１月10日（金）、名護でシンポジウム・「普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」が開催された。沖縄平和市民連絡会のバスに乗って名護に行き、シンポジウムに参加した。市民会館の大ホールは座席数1000というが、３階まで立見席もいっぱいになった。
内閣府官房副長官補、防衛庁官房長を勤めてこられた柳澤協二氏が基調調講。「普天間問題の本質は、普天間基地の閉鎖だったはずだが、それがいつのまにか「辺野古移設」にすり替えられていった。」、「抑止力も疑問」などと、鋭く指摘された。国の安全保障政策の実務をになっておられただけあって、さすがに説得力がある。その後のパネルディスカッションは、前泊博盛沖縄国際大学教授、仲里利信元自民党県連顧問、稲嶺進名護市長、柳澤協二氏らが参加、遅くまで熱心な討議が続いた。名護でこのようなシンポジウムが1200名もの規模で成功したのも、知事の埋め立て承認に対する怒りだろう。この盛り上がりを稲嶺市長の再選につなげたい。
シンポジウムの終わりの頃、県議会を傍聴していた仲間からメールが入った。「仲井真知事の辞職勧告決議が午後９時過ぎに上程されたが、可決される可能性がある。名護から戻り次第、県議会に来てくれ」というのだ。名護出発は午後10時。途中、伊芸のサービスエリアで休憩中、決議が可決されたという連絡が入り、バスの中にはいっせいに拍手がわきあがった。それでも知事の辞職勧告決議可決という素晴らしい一瞬を直接見たかった。
安倍内閣に媚びへつらい、県民を裏切ってきた仲井真知事に議会が辞職勧告決議を採択した。復帰後、知事への辞職勧告決議が採択されたのは初めてだ。知事は今こそ、責任をとって辞職すべきだ。
以下、辺野古浜通信が関連新聞記事をうまくまとめてくれているので、転載させていただく。
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１月10日（金）の普天間基地大山ゲート前での抗議行動。連日の抗議行動も14ケ月目に入った。
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