輝く未来へナイスシュート!

子どもたちは、無限の可能性を秘めています。その子どもたちのために少しでもお手伝いをしたい!

またあのプレーが見れる!

2017-06-30 21:25:35 | basketball

田臥勇太の栃木残留が決定、在籍10シーズン目の来季も「一緒に戦ってください」

6/30(金) 16:13配信

バスケットボールキング

 栃木ブレックスは6月30日、田臥勇太と2017-2018シーズンの選手契約が基本合意に至ったことを発表した。

 現在36歳の田臥は、秋田県立能代工業高校時代に史上初となるインターハイ(全国高等学校総合体育大会)、国体(国民体育大会)、ウィンターカップ(全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会)の3大タイトルを3年連続で制覇し、卒業後はNCAA2部のブリガムヤング大学ハワイ校へ留学した。2002年には当時NBL所属のトヨタアルバルク(現アルバルク東京)に入団し、2003年からは再び海外でプレー。翌年にはNBAのフェニックス・サンズと契約し、日本人初のNBA選手となった。栃木にはJBL時代の2008年から所属し、今季はチャンピオンシップを含む計65試合に出場して通算793得点(1試合平均7.1得点)217アシスト(同3.3アシスト)をマークし、チームのB1リーグ優勝に大きく貢献した。
 
 来シーズンで在籍10年目を迎える田臥は「チームメイトをはじめこのチームに関わる全てのスタッフ、そして自分達を応援してくれているファンの皆さんと共に、昨シーズン以上に力を合わせ連覇という新たな目標に向かい全力でチャレンジしていきたいと思います。皆さん、来シーズンも僕らと一緒に戦ってください」とコメントした。


日本バスケ期待の星が

2017-06-29 18:16:12 | basketball

筑波大・馬場雄大がA東京加入「充実した時間を」

6/29(木) 16:31配信

日刊スポーツ

 Bリーグのアルバルク東京は29日、筑波大4年で日本代表の馬場雄大(21)と17~18年シーズンの契約が基本合意に達したと発表した。

 馬場はダンクシュートが代名詞の大学NO・1プレーヤーで、20年東京五輪の主力候補。その進路を巡っては、Bリーグ8クラブ以上の争奪戦となっていた。8月8日にレバノン・ベイルートで開幕するアジア杯の代表候補となっており、チームへの合流は大会終了後の8月21日以降となる。

 馬場は195センチ、90キロのスモールフォワード。富山一から筑波大に進学し昨年度の大学選手権優勝などに貢献した。チームを通じて「この度、アルバルク東京に加入することになりました馬場雄大です。このチームでプレーするにあたってアルバルク東京関係者の皆様、吉田監督はじめ携わってくださった方々、両親に感謝しています。自分の夢に向かって少しでも充実した時間を過ごせるように頑張ります! 応援よろしくお願いします」と話している。


ちょっとした工夫で~困難さの改善のために~

2017-06-26 21:15:14 | 特別支援

ADHDの1日「見える化」術 福岡の臨床心理士 大人向け対処本 時間割スケジュール帳を活用

スケジュール帳の記入例。赤枠が「やるべきこと」、青枠が「ごほうび」。色分けしてバランス良く配置するのが重要というスケジュール帳の記入例。赤枠が「やるべきこと」、青枠が「ごほうび」。色分けしてバランス良く配置するのが重要という。
「約束の時間を忘れる」「部屋を片付けられない」-。発達障害の一つ、注意欠陥多動性障害(ADHD)やその傾向があって悩んでいる人を対象にした「ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック」が出版された。福岡市の臨床心理士中島美鈴さん(39)が東京の研究者と執筆した。時間のやりくりと生活面の工夫で解決できることも多いことから、スケジュール帳を活用して一日の流れを「見える化」する対処法を紹介している。

 ADHDは、脳機能の働きの偏りが原因とされ(1)集中力が続かない(不注意)(2)落ち着きがない(多動性)(3)思い付いたらすぐ行動してしまう(衝動性)-などの特徴がある。衝動性を抑える投薬治療のほか、自分の特性を知って行動改善につなげる認知行動療法が主流となっている。

 中島さんは、国立病院機構肥前精神医療センター(佐賀県吉野ケ里町)を経て現在、福岡県職員相談室や福岡刑務所などで治療に携わる。その中で、ADHDは時間の“見積もり”が苦手で、計画通り行動することが難しい人が多いと実感。社会人になって、遅刻などさまざまな問題が顕在化して診断につながる人も少なくなく、放置すると、うつ病など精神疾患を併発するケースもあるという。

 ワークブックは、東京大大学院助教時代の2009年に研究会で知り合った臨床心理士稲田尚子さん(37)=佐賀県武雄市出身=と手掛けた。1時間刻みに予定を書き込めるバーチカルタイプのスケジュール帳を使い、朝、日中、夕方と時間帯ごとの書き方を紹介。家事や仕事などの場面でよく起こるつまずきの要因を解説し、これらを乗り切るこつも説明している。

 さらに「友達とお茶を楽しむ」などの“ごほうび”を1日に1回は設定することの必要性も説いており、達成感を得てもらおうと行動のチェック欄も設けた。

 中島さんは「ADHDの人はいつも時間に追われがち。時間をコントロールするすべを身に付け、充実した毎日を送れるようになってほしい」と話している。


最近バスケの話題が多いですよ!

2017-06-23 22:21:20 | basketball

「ミスターバスケ」佐古賢一氏が日本代表コーチに

6/23(金) 19:33配信

朝日新聞デジタル

 日本代表のポイントガードとして長く活躍し、「ミスターバスケットボール」の異名を取った佐古賢一氏(46)の男子代表アシスタントコーチ(AC)就任を23日、日本バスケットボール協会が発表した。佐古氏は会見で「2020年東京五輪出場を最大の目標に、代表にいろんな風を吹き込ませたい」と意気込みを語った。

 佐古氏は中大3年で初めて日本代表に選ばれ、98年には31年ぶりの世界選手権出場にチームを導いた。いすゞ自動車で5度、アイシンで4度のリーグ優勝を誇り、40歳で現役を引退した。14年、NBLに新規参入した広島の監督に就任。B2でプレーした今季は入れ替え戦に進出したが、B1横浜に敗れて昇格を逃し、5月末に退任した。

 日本協会の東野智弥技術委員長がAC就任を申し入れたのはその直後。同じ頃、広島では監督留任を求めて10万人の署名が集まっていた。佐古氏は「葛藤は大きかった」と明かすが、悩んだ末にAC就任を引き受けたのは、五輪への思いからだった。「現役時代、五輪への切符を手に入れることができなかった。自分の夢に挑戦したいという気持ちが強くなった」

 76年モントリオール大会以来、五輪から遠ざかる日本は、東京五輪の開催国枠での出場は約束されていない。五輪前年の19年ワールドカップで16強に入ることが五輪出場の目安だが、現在の世界ランクは48位。道は険しい。佐古氏は「歴史を変えるチャンスだし、選手はそういうところにモチベーションを感じるはず。選手の相談に乗りながら、しっかり支えていきたい」と話す。(伊木緑)


ぜひ実現を!~子どもたちのよりよい教育のために~

2017-06-22 21:32:48 | 教育

文科相が学校の働き方改革諮問 中教審第112回総会で

中教審は第112回総会を6月22日、文科省で開いた。松野博一文科相は、同審議会の北山禎介会長に学校における働き方改革に関する総合的な方策を諮問。審議の視点として、▽学校が担うべき業務のあり方▽教育専門職としての教員の業務と役割分担▽教員が使命感を持って子供の指導に専念できる体制――を示した。

文科相は会合の冒頭、「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」と題した諮問文を北山会長に手渡し、今後の協議での要望点を述べた。

文科相は「教員への多様な期待がある一方で、先般公表した教員勤務実態調査では、教員の長時間勤務という看過できない深刻な状況が明らかになった」と指摘。この課題に対し、「具体的で実効性のある取り組みを進める必要がある」とした。

「長時間勤務の要因を見直す中で、教員が自ら研鑽を図る機会を持ち、教職が魅力ある仕事として再認識され、誇りを持って仕事に携われるようにしたい。これは、子供にとっても良い影響として還元される」とも話した。

学校の働き方改革の総合的な見直しでは、3つの観点を挙げ、具体的な審議を依頼した。

一つは、これまで学校が担ってきた業務のうち、引き続き学校が担うべき業務は何かを明らかにする。学校、家庭、地域、行政との役割分担のあり方や連携、協働を進めるための条件整備の検討も加えた。

2つめは、教員が教育専門職として指導に一層専念できるようになるための業務と役割について。教員が担うべき業務や役割分担に関する議論を訴えた。

3つめは、教員が子供の指導に使命感を持ち、より専念できるような学校の組織運営体制と勤務時間制度に関して。学校の特性と勤務時間や状況を踏まえた処遇のあり方などへの協議を求めた。教員が勤務時間外に自主的、自発的な判断で長時間勤務を行わざるを得ない実態をどのように改善するかの視点も重視した。

委員からは、「まず教員の業務量の軽減を行うのが重要。教員としての業務量や内容を明確化した上で、勤務時間の管理ルールや運用のあり方を定める流れが大事」「教員の長時間勤務の実態を、家庭の保護者にも理解してもらう必要がある。教員の地域行事への参加を精選する取り組みも必要」などの意見が出た。

また「今回の議論は、教員の役割の問い直しにもつながる。その際、単なる役割の分担というだけではなく、教育意義を共有、継承するためのチーム学校体制や推進のあり方を考慮する必要がある」との提案もあった。


障害者のための施策を広めたい!~障害者白書~

2017-06-21 21:59:06 | 社会

平成29年版 障害者白書(概要)(PDF版)

障害者白書とは

障害者白書は、障害者基本法(昭和45年法律第84号)第13条に基づき、障害者のために講じた施策の概況について、毎年国会に報告しているものである。

今回の白書は24回目に当たり、「共生社会の実現に向けて」、「障害者支援の充実に向けた動き」について掲載するとともに、平成28年度を中心に障害者のために講じた施策を、「障害のある人に対する理解を深めるための基盤づくり」、「社会参加へ向けた自立の基盤づくり」、「日々の暮らしの基盤づくり」、「住みよい環境の基盤づくり」、「国際的な取組」の5つの視点に立ってまとめている。

(この概要は点字に訳し、各都道府県等に配布しています。そのため、図ではなく文章での記述を心がけています。)

表紙(PDF形式:456KB)別ウインドウで開きます

目次(PDF形式:152KB)別ウインドウで開きます

第1編 共生社会の実現に向けて

第1節 共生社会の実現に向けた取組(PDF形式:580KB)別ウインドウで開きます

第2節 相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止
1/2(PDF形式:806KB)別ウインドウで開きます2/2(PDF形式:442KB)別ウインドウで開きます

第2編 障害者支援の充実に向けた動き

第1節 障害者総合支援法の改正
1/2(PDF形式:786KB)別ウインドウで開きます2/2(PDF形式:939KB)別ウインドウで開きます

第2節 発達障害者支援法の改正
1/4(PDF形式:547KB)別ウインドウで開きます2/4(PDF形式:532KB)別ウインドウで開きます3/4(PDF形式:916KB)別ウインドウで開きます4/4(PDF形式:471KB)別ウインドウで開きます

第3編 障害者施策の実施状況

第1章 障害のある人に対する理解を深めるための基盤づくり(PDF形式:600KB)別ウインドウで開きます

1 広報・啓発等

2 障害を理由とする差別の解消の推進

3 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした取組 

第2章 社会参加へ向けた自立の基盤づくり(PDF形式:617KB)別ウインドウで開きます

1 障害のある子供の教育・育成に関する施策

2 雇用・就労の促進施策

第3章 日々の暮らしの基盤づくり(PDF形式:612KB)別ウインドウで開きます

1 生活安定のための施策

2 保健・医療施策

第4章 住みよい環境の基盤づくり(PDF形式:618KB)別ウインドウで開きます

1 障害のある人の住みよいまちづくりと安全・安心のための施策

2 障害のある人の情報アクセシビリティを向上するための施策

第5章 国際的な取組(PDF形式:589KB)別ウインドウで開きます

我が国の国際的地位にふさわしい国際協力に関する施策

 

ちょっとユニークなバスケネタです(^O^)

2017-06-20 21:50:16 | basketball

土屋太鳳 バスケでも実力 1投目で決め勝利もぎ取る

6/20(火) 19:15配信

デイリースポーツ

 女優の土屋太鳳(22)が20日、都内で行われた主演映画「兄に愛されすぎて困ってます」(30日公開)の公開直前イベントに登場。中学時代にやっていたバスケットボールの腕前をファン300人に披露した。


 イベントでは、土屋とその兄を演じるGENERATIONSの片寄凉太(22)の「橘兄妹チーム」が、千葉雄大(28)、超特急の草川拓弥(22)、杉野遙亮(21)の「イケメンチーム」とサッカー、お絵かき、バスケのフリースローでガチ対決した。土屋は敵にリードを許した展開で3投勝負のフリースローに登場。見事1投目でシュートを決め、3本全部外した杉野を下し、試合をイーブンに持ち込んだ。

 さらに、司会者から「勝負はフリースローのサドンデスで」と声がかかり、土屋が「橘兄妹チーム」の5投目でシュートを決め、勝利をもぎ取った。首に「兄困メダル」をかけてもらった土屋は「こんなに緊張するとは。ようやく勝負が決まりました。よかった」と勝利に胸をなで下ろした。

 ちなみに、土屋が勝った杉野は「小5から高3までバスケットをやっていた」という実力者。さらに司会者も「練習では土屋さん、全然入らなかったのに」と証言しており、土屋が本番での勝負強さを見せる形となった。

 体育大学に通う土屋は昨年10月、TBSの「オールスター感謝祭」の「赤坂5丁目ミニマラソン」(女子1位)での激走で感動を呼ぶなど、常に全力。バスケでも抜群の運動神経を披露した。


埼玉出身のレジェンド!

2017-06-19 20:07:43 | basketball

47歳の折茂武彦が現役続行、キャリア通算25シーズン目へ

6/19(月) 14:55配信

 レバンガ北海道が6月19日にクラブの公式Facebookでライブ放送を行い、折茂武彦の現役続行を発表した。

 47歳の折茂は1993年にトヨタ自動車(現アルバルク東京)でキャリアをスタートさせ、2007年にレラカムイ北海道へ移籍。その後、チーム消滅に伴い創設されたレバンガ北海道へ加入し、選手兼オーナーを務める。Bリーグ初年度の今季は12試合の先発を含む全60試合に出場し、534得点(1試合平均8.9得点)をマーク。また、シーズン途中の11月28日には日本人初の通算9000得点を成し遂げた。

 折茂は会見で「頭の中では『半分以上もういいんではないか』という思いがあり、体力的にはキツイこともあります。正直、どこかでピリオドを打たなければいけないと思っていました」と明かしたが、「(Bリーグ)ファイナルの解説を担当して、うれしさもあり、寂しさや悔しさもありましたが、もう一度あの舞台に立ちたいと思いました」とコメント。続けて、「若い時からどうしてもオリンピックに出たくて、『オリンピックに出ればバスケットボール界が変わるんではないか』ということを信じてやってきました。2020年に東京オリンピックがありますが、バスケットボールを始めた時からの夢を諦める必要はないと思っていますし、現役である以上はそこを目指していきたいです」と決意を語り、「北海道のために全力を尽くしてがんばっていくという思いも変わらないです」とクラブへの思いも口にした。

BASKETBALL KING


新チーム修行第1弾~充実の4時間~

2017-06-18 20:30:42 | basketball

新チーム初の対外活動。初雁中さんと合同練習を2時間半、練習ゲームを1時間半がっつりと行いました。他校とのプレーは緊張感があり、日常の練習よりも身に付くことが多いのが長所。チームのスタートにこうした活動を入れたことは大正解であったように思います。特に練習ゲーム(1ビリ5分ゲーム)を数多くこなすことができ、全員が3ゲーム以上プレーできたことは収穫でした。

明日はオフなので、明後日から今日の反省を生かして練習を重ねていきましょう!


代替わりしてもよさは不変です!

2017-06-17 18:16:32 | basketball

新チーム初の週末練習。1・2年生だけになってしまったので寂しいかな?と思っていたところ、三代に渡るOB10名が体育館に来てくれて、後輩たちの練習相手をしてくれました。また、3名の保護者の方々も見学していただき、とっても活気のある練習ができました。代替わりをしても変わらないOBたちの協力わがチームの最高の伝統です 


発達障害の改善に向けて光明が……?

2017-06-16 21:29:36 | 特別支援

発達障害などに関わるタンパク質を発見 マウス実験で

LRFN2欠損マウスの症状(研究報告から)LRFN2欠損マウスの症状(研究報告から)

長崎大学医歯薬学総合研究科の有賀純教授らの研究グループは、神経細胞の膜に存在するタンパク質LRFN2が、脳の発達に伴うシナプスの成熟に重要であるのを発見した。LRFN2が欠損したマウスには、発達障害・社会的行動障害の状態像によく似た傾向が見られた。この結果から、LRFN2の遺伝子変異を探索したところ、自閉スペクトラム症などの患者のLRFN2の機能に異常をきたす遺伝子変異が見つかった。

LRFN2は、シナプスの中のグルタミン酸などの神経伝達物質を受け取る部位。グルタミン酸受容体の位置を決めるPSD-95タンク質に結合し、受容体の量や記憶の基礎となるシナプスの性質を制御しているのが、詳細な解析の結果から分かった。

同研究では、LRFN2の脳での役割を知るために、LRFN2欠損マウス(ノックアウトマウス)を作り、各種の実験を通して行動を観察した。

欠損マウスは単独で飼うと正常マウスと同じ体重になるが、集団で飼うと軽くなる。このことから研究グループは、欠損マウスの社会性に着目。

欠損マウスの飼育ケージに新入りの正常マウスを入れると、欠損マウスは床敷の下にもぐって逃避行動を見せ、新入りとの接触を避けた。通常は超音波で他のマウスとコミュニケーションを図るが、欠損マウスではその頻度が低減していた。これは、社会的引きこもりの行動パターン。また欠損マウスは正常マウスよりも、特段に長く回し車の中を走った。これは、特定の行動に強くこだわる常同行動の傾向。

音に対する驚愕反応も特徴的だった。強い音に対する驚きは、通常、その音が発する前に驚きには至らないの程度の音を鳴らしてからだと、驚愕反応のレベルが下がる。欠損マウスでは、この驚愕反応レベルの低下があまり起こらず、反応は増強していた。これは、発達障害や統合失調症を含めていくつかの精神疾患に共通する感覚過敏を示していた。

その一方、迷路実験で不快な電気刺激の位置を覚えるエピソード記憶(空間記憶+恐怖記憶)については、記憶の増強に関わるシナプス伝達の長期増強が、欠損マウスの方が正常マウスよりも上がっていた。

こうした知見を踏まえて研究グループは、欠損マウスに表れた行動異常が、自閉スペクトラム症や統合失調症の患者の症状と似ていると考え、患者の遺伝子材料を用いてLRFN2の遺伝子変異探索を行った。

その結果、患者群にだけ認められるミスセンス変異(タンパク質の構造や機能に影響がでる遺伝子変異の一種)があるのが分かった。培養した海馬の神経細胞に、正常なLRFN2タンパク質とミスセンス変異を持つLRFN2タンパク質を産生させて比較したところ、患者由来のミスセンス変異を持つLRFN2は、PSD-95タンク質と結合する能力が低下しているのが分かった。

研究グループは今後、社会的行動を担う脳の回路がどのように作られ、LRFN2がどのような役割を果たすのかについて詳しく調べていき、分子レベルから脳の異常を解明し、適切な治療薬の開発につなげていきたいとしている。