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西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

三田村鳶魚

2014-12-11 | 三田村鳶魚を読む
三田村鳶魚(みたむら・えんぎょ)という江戸文化・風俗研究の大家がいた。
明治3年生まれで、昭和27年に83歳で亡くなった。
江戸を研究する人なら知らない人はいないというほどの「江戸学」の教祖的存在の人だ。

あまたの著書の中に
昭和4年博文館発行の『江戸時代のさまざま』という本がある。
これは父の蔵書から見つけた物で、
ずーっと手許にあったのにしみじみとは読まずじまいできた。

「舞子・芸子」に関心を以って改めて見てみると、
当然と言うか、ぴったりの項目がある。

814ページにも渡る本なので読み切って書くのはやめることにした。
抜き書きしながらやってみようと思う。

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 photo by 和尚

舞子・芸子

2014-12-10 | 三田村鳶魚を読む
私が『長唄を読む』という本を書くきっかけとなったのは、
沖縄から入ってきた三線が日本人の嗜好にあうように改良され、
ほんの100年ほどの間になぜ、どうやって日本中に広まったのか、
という単純な疑問からでした。

出雲阿国が「かぶき踊り」を初めたことで、
それが「遊女かぶき」や少年一座、男女入り交じりの寸劇の一座などに伝播し、
彼らが各地を巡業することで広がっていったというのは確かなのですが、
それ以外に「舞子・芸子」(現在いうところの舞妓・芸妓ではありません)
という存在が大きかったのではないか、ということに最近気づきました。

まだ全体像は把握できていませんが、
ブログを書きながら思考を固めていこうと思います。


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 photo by 和尚