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2017-05-03 20:51:35 | 教育

夏の水泳指導の事故防止で視点示す スポーツ庁が通知

スポーツ庁は、今夏の学校の水泳指導時などでの事故防止に向け、全国の教委や学校などに啓発のための通知をこのほど発出した。昨年発生した水泳授業での不適切なスタート時の指導とそれに伴う事故などを踏まえ、小・中学校での水中からのスタート指導や子供の水難事故が多発する夏季休業前の指導、プール施設と設備などの安全点検などを求めている。

同庁は、学校の授業などを含めた夏季の水泳での事故防止に向けて、プールの安全管理体制や施設の設備点検と確認の徹底を、毎年促している。

安全管理と施設点検では、文科省と国交省が策定した「プールの安全標準指針」を参考に、プール利用期間前の排水口の蓋の設置確認や救命具の準備などに触れた。地域の実状に即した適切な措置の徹底と衛生管理も示す。

児童生徒への指導では、水泳時の事故として、スタート時に逆さまに深く入水し、水底に頭部を打つケースが少なくないと指摘。スタート時の指導は、個人の能力に応じた段階的な扱いを重視し、教師の指示の厳守、水底や水深の安全確認などに配慮した慎重な指導を行うとしている。小・中学校の体育と保健体育では、学習指導要領で飛び込みはせず、「水中からのスタートを指導する」とされている点にも注意を促している。

児童生徒の水難事故は学校の夏季休業に入った直後に多発する傾向がある。学校で水泳の事故防止の心得を十分に指導し、PTAなどを通じて家庭にも指導の趣旨を周知する点も訴えている。

子供たちが水泳や水遊びに出かける際は、必ず、保護者や水泳の熟練者と同行するよう指導する。学校、家庭、地域で発達段階に応じ、子供が海水浴や水泳時の事故の危険性を自ら予見し、回避できる指導の充実なども強調した。