ありがとうの心

三人でよく行く中華料理屋さんがあるのですが、チイ子が産まれる前から、
産まれたあとの小さい頃もずっとコンスタントに通っています。
久しぶりにチイ子と二人の時に行ってみました。

お気に入りは「タンメンセット」で、タンメンに餃子、ご飯まで付きます。
二人で食べるにも少し多めの量だったので、最後の最後、白ご飯が少しだけ
残ってしまいました。チイ母は限界に達していたので、申し訳ないけど少し残そうか、と言うと

「ちいこ、もったいないから食べるよ。かして。」

無理しなくていいよ、苦しくなるほど食べなくていいからね、と言うと
「うん、大丈夫。」
と言ってモグモグ食べ始めました。すでにおかずは無い状態。
しばらく食べるとさすがにお腹いっぱいになったのか表情が曇ってきました。笑
よし、チイ子がせっかく頑張ってくれたからママも頑張ってあと少し残ってるの食べるね、と
何とか全部食べきりました。
その直後チイ子の言葉に感動。

「お百姓さんありがとう、だね。」

何となくご飯を食べる時に言ってきた言葉なのかもしれないけれど
こうやってチイ子の口から聞く事になると不思議な気もします。
お百姓さんに感謝する子供に育ててやるぞ～！と意気込んできた
わけでもないのに、自然とそういう発想が根付いているところに子供の
素直さを感じました。本当にどんどん成長してるんだなぁ～。

食べ終わってレジに向かうと、いつものアルバイト（？ずーっといるので娘さんかな）
のお姉さんに

「お願いします！」

と伝票を渡した後、その伝票がコップの下敷きになっていたので水に濡れていたのを

「濡れてるけどごめんなさい。」

と付け加えたチイ子。するとお姉さんが笑ってくれました。「いいよ～。大きくなったねぇ」
久しぶりに来たのでお姉さんから話しかけてくれました。
「言葉も上手になったね。」
チイ子はすごく嬉しそう。
こんなところにもチイ子の成長を見てくれてる人がいるんだと思うと
チイ母まで嬉しかったです。