甚内の読みは的中し、僧や武士、貴顕のやんごとなきお方までもが
芝居見物にかこつけて押しかけ、
遊女町は連日大盛況となった。
京では遊女かぶきや女かぶきの他に、
男児の一座や、男女入りまじりのかぶき踊りなどが出現し、
女浄瑠璃、遊女能なども現れた。
それほどの需要があったのかと思うが、みな目的は芸の後にある。
女浄瑠璃太夫は浄瑠璃を語りながら人形を使うので
芸もさることながら、容姿の良し悪しが大事となる。
事実、女浄瑠璃を率いる超美形の六字南無右衛門(ろくじ・なむえもん)は
豊臣の重臣、浅野幸長に請出されたりしているから、
遊女と同じような扱いだったのだろう。
〓 〓 〓

photo by 和尚
芝居見物にかこつけて押しかけ、
遊女町は連日大盛況となった。
京では遊女かぶきや女かぶきの他に、
男児の一座や、男女入りまじりのかぶき踊りなどが出現し、
女浄瑠璃、遊女能なども現れた。
それほどの需要があったのかと思うが、みな目的は芸の後にある。
女浄瑠璃太夫は浄瑠璃を語りながら人形を使うので
芸もさることながら、容姿の良し悪しが大事となる。
事実、女浄瑠璃を率いる超美形の六字南無右衛門(ろくじ・なむえもん)は
豊臣の重臣、浅野幸長に請出されたりしているから、
遊女と同じような扱いだったのだろう。
〓 〓 〓

photo by 和尚