つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

お庭コンサートを終えて

2009年05月20日 06時35分49秒 | Weblog
先日、何とか無事にお庭コンサートが終わりました。

とにかく、今回は天気が一番の心配事でした。予報の時点で当日は雨のちくもりだったのです。そこで、予報どおり雨だった時のバージョンと、晴れ(雨以外)のお庭の中でのバージョンを考えました。
元来、僕はいわゆる「雨男」でしたが、昨年のNHKのBSの収録の時より、少しずつ汚名返上しつつありましたので、今回もその運が本物かどうか試されるようでもありました。
が、しかし、予報よりも雨が降り始めるのが遅く、夜半に降っているはずが、朝起きた時はまだ降りそうにもなく、ようやく降りだしたのが10時頃だったので、もう殆ど外での演奏は諦めていました。
ところが! 演奏を始めてしばらくした頃から雨も上がり、段々空が明るくなってきました。
皆さんにも相談してみましたが、自分が決めればいいことなんで、まず木の下に入り、松の木の幹を叩いて雨しずくが落ちてこないことを確かめてから、後半の演奏に入りました。
多少湿気が残ったものの、それまでが余りにも乾燥していたので、むしろ楽器の鳴りはしっとりといい感じでした。ときおり吹く風や鳥の鳴き声に包まれながら、演奏を続けました。

演奏曲目ですが、
バッハ 無伴奏組曲 第2番より「プレリュード」「アルマンド」「サラバンド」
ブリテン 無伴奏ソナタより 「ラメント」「セレナータ」
黛敏郎 「文楽」
 休憩
コダーイ 無伴奏ソナタより 「第2楽章」
レーガー 無伴奏組曲より 第2番 「第1楽章」「第3楽章」

ちょっとNHKの収録ではやれなかった「こだわり」で構成しました。
西洋から東洋へ、また西洋へという流れを感じてみようという試みを、一緒に聴いて下さったわけですが、いかがでしょうか?
演奏中は、曲間で「あれ、これで終わりなの?」という感じの空気があったので、ちょっとどうかな?という心配もありましたが、あとで懇親会をした時には、僕の思いを汲み取って聴いて下さった方もおられましたので、まずは好しとすることにしますかね?

同業者のかたにも意見を頂けたら幸いです。

では