チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

10月3日(水)、辺野古のゲート前に玉城デニーさんが来た! /// 沖縄総合事務局と3時間にわたる交渉---ゲート前の危険なフェンスを撤去せよ!

2018年10月03日 | 沖縄日記・辺野古

 

 10月3日(水)午後4時、辺野古のゲート前に知事選に勝利した玉城デニーさんがやってきた。突然の来訪だったが、慌ててかけつけた50名ほどの市民が集まった。明日の知事就任を控え、目のまわるような忙しい時と思われるが、やはり辺野古新基地阻止を新県政でも柱に据えようとする彼の決意を示したものだろう。 

 今朝は、ゲート前の集会を早々に切り上げ、午前10時半には沖縄総合事務局北部国道事務所に集まった。そして午前11時から沖縄総合事務局建設行政課の松井課長、北部国道事務所副所長らとの交渉を行なった。

 防衛局が工事用ゲート前に設置した高さ4mのフェンスが、台風24号で見るも無惨に倒壊し、国道を塞ぐというとんでもない事故が発生した。我々は以前から、台風時の危険性を指摘していたのだが、それが的中してしまったのである。これらのフェンス等の占用許可を出した沖縄総合事務局の責任が問われる。次の台風も迫っている。沖縄総合事務局は防衛局に対して、ただちにこのフェンスを撤去するよう指示せよと迫った。

  沖縄総合事務局は徹底して自らの責任を認めようとはしなかった。このような危険なフェンスの占用許可を認めたのは沖縄総合事務局である。さらに台風24号の前には、防衛局が台風対策の作業届を出していたという。それにもかかわらず、今回のような事故が起こった。

 松井課長は、「占用物件の安全対策等の維持管理は占用者の責任。台風対策は防衛局がすべきことだ」と、いっさいの責任を防衛局に押しつけた。我々が、「それでは、今回の事故について、道路管理者として占用を許可し、台風対策の作業届けを認めた沖縄総合事務局の責任は全くないというのか?」と追求すると、何も言えなくなって俯いてしまった。

 そして台風25号が迫っているというのに、まだ防衛局からは今回の事故を踏まえた安全対策の作業届は出されていないという。何時、出されるのかと聞いても、「速やかに出すよう求めている」と言うだけだ。

 我々からは、「8月31日の埋立承認『撤回』により、『工事車両のタイヤの泥落し』『舗装面の保護』『工事車両から歩行者の安全を守る』といった占用申請の目的はなくなった。大浦湾のフロートが撤去されたように、この工事用ゲート前の占用物も撤去させよ」と迫った。さらに、「以前から高さ4mものフェンスが危険だと指摘していたがそれが今回の事故で立証された。少なくともフェンス等はただちに撤去させよ」と指摘した。

 交渉の冒頭、松井課長は、「所要があり交渉は15分だけ」と言っていたが、我々の追求に課長は答弁に窮し、席を立つことも出来ず、結局交渉は3時間近くも続いた。

 これだけの事故が起こっているのに、道路管理者として防衛局に毅然と対応できない沖縄総合事務局の弱腰には呆れるほかない。

 

 

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