「目標へ向かっていける」 制裁解除後、初の国際試合で笑顔の選手たち/バスケ
サンケイスポーツ 8月13日(木)20時23分配信
バスケットボール女子日本代表は13日、千葉市・千葉ポートアリーナでの国際強化試合で台湾に92-52で快勝した。
日本バスケットボール協会(JBA)が国際連盟(FIBA)の資格停止処分を正式に解除されて以来、初の国際試合。試合後、主将の吉田亜沙美(27)=JX-ENEOS=は観客に向けて、「ご心配をおかけしましたが、制裁も完全解除されたので、最高で最強のチームを作り、盛り上げることが私たちの仕事」とあいさつした。
「解除され、迷うことなく目標(であるリオデジャネイロ五輪出場権獲得)に向かっていける」と吉田。「川淵(三郎JBA)会長のおかげでバスケをできていることを忘れず、戦っていきたい」と、プレーできる喜びを話した。
「私たちは制裁が解除されると信じて(練習を)やってきた。その気持ちは変わりませんが、川淵さんが取り組み、作ってくださったチャンスを生かして、五輪につなげたい」とは、3点シュートを5本決めて流れを奪った栗原三佳(26)=トヨタ自動車。「今回の件で、応援してくれる人の数が増えました。それを逆にプラスに考えたい」と前向きだ。
15、16日に国際親善試合の2戦を終えると、次はいよいよリオ五輪出場権をかけたアジア選手権(8月29日~9月5日、中国・武漢)。2年前の優勝メンバーだった間宮佑圭(25)=JX-ENEOS=は「もう一度、女王の気分を味わい、さらにリオへいけるという気持ちをかみしめるために、何が何でも優勝したい」と力を込めた。