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メス→オス、メダカの性転換に成功=基礎生物学研究所、新潟大学

2007年02月20日 | 生きもの色々
メス→オス、メダカの性転換に成功=基礎生物学研究所、新潟大学

 自然科学研究機構・基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)と新潟大大学院の
研究グループが、遺伝子を操作して人工的にメダカのメスをオスに性転換させ、
その精子を使って子メダカを誕生させる実験に成功した。

 世界初の成果で、米国科学アカデミー紀要電子版に20日掲載された。

 同研究所の長浜嘉孝教授と新潟大大学院の酒泉満教授らは、メダカの性決定
遺伝子を2002年に発見している。今回、オスの性決定遺伝子をメスになるはずの
受精卵に入れたところ、孵化(ふか)した58匹のうち13匹に精巣ができた。
うち8匹は受精可能な精巣で、受精させると、多くの子メダカが誕生した。

 性決定遺伝子は、人間とマウスでも見つかっている。メダカの性決定遺伝子の
構造や働きを詳しく調べることが、哺乳(ほにゅう)類の性決定の仕組みの研究にも
役立つという。

[読売新聞 / 2007年02月20日]
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070220i406.htm

基礎生物学研究所 プレスリリース
「メダカの性決定遺伝子はDMY遺伝子である」
http://www.nibb.ac.jp/press/070217/070217.html


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