもしれないですね。


記事を書くにあたって久々に聴いてみましたが、やっぱりいいですね。しっとりと聴けますし、なによりも落ち着いた曲調は癒しの曲ですよね。有名ですから、きっとどこかできいた事のある曲だと思いますよ。

≪オススメCD≫
ピアノのメロディで聴いてみても名曲には変わりないですから、お好みでどうぞ。
バッハ:主よ、人の望みの喜びよ(ピアノ曲集)
ワイセンベルク(アレクシス), バッハ
東芝EMI

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≪オススメCDその2≫
オルガンで聴くならこんなCDもありますよ。
トッカータとフーガ / バッハ : オルガン名曲集
オムニバス(クラシック), オットー(ハンス), バッハ, ヴァッド(クヌード), リリング(ヘルムート), ハンセン(イェルゲン・エルンスト)
コロムビアミュージックエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
落ち着いた雰囲気は、一日の終わりに聴くと安眠できるかもしれないですよ。


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小フーガト短調(バッハ作曲)

2006年06月04日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:小フーガト短調です。 

この曲はオルガンの曲ですね。1台のオルガンが同じフレーズを何度も繰り返しながら、たくさんのいろんな曲調に変えて、複雑に絡み合っていく音は不思議な世界へ連れて行ってくれますね。オルガンの響きがストレートに伝わってくる曲です。

ちなみに、十何年か前にウッチャンとちはるがマモー!ミモー!とかやってる番組でこの曲が流れてましたね。あの番組でこの曲を始めて聴いた人は、そっちのイメージの方が強いんじゃないでしょうか?(知ってる人いるかなぁ~)でも、自分は曲の方を先に知っていたので、このコントで使われていたのが、かなり違和感を感じてしまいました。
初めて聴く人はどんな感じに聴こえるか、素直に聴いてみてくださいね。


 中音のこっけいなフレーズが、静まりかえった中に一音ずつはっきり聴こえてきます
 から、逆に強烈なインパクトを受けてしまいます。そしてその音を追いかけるように
 同じフレーズをかぶせていきます。重なり合うフレーズが響きあい、不思議な世界へ
 いざなってくれます。そして、低音が同じフレーズをかぶせてくると、さらに厚みを
 増したように聴こえてきますが、不思議と圧迫感はありません。
 淡々と流れてくるフレーズの繰り返しに、これも不思議と飽きる事なく、次々に耳に
 入ってきます。重なり合う音がだんだん増えてきてまとまって曲は終わりますが、
 これまた不思議にもう少し聴いていたくなるような、そんな曲ですね。


もともとオルガンは教会に備え付けてありますし、音楽もヨーロッパでは、宗教のミサ曲を歌う時の伴奏や、崇高な神の教えをイメージした作りになっていますから、不思議な魅力を持っているのかもしれませんね。普段は、パイプオルガンなんて耳にする機会もないと思いますから、たまに聴くととても落ち着いた気持ちになれますね。あまり宗教的な事を意識しなくても、単純にそのフレーズやメロディを楽しめると思います。


≪オススメCD≫
オルガンの魅力をお楽しみください。

バッハ : オルガン名曲集 / トッカータとフーガ
プレストン(サイモン), バッハ
ユニバーサルクラシック

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【コレってどんな曲】
喜:★★★★★
怒:★★★★★
哀:★★★★★
楽:★★★★★
          →無☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
トッカータとフーガを初めオルガンの魅力をお楽しみください。

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G線上のアリア (バッハ作曲)

2006年05月31日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:G線上のアリアです。

タイトルもどこかで聞いた事があると思いますが、曲もきっと聴いた事ある曲だと思いますよ!しっとりとしたメロディは、やはり不屈の名曲ですし、落ち着いた雰囲気には癒されますよね。

曲名に出てくるG線というのはヴァイオリンの4本の弦のひとつの弦の名前で、この曲はこのG線という1本の弦で演奏できてしまう曲なんですね。でも、実際に演奏されるときは、1本で演奏されている事は少ないようですが・・・。でも、そんな事を知っていると、友達にちょっとした自慢もできますから、是非明日、学校とか職場とかで自慢してみてください。(でも有名な話だから、話した人も既に知ってるかも?)

 静かな曲調の中に、どこか淋しげな美しいメロディがしっとりと流れてきます。
 落ち着いた雰囲気は、こころにもしみわたってきますね。ゆったりとした、何もかも
 忘れて、この曲に身をゆだねてしまえそうな、包容力たっぷりの曲です。
 決して急がず、焦らず、ゆっくりと流れるフレーズは、時の流れさえも忘れさせて
 くれそうな、そんな気持ちにさせてくれます。何か嫌な事があったとしても、
 「そんな事、いつまでもきにしなくていいんだよ。」なんてやさしく語りかけて
 くれているような、大きな世界観を楽しませてくれる、壮大な曲にも聴こえてきます。

演奏時間も5分程度ですし、このゆったりとした曲調はまさに癒しの名曲ですね。CDでは、ヴァイオリン1台で演奏されているもの、ピアノ伴奏がついたもの、小編成で演奏されるもの、フルオーケストラで演奏されているもの、などなど、様々な形態で演奏されていますから、いろんな「G線上のアリア」を楽しんでみてください。



  ※【管弦楽組曲第3番】の記事はこちら  (2009年3月 追記)


≪オススメCD≫
G線上のアリアだけがいろんなヴァージョンでたくさん入ってます。
G線上のアリア100%
オムニバス(クラシック), ラ・プティット・バンド, クイケン(シギスヴァルト), バッハ, ハンニバル(ラルス), ペトリ(ミカラ), スコット(ピーター), ショーンヘルツ(リチャード), フォックス(バージル), ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
BMG JAPAN

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆★★  →癒☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★

≪おすすめシチュエーション≫
癒しのメロディっていうのは昔から変わらないんでしょうか?
今聴いても癒されますね。

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ヴァイオリン協奏曲第2番 (バッハ作曲)

2006年05月24日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番です。

バッハの音楽をはじめ、この時代の音楽はいわゆる「バロック音楽」と言われるクラシックでも初期の頃の音楽なんですが、いかにもクラッシクと言った感じの、豪華で上品な感じのする曲が多いのですが、それと同時に、楽器や作曲法もまだまだ初期の頃なので、比較的単調なものが多いですから、ハッキリ言って、この曲調に慣れるまでには時間がかかるかも知れませんね。(個人の好みにもよりますが。)

ただ、さすが音楽の父とも呼ばれるバッハのこの作品は、そんなイメージを振り払うような曲だと思います。自分自身も敢えて避けていた訳ではないのですが、クラシックに興味を持って聴き始めた頃には、バッハはあんまり聴いていませんでした。
しかし、バッハのこの協奏曲を始めて、FMラジオで聴いたときから、この曲のファンになってしまいました。なので、初心者の方も、無理なく聴ける(とまでは言えないかもしれませんが、)と思いますから、バロック音楽入門にはいいと思いますよ!


 第1楽章:全体のやわらかで上品なヴァイオリン伴奏に乗って同じメロディをヴァイオリン
 が更に上品にかぶせてきます。気分はもうお城の宮殿にいるようですね。
 さわやかで、爽快感たっぷりですから、振り返ると「爺や」が紅茶を持って勧めて
 くれそうな、そんな豪華な気分になってしまいます。ヴァイオリンもなめらかに
 聴かせてくれますから、バロックの時代にタイムスリップした感じですね。

 第2楽章:1楽章とは変わって、静かに暗いフレーズが続きます。悲しく途方に
 暮れてしまいそうな、少しあきらめにも似た、そんな感じの音楽になります。
 しかし、悲しいんですが、その悲しみ方も、とても上品なので、「爺や、お紅茶
 がこぼれて、じゅうたんが汚れてしまったではではありませんか・・・」みたいに、
 とても、浮世離れした悲しみは、上品さも手伝って美しく聴こえてしまいますね。

 第3楽章:急に明るくなりますが、たぶんすぐに「爺や」が新しいじゅうたんに
 変えてくれたんでしょうね。「爺や、この品はどこで手に入れたのだ?とても
 いいではないか。前のものとは比べ物にならないぞ。」とばかりに上品に喜びを
 表現しているような、明るい曲になります。とても快活に聴こえますから、
 無理なく聴けると思うんですが、どうでしょう?

「バロック音楽」という言葉を意識し過ぎてをこんな風に紹介しましたが、決してバカにしてるわけじゃないんですよ。雰囲気を伝えようと思ってるだけですから、悪意はありません。初めにも書きましたが、結構この曲は好きなので、CDもヴァイオリニスト違いで3枚くらい持ってますから、なんだかんだ言って大好きなんですよ。だから皆さんも聴いてね。

≪オススメCD≫
(ヴァイオリン)アリス・アーノンクールは、指揮ニコラウス・アーノンクールの奥さんなんですね。
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集[全5曲]
アーノンクール(アリス), ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス, プファイファー(バルター), バッハ, アーノンクール(ニコラウス), シェフトライン(ユルク)
ワーナーミュージック・ジャパン

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【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆★
怒:★★★★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆☆☆★   →貴☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫

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トッカータとフーガニ短調 (バッハ作曲)

2006年04月30日 | バッハ
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はバッハ:トッカータとフーガニ短調です。

パイプオルガンの曲ですね。とっても有名な曲ですから、音楽を聴けば「あ~!この曲ね。」なんて事になると思います。クラシック音楽自体が、元々は宗教音楽として教会などで演奏していたのがはじまりのようですから、その教会にあったオルガンの曲も当時はたくさん作曲されていたようです。

その中でも、この曲はそんなオルガン作品の代表作とも言える曲のひとつなんですね。オルガンもピアノと同じく鍵盤楽器ですから、たくさんの音を駆使していろんな表情を聴かせる事のできる楽器ですから、一度オルガンの魅力にハマると、聴き入ってしまうかもしれませんね。

演奏時間は、9分程度ですから時間的には聴きやすい曲ですが、オルガン独特の神秘的な世界をかもし出していますから、時間も結構長く感じてしまうかもしれません。曲名にある“トッカータ”と“フーガ”は音楽用語なんですが、実はあんまり詳しい事を知らないので、生半可な説明で誤解を招いてしまうとマズイですから、今回はやめておきます。(こんなんでいいのか?)

 高音のあの印象的なフレーズから始まり、全体を包むような幅広い和音がその曲の
 深みを広げていきます。そして、鍵盤楽器ならではの細かいフレーズをとても機械的に
 演奏していきますが、その演奏技術も聴くに値する脱帽の演奏なんですね。
 特に、この曲では緊張感のある独特の雰囲気がありますから、「静」と「動」をうまく
 使い分けた名曲と呼ぶにふさわしい曲のひとつですよね。
 そして、似たようなフレーズを何度も繰り返し形を変えて演奏していくんですが、
 しっかり聴いていないと迷子になってしまいそうな曲の作りになっています、でも
 オルガンの魅力は不思議なもので、聴いていると薄暗い教会の中で高い位置にある
 ステンドグラスから様々な色がこぼれ落ちてくるようなムードたっぷりの曲ですし、
 やっぱりこの曲を聴いてオルガンの魅力に魅せられる人も結構多いんじゃないでしょうか?

ちなみに、この曲のパロディとして嘉門達夫さんが「鼻から牛乳」という曲を作っていますが、こちらも有名なんじゃないでしょうか?この曲に関して言えば、ここからクラシックの世界に入る人もいるんだと思います。いろんな音楽があっていいと思いますし、きっかけって結構意外なところにあるもんですから、結構面白いものなんですよね。どんな曲でも、それがクラシックを知るきっかけになるなら、大歓迎ですよね。


≪オススメCD≫
トッカータとフーガ以外にもオルガンの名曲をお楽しみください。

トッカータとフーガ~バッハ:オルガン名曲集
リヒター(カール), バッハ
ユニバーサルクラシック

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≪こんなCDもどうぞ≫
最後に紹介した嘉門達夫さんの曲です。
鼻から牛乳
嘉門達夫
ビクターエンタテインメント

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【コレってどんな曲】
喜:☆★★★★
怒:☆☆★★★
哀:☆☆★★★
楽:☆★★★★
           →幻☆☆☆☆☆

≪おすすめシチュエーション≫
神秘的な魅力をもつオルガンの世界をお楽しみ下さい。

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