つれづれ日記

チェリスト秋津のつれづれな日記です。

まめ知識

2009年05月15日 03時00分36秒 | Weblog
さて、今日はマメのお話です。

えー、今からお話するのは、最近始めた家庭菜園の豆のことではないです。
マメな人という、真面目なことについて、でもありません。
じゃ、何かと申しますと、指にできるマメのことです。
実は、今週末にお寺のお庭で「お庭コンサート」をします。
ちょうど1年前にNHKで「クラシックコンサート」の収録をしましたが、その前に予行演習的に自宅のお寺でリハーサルをしたのです。
その時に、お友達を招いてお庭でチェロを弾いたのですが、それが結構良かったようで「またやって下さい!」だったのです。
時期的にも、ちょうど新緑に花盛り、気温も湿度もちょうど良いこともあって、今年も同じ頃に計画しました。
さて、今回のプログラムの中に「文楽」があります。この曲は三味線の音を模倣しているために、いわゆる「ピツィッカート」という指ではじく奏法が沢山出てくるのですが、これを練習するとすぐ指にマメが出来ます。でも、これでは痛くて演奏出来ません。そうなんです、マメの成れの果て、いわゆるタコになるまで仕込まないといけないのです。
あ、参考までにどうやって作るかというと、
まず、一度痛くなるまでバンバン弾いて、マメを作ります。
そうしたら、何日か休んで痛みが少なくなってくると、今度は少しずつ弾いていくと、痛みにあまり悩まされなくて練習も出来るし、マメも順調に硬くなっていきます。 これで完成です。
でも、この手のものは常にあるほどでもないので、そういう曲を弾く時は事前に計画的に指に作っておくのですが、今回ちょっと計画が悪くギリギリになりそうで、今ようやく硬くなってきたところです。いちにも、ににも、さんしがなくて、おやゆびにも。ちなみに、どの指ではじくのかというと、人差し指、中指、親指。いろいろ使い分けします。

間に合うといいなあ?



では、最期に身体に出来るマメのことは「肉刺」と書くようです。