チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

いよいよ動きが始まった辺野古---海上保安庁が7艘のボートで現地視察

2014年05月22日 | 沖縄日記・辺野古

                               (辺野古沖に現れた海上保安庁のボート)

 5月21日(水)、沖縄平和市民連絡会の辺野古・高江便を運転。まず、辺野古の座り込みテントに寄った。

 午前9時半頃、沖合に7艘のボートが現れた。それぞれのボートには5~6人が乗っている。おそらくは海上保安庁であろう。まもなく辺野古埋立のための海上ボーリング調査が始まるが、それに向けた現地視察のようだ。

 防衛局が入札にかけていた地質調査(海上ボーリング調査)は、すでに開札も終り、資格審査等を経て今月中にも業者との契約が締結される。6月からは何時、調査が始まるか分からない。9ケ所に単管ヤグラが設置され、12ケ所ではスパッド台船による海底ボーリング調査が行われる。

 10年前は、スパッド台船の前の海に飛び込んで抗議したり、海上の単管ヤグラ上での座り込みなど、住民らの決死の阻止行動でとうとう海上ボーリング調査を断念させた。それだけに今回は、政府も必死なのだろう。すでに、海上に柵やブイを設置して抗議船の進入を阻止する案や、今までは一般船の航行が認められていた訓練水域(第3水域)への進入を、「解釈変更」して立入制限する案などが連日報道されている。

 しかし、深い大浦湾で、境界を明示する海上ブイを固定することなど技術的にも不可能だし、1972年以来の訓練水域への立入制限の解釈を40年も経過してから突然「変更」することなど通用しない。結局は、「ボーリング調査を妨害すれば、刑特法を適用して逮捕するぞ」という脅しにすぎないだろう。

 地元紙の世論調査でも、74%以上の県民が新基地建設のための辺野古沖埋立に反対している。連日、辺野古の座り込みテントに集まる人たちは、こうした県民の世論に応え、自信をもって海上ボーリング調査を阻止しようと話し合っている。

 

       (5月21日の辺野古座り込みテント)

 

 

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