つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

ざぶとんコンサート行ってきました

2011年02月14日 09時00分23秒 | コンサート
昨日は、呉の曹洞宗「神応院 」さんの涅槃会の法要の中の「ざぶとんコンサート」に招かれて演奏に行ってきました。



実は10年くらい前に一度演奏に行っていたので、二度目になります。

例によって話も交えて1時間ほど演奏してきました。

ベートーヴェン作曲 モーツァルトの歌劇「魔笛」より12のバリエーション ヘ長調
グラズノフ作曲 「吟遊詩人の歌」
ハーバート作曲  チェロ協奏曲第2番より第2楽章
ドボルザーク作曲 「森の静けさ」
シューマン作曲  「アダージョ&アレグロ」

という内容でした。この中のハーバートだけ初めて演奏する曲だったので、YOUTUBEで探したらすぐに見つかり、おまけに楽譜まで手に入ったので、今回演奏することが出来ました。
なかなかいい感じの何か映画の1シーンでバックで使えそうな、ムードを持った曲ですよ。
アンコールピースに加えてもいいかな? と思います。

ところで、この日はお寺の行事としては「涅槃会」(ねはんえ)お釈迦様がお亡くなりになった日を偲び、その残された法ーーー仏教のお経にたくさんのお話がありますが、そのひとつずつが、全てお釈迦様とその弟子との問答になっていて、いろんなことに対して諭されたりお勧めされたり、悟りの世界から見て我々に解るように、方便(譬え)を使って話されているのです。亡くなる前に弟子たちに「我なきあとは、法をよりどころにし、なんじ自身をよりどころとせよ」「弟子たちよ、諸行は無常である。怠りなくつとめなくてはならない」これが最後の言葉だったそうです。ーーーのことを改めて思いめぐらすことが、大事なことだと思います。

本堂の内陣に掛けてあった「涅槃絵」です。



僕は、コンサートの曲にはあまりそのことを意識していなかったので、せめてアンコールの時くらいはお釈迦様に向かって演奏をしたいと思い、献奏したのです。
バッハから5番と4番のサラバンドを弾きました。

あまり馴染みのない曲が並んでいた割には、拍手が暖かく感じることができたのは、気のせいかな?

演奏後は、そこのお寺の寺族の方々と、懐かしい話を沢山させていただき、帰路につきました。

実は、ご当地もので「鶴屋安芸」という饅頭屋があり、これを買って帰りましたら、両親は痛く喜んでおりました。みなさんも、呉に立ち寄った際は、どうぞ一度食べてみんさいや!

ではでは