西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

しのぶ会

2010-06-20 | プライベート
今日は、私の人生の師匠ともいえる大切な人をしのぶ会がありました。

4月に85歳で亡くなりました。
母を亡くしてほんの半年後の出来事で、とても辛かったです。
東京の父と慕っていた方で、30年以上ものおつきあいがありました。
目白に「蔵」と「丁」という日本料理屋さんと、「キャフェ水野」という
コーヒー屋さんを経営なさっていました。

お名前は世襲で、水野蔵左衛門とおっしゃいます。
まだデザインという職種が市民権を得ていない時代から、工業デザインをなさっていらして、
弟さんはファッションデザイナーの水野正夫さんです。

4月1日が誕生日で、毎年誕生パーティーをしていらしたのですが、
70歳の古稀のパーティーを機に、「きんざら会」と銘打って、
泊りがけの宴会などに発展していきました。

70歳が古代稀などといわれていたのは昔の話、
近年70歳などざら、という意味で“キンザラ”と名付けたのです。
ことほど左様に、発想と行動のユニークな先達で、
私もおおいに触発されて成長しました。
今日は故人を慕う仲間が集まって、当人抜きのきんざら会を盛り上げました。

右から、水野正夫夫人、和子氏(やはりファッションデザイナーです)
私・蔵左衛門氏秘書の北川氏・伊東深水氏の息子嫁、勝田氏。
その後ろにある写真の主が蔵左衛門氏です。

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