4月25日(土)、今日はKさんと「勝丸」を担当。他には、「ラブ子」と午前中のダイビング調査を終えた「美ら海」がカヌー隊のサポートに入った。今日はスパッド台船やクレーン船には作業員の姿が見えない。
午前中、辺野古近くでカヌー隊と合流。今日はこちらに10隻、そして大浦湾の瀬嵩から7隻のカヌーが出た。午前10時半頃、辺野古のカヌー隊が相次いでフロート内に突入、抗議行動を展開する。しかし、全員が海保のゴムボートに拘束されてしまった。
拘束されたカヌー隊メンバーらは辺野古の浜に連れて行かれたので、「勝丸」で後を追いかける。そして辺野古の浜で解放されたカヌー隊メンバーらを乗せ再び辺野古に戻った。
(大浦湾はうねりが強く、長島の岸壁に大きい波が打ち寄せていた。それでも力をつけたカヌー隊は危なげなく漕ぎきっていく。)
(午前中、辺野古近くでカヌー隊の拘束が始まった。)
(辺野古の浜で海保のゴムボートからやっと解放されたカヌー隊。)
平島沖で昼食をとった後、午後の行動を開始。カヌーと船団は、長島の間を抜け、大浦湾に入った。そしてフロートのない航路入口に広く展開し、突入の機会を狙う。
クレーン船に近づく抗議のカヌー。上の写真ではクレーン船の右側の海面にボーリング調査のためのガイドパイプが見える。もう1ケ月以上になるが、ほとんどの期間、ガイドパイプは外れた状態が続いている。ボーリング調査は実際にはほとんど進んでいないようだ。
大浦湾は外洋のうねりがそのまま入りこみ波が高い。小さなカヌーは、時々、波に隠れて一瞬、その姿が見えなくなる。
一瞬、「ラブ子」が海保のゴムボートを振り切り、全速力で中に突入した。それを合図に、展開していたカヌー隊もそれぞれ中に入っていく。海保のゴムボートが追いかけ、「海猿」が海に飛び込んでカヌーを拘束し始めた。
(「ラブ子」には「海猿」たちが乗り込み、汀間漁港まで無理やり連れていく。)
結局、午後は航路入口付近で8隻のカヌー全員が拘束された。また瀬嵩の浜近くでも、フロートを超えて中に入ったカヌー7隻が全員拘束されたようだ。
今日の行動を終えた午後3時頃から、石川真生さんの「大琉球写真絵巻」の撮影のために、再度、「勝丸」を出した。私も登場人物の一人だったが、KさんやWさんの迫真の演技に圧倒され、私はほとんど何もできないまま終わってしまった。海保のゴムボートがいったい何事かと近寄ってきたが、驚いたことだろう。
4月28日には、早朝から議員さんたちを中心にゲート前で抗議行動を行い、その後、船をカヌーを最大限出して海上行動を予定している。 反対協の抗議船だけではなく、宜野座などの漁船やサバニも支援に来てくれるという。