6月2日(水)は午後、美謝川切替問題についてのヘリ基地反対協の名護市交渉があったので(この交渉の詳細は明日、掲載する)、午前中は本部塩川港と安和桟橋に行った。連日、ベルトコンベヤによる土砂積込みが続いている。さらに北側のバースでも台船への積込みが行われ、県営の本部塩川港はもう辺野古専用の港になってしまっている。今日も10名近い人たちが監視・抗議行動を続けていた。
このベルトコンベヤ設置許可にはあまりに多くの問題があるため、本部町島ぐるみ会議は、5月26日、北部土木事務所長に質問書を提出した。当初、5月28日(金)に所長との面談が予定されていたが、職員の家族にコロナ感染者が出たということで延期されてしまった。その後、5月31日(月)に北部土木の担当者から、職員にも感染者が出てしまい、緊急事態宣言終了後まで面談は待ってほしいとの連絡があった。
しかし、緊急事態宣言中でも県との面談・交渉は、人数等の制約はあるが、行われている。北部土木の姿勢はコロナに便乗した面談拒否ではないかと抗議し、なんとか6月14日の週に実施できるよう調整しますとの回答を得たところだ。
以下は、昨日(6月2日)の本部塩川港と安和桟橋の様子。
岸壁部分にも土嚢やフェンスが並べられているが、この部分は港湾施設用地使用許可の面積には入っていない。
港入口には、大型ダンプの頻繁な走行のためにいくつもの陥没穴が開いていた。私たちは抜本的な修復を求めているのだが、砕石による応急措置が行われているにすぎない。
沖縄県は1年以上、ベルトコンベヤ設置を許可できなかったのだが、本年4月分から、「濁水処理対策が改善された」ということで許可を出してしまった。周辺の土嚢と、濁水処理プラントのことだが、こんな濁水処理プラントが何故、必要なのか、許可を出すための口実でしかない。
濁水処理対策というのなら、現在のタイヤ洗浄場からの濁水の処理をさせ、降雨時の土砂搬送を中止させるべきであろう。
本部塩川港にはテイケイの警備員たちが100名近くいる。しかし全員、マスクをしていない。口元だけの簡単なマウスガードをつけているが、こんなものは全く感染予防の役にはたたない。何故、防衛局はきちんとしたマスクをするよう指示しないのか? 県も放置してはならない。
安和桟橋でも10名近くが監視・抗議行動を続けていた。