チイ子の日記

今日も元気に頑張ります!

思い出

2016-07-31 21:35:12 | Weblog
先日チイ子とファミレスに居た時の事です。店員さんのちょっと甲高くて鼻にかかった声を聞いてチイ子が「Jの声にそっくり。あーいう声だったなあ」
Jとはミドルスクールで友達だった女の子のようです。声で友達を思い出す事もあるのですね。どんな子だったの?
「L軍団の1人だよ。」
Lというのはチイ子がアメリカに来たばかりの時から同じクラスのボスの女の子で、スシがアメリカのものだと難癖をつけてケンカしたりもしていた子です。その学年のボス中のボスでした。チイ子は結構その子とよくケンカをしていましたね…
じゃあJも嫌な感じの子なの?

「そんな事ないよ。Lが強すぎて逆らえなかっただけで、普通にいい子。ミドルでは友達だったし」

そのJちゃんがスシ事件の時も側で見ていたらしく、その時の事を後々になって話してくれたそうです。Jちゃん曰く

「Lはすごく強いボスだから誰も逆らえなかったの。『じゃあみんな、明日はお揃いの〇〇を身に付けて学校に来てね』とか、『みんなで〇〇に行こう』『みんなで一緒に〇〇しよう』なんて言われたら、内心えー!やだなと思っていても逆らえる雰囲気じゃなかったの。それなのに、言葉も話せない女の子がLと戦ってるっていうので学校中がビックリしたんだから!!なんて勇敢なんだろうって思ったよ。」

チイ子にとってはいつものケンカの一戦なのですが、他の、特に女子には相当ショッキングな事件だったようです。あの時は英語話せなかったのによくLとケンカできたね〜と言ってくれたそうです。当時4年生。2年後も覚えてるなんて相当なインパクトだったに違いありません。

余談ですが、その後最強だったLちゃんは一度失脚し、ずいぶん大人しくなったと思ったらいつの間にかまたボスに返り咲いたすごい人物です。
チイ子が強いのも向こうは充分承知なので、しばらくしたらケンカは売られなくなったそう。その逆でグループ勧誘などもあったみたいだけど、チイ子は付かず離れずでお付き合いしていたようです。Lちゃんみたいな子は将来どういう人物になるのだろうと興味津々…サッカーチームに所属していてスポーツはかなりイケてる方らしいです。ちなみにブロンドヘアのとても可愛らしい感じの子です。

ところで最近までサマースクールに通っていたチイ子。英語漬けの4日間でしたが、やはり英語力が落ちていると実感したそうです。特にライティング。長い文章はなかなか書くのが難しいようで、アメリカに2年7ヶ月いて一番身につかなかったライティングが今も最も不得意なのだそうで。この力を伸ばすのは至難の技な気がします。話すのと聞くのは今もバリバリ得意だそうで、ネイティヴの先生との会話でわからない事は一つもないくらい理解出来るし、話すのもとっても楽しいと言っていて一安心です。しかも先生がユーモアたっぷりの面白い先生だったそうで、毎日とても楽しく通っていました。10時から5時まで日本語禁止で英語を話しまくってきたので今すごく英語力上がってる!と言っています。なるべく維持し続けられればいいなと思います。

強いライオン

2016-07-16 20:28:08 | Weblog
あのアゴ突き出し恫喝事件から何日か経ち、今日は大丈夫だった?といつも聞いてしまいます。
チイ子曰く何にも音沙汰なしとのことで少しホッとしています。首謀者Hちゃんはまた通りすがり、すれ違いざまに何かブツブツ小声で言ってたけど「はあ?大きな声で言ってみろよこのチキン」と言い返したそうです…(強!)

こんな風に言う関係ではなかったはずだけど、そろそろもう我慢の限界が来てる様子。
取り巻きに関しては威勢が良かったのは一度だけで「向かってきてもコテンパンにやられるだけって事が解って近付いて来ないんじゃないの?」などと言います。

群馬のおばあちゃんは心配して
「最近の子はこわいから変に恨まれたりしないか心配だけど」
と言っていた事を本人に伝えたら

「私も『最近の子』だから大丈夫。人間とライオンが闘ったらライオンが勝つけど、ライオンとライオンが闘ったら強いライオンが勝つでしょ?」

強いライオン…上手いこと言います。

さて、ヴァイオリンの方はなかなか忙しいスケジュールですが、焦るのは先生と親ばかり。チイ子はどこ吹く風でマイペースに細々練習しています。夏には二つのコンクールに出る予定ですが、違う曲(ヴュータンとサンサーンス)で出る為忙しいです。
今日でとりあえずサンサーンス3番の1楽章は終わり。ヴュータンに戻ります。そのコンクールが終わったらまたすぐサンサーンス1楽章に戻り、本選にもし残ったらサンサーンスの3楽章で勝負する戦略のようです。先生の頭の中では着々と準備が進んでいます。我々今ひとつ追い付いてないのですが…

サンサーンスと格闘していた時、
「重い重い!!!これはフランスの音楽なのでもっと軽くないと駄目なの。ドイツの音楽みたいに弾いてはだめ。そして必ず一拍目にアクセントが来るわけじゃないのよ。自然現象みたいに。風が吹くようにサラサラと弾くの。フランス語とドイツ語の違いを見てみても解るでしょう?」

なるほどです。チイ子はどうしても重く重く弾いてしまうクセが抜けない様で、重い!という言葉を何度も何度ももらってしまいました。
今ではかなり軽くなってると思います。

エチュードはパガニーニのカプリース13番をさらい直しています。アメリカの先生とまるで教え方が違うので、新しい曲を弾いているかのようです。。今の自宅は仮住まいで入口が狭くてピアノが入らなかったので音程を取るのが難しく、あまり綺麗にはまってないとのご指摘。
「ピアノがないとキツイわねぇ」と先生。冬には元いた所に戻れるのでピアノも置けるのですが、この夏はたまにピアノのスタジオなどを借りて練習するくらいしか方法がありません。

「このパガニーニ13番は下の音をしっかり取って、上の音を乗せると綺麗なのよ」

そのアドバイスの後の練習ではしっかり下の音を捉えて弾くよう注意したら冒頭のキモの所が上手くいき、今日は「すごく綺麗になった」と褒めて頂きました。
のんびりとしか練習していないけど、何だかスケジュール的には上手く運んでいるようです、なぜだろう。

とりあえずただいまレッスン後新幹線に飛び乗り京都です。祇園祭も何年ぶりかな?つい最近チイ子の浴衣を新調したばかりなので、早速祇園祭で着てきました。
ものすごく品良く着物を着こなしているご年配の販売員さんがかなり時間をかけて丁寧にチイ子の我が儘に付き合ってくださり、紺地に控えめな白い花柄の落ち着いた浴衣を選びました。帯もそれほど明るくないピンク色。若い子があんまり選ばない渋いチョイスらしいので、もう身長も同じくらいだからいつか母も借りたいと思います。


いじめ?ではない。

2016-07-13 18:48:41 | Weblog
ママ〜私いじめられてる!と帰るなり言ってきたチイ子。え?!いじめられてるの?チイ子が?!
さて、まず話を聞こうか…

今日プールがあったのね。それで私更衣室にバスタオル忘れちゃって、1人で取りに戻ったら、その日見学の子たちがかたまっていたからどうやってバスタオル取ろうかなーって少し考えて入口の所にいたら、いきなり「お前は向こうだろ?!さっさとあっち行けよ!ほら、さっさと行けよ!」とアゴを突き出してある女子(!)に恫喝されたそう。

その女子とは、チイ子が入学した頃から友達のHちゃんの取り巻きで、全く話した事は無かったようです。このHちゃんという子が曲者で、仲良しだと思ったら気分によってガラリと態度が変わり無視されたり…それでも最初の方から仲良くしていた手前無下にはせずに上手く距離を取りながら付き合っていたんだそう。それでも決定的に向こうが無視を決め込む関係になってからほぼ相手にしていなかったらしく、Hちゃんはチイ子の事をよく思ってなかったのか取り巻きの子とこっちを見て通りすがりにヒソヒソと悪口を(わかりやす!)言っていたんだそう。でもクラスも違うしほとんど害は無かったんだとか。害さえ無ければ陰口もどうでもいいチイ子。それがとうとう今日の出来事に。

「はあ???????」

当然キレるチイ子…

「あのね〜あなたと私初対面だよねえ。人間違いしてませんかあ〜??そのメガネは度が合ってるのかなあ〜???」

ポカーンとする相手の子。さらに追い討ちをかけるチイ子。

「あれ。聞こえない?頭だけじゃなくて耳も悪いのかな???
あのねー?(大声で)メガネの度は合ってますかー」

そして

「あれ?日本語わかんないか〜ペラペラ…(英語で同じ内容を言いなおすチイ子)」

「次は気を付けなね〜。」

最後まで相手の子は言い返して来なかったそうです…おそらく全くチイ子の性格を知らなかったのでしょう。あれだけの勢いで脅せば大抵の女子はビビると思っていたに違いない。そしてチイ子に久々に火をつけてしまいましたとさ。

思い返せば、そういう風にガンガンぶつかってくる子を今まで何人なぎ倒してきたことか。ちょっと久しぶりだね、と母が言うと、
「そうなんだよ〜久々燃えたわ。そういう子最近いなかったからね〜」

日米の経験から多少の事では全くビクともしない事がやはり明らかになりましたとさ…

ちなみに、英語で言い直していたくだりで、最近アメリカから来て日本語がイマイチわからないハーフの友達Kちゃんは、チイ子が口撃されている内容が全く理解出来なかったけど、アゴを突き出す仕草で何か悪いことを言っていると察知したんだとか。

その口撃の最中、
「この子は何を言ってるの?FワードとかBワード(アメリカでは絶対言ってはいけない言葉)とか?」

と聞いてきたので、「まあそんな所だよ」と教えてあげたんだとか。そして、メガネの度合わせた方がいいよ〜と言った時に「そーだそーだ」と英語で応援してくれたと言ってました。

しかし、今回の首謀者と思われるHちゃんですら、チイ子の激しい性格を知らなかったに違いない。なぜなら、チイ子は一度友達になったら結構大事にするし、もしケンカしてもそれほど強い口調は使わないし、本気を出すのはたいして友達でもなく向こうが本気でイヤな態度で向かってきた時のみ。意外と友達想いなのです。

でもこの一件で取りあえずもう近々チイ子の性格が皆さんに知れ渡ってしまいそうです…
しかしチイ子に正面から堂々と来るとは。今後はあんまりこじれないようにしてねと言うと

「だいじょーぶ。もしなんか言ってきても色々何ていうか考えてるから。あー楽しみ。」

久々の試合に興奮するチイ子でした…

苦戦しました。

2016-07-02 14:42:09 | Weblog
チイ子のカルタ熱はどうやら覚めたようです。パフュームの曲もあまり歌わなくなってきました。
ブームは去ったものの、百人一首は半分くらい暗誦出来るようになったようです。半分ってところがチイ子らしいのですが…

先日ヴィターリのシャコンヌの発表が終わりました。一週間位前まではまだ拍の取り方に苦しんでいて、先生からは
「黒玉と白玉の数くらい数えて来なさいよ(四分音符、二分音符等の事です)」
とお叱りを受けたりした状態だったのに、もっと言えば前日までそれほど良い出来ではなかったのに、本番は上手くこなしました。先生からは珍しくお褒めの言葉を頂き、有頂天で帰り道躍るチイ子さん。
「私そんなに褒めないでしょ?だから今日は良かったって事よ」
という先生のお言葉がとても嬉しかったようです。

レッスンの合間に伴奏の先生との特別レッスンを入れてもらい、丁寧におかしいところを見て頂いたおかげで、複雑な箇所がクリアになったようです。このヴィターリのシャコンヌという曲は、伴奏と合わせるのがとても難しく、ピアノの音を聴きすぎると失敗するようで結構苦しみました。

次はサンサーンス3番のコンチェルト、久しぶりの大曲です。おそらく夏のコンクールにはこの曲を使う予定のようで、お付き合いが長くなりそうな予感がします。早速次のレッスンまで4日間しかないのに一楽章を譜読みする課題を出されましたが、チイ子は涼しい顔で、「5ページしかない、楽勝」などど言ってます。ギリギリで苦しむ姿が見えるようです。