西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

芸者

2017-10-26 | 浮世絵
これは2代目歌川国貞(文政6〜明治13・1823〜1880年)の浮世絵だ。
制作年は明治2(1869)年だ。
タイトルは「風流 月三夕」とある。

柳橋の芸者、やっこが宴席で踊っているという図だ。

    

桂人形

2017-10-25 | 浮世絵
これは2代目歌川国貞(文政6〜明治13・1823〜1880年)の浮世絵だ。
制作年は安政4(1847)年。
両国回向院境内の桂人形・ごぜ(女盲人)の宅とある。

ごぜが子供に三味線を教えている場面を、人形で作ったのだろうか。
それにしてもよく出来ている。

  

大阪芸大

2017-10-24 | 仕事関係
きょうは大阪芸大の日でした。

恐怖の坂であまり痛みを感じませんでしたので、
腰の調子は先週よりは少しはいいかな、という感じです。

      学生食堂の横で、着物レンタル屋さんが店開きをしていました。
      もうそろそろ卒業式の準備でしょうかね。
     

忠臣蔵二段目

2017-10-23 | 役者絵
これは2代目歌川国貞(文政6〜明治13・1823〜1880年)の役者絵だ。

昨日、一昨日の絵と同じシリーズで
慶応1(1865)年5月の市村座
「忠臣蔵形容画合」(ちゅうしんぐらすがたのえあわせ)の舞台を描いている。

桃ノ井下部橘平 市村家橘/同紀の平 沢村訥升/同鶴平 坂東彦三郎
とある。

この段は人間が演ったのだ。
それにしても浄瑠璃を弾いたり、語ったり、人形を遣ったりと、
役者はよく働くものだ。えらい!

     


忠臣蔵五段目

2017-10-22 | 役者絵
これは2代目歌川国貞(文政6〜明治13・1823〜1880年)の役者絵だ。

昨日の絵と同じシリーズで
慶応1(1865)年5月の市村座
「忠臣蔵形容画合」(ちゅうしんぐらすがたのえあわせ)の出語りを描いている。

忠臣蔵は人形浄瑠璃の「仮名手本忠臣蔵」が本家本元だから、こういう演出があるわけだ。

黒子は嵐吉六。
役は人形遣いとなっている。
「与市兵衛 定九郎 人形早替わり」とある。

定九郎の人形を遣っているのは市村家橘だ。
家橘の名の上に西川伊三郎とあるのは、伊三郎役という意味だろう。
伊三郎家は人形遣いの名門で、この時は4代目だ。