12月24日(木)は、嘉手納の沖縄防衛局で辺野古警備業務の契約書や特記仕様書の開示を受けた後、名護市へ。
昼過ぎから、名護市役所前で辺野古ダムでのボーリング調査の中止を求める抗議集会が140名の参加で開かれた。市議会の定例会は終わったのだが、今日も大勢の野党市会議員らが参加。渡具知市長の無責任なわずか3行の意見書を否決した後だけに、集会は盛り上がった。
私も、これからの名護市をめぐる課題について問題提起させてもらった。
午後は、山城博治現闘部会長、福元オール沖縄会議事務局長らと、今回の問題について名護市総務課長や水道局の担当者らと交渉した。
まず、「市議会で、防衛局に対してボーリング調査の中止を求める決議が採択されたが、名護市としてどのような対応をするのか」と追及した。行政として、市民の総意でもある議会の決議は尊重しなければならないのは当然だが、総務課長は「議会で部長らが答弁したとおり、名護市としては、ボーリング調査は法定外公共物管理条例の対象とは考えていない。中止は求めない」と開きなおった。追及の結果、「市議会から決議文を受け取ったのは昨日なので、今後、対応について検討したい」と認めた。
今日も総務課長は、「ボーリング調査の実施場所は、市管理のダムの一部だが市が所有する土地ではなく、法定外公共物管理条例の適用はない」という答弁を繰り返した。しかし、「2014年当時は、美謝川切替え、ベルトコンベア設置、湖面での環境調査等について、法定外公共物管理条例の対象としたではないか」と質したところ、「あの時は、協議には入っていない」と、当時の経過を全く無視した回答をした。
2014年には、4月11日に防衛局から協議文書が出され、名護市は何回か、書類の不備等を指摘するやり取りを続けた。防衛局は9月に協議文書を取り下げたが、名護市は5ケ月間の間、これらを条例の対象としてきたのである。今日も、「その際、名護市からは条例の対象ではないから、協議の必要はないとは言ったのか?」と聞いたが、課長は「それは言っていません」と認めた。
今日は時間がなく、これ以上の話はできなかったが、次回には、2014年当時は条例の対象としてきながら、今回、条例を適用しないという根拠をきちんと説明するよう求めて交渉を終えた。
年明け以後も追及を続けていきたい。
(名護市当局を追及する山城博治現闘部会長、福元オール沖縄会議事務局長)