京都四泊五日(長!)の旅から無事帰ってきました。きっとおじいちゃんおばあちゃんは相当お疲れに違いありません。本当にありがとうございました。行きはなんと始発。5時前に家を出ました。そして大阪に寄り道してたこ焼きなど食べてから京都入り。のっけから詰めてくると思ったら、次の日からは朝はかなりゆっくり起きて相当もったいない時間の使い方をしていたようです。やはり中学生、三人寄るとおそらく夜更かしが激しいのでしょう…祇園、八坂、伏見稲荷など1番行きたかった場所は観光できたようです。チイ子は生まれてからずっと京都に行ってるのに、そんな場所に自分から行きたいなんて一度も言ったことなかったのに、やっぱりお友達といるとどこにいても楽しいのでしょうね。また三人で行きたい!と今から言っています。。。帰りは残念ながらチイ子だけ新幹線。その日の午後から早速伴奏者の先生とピアノ合わせでした。指が回らないのは明らかに練習不足。でも伴奏の先生はとっても優しい方なので、(旅行帰りという事情もご存知)叱られることもなく、何とかレッスンは終えました。問題はその翌日の先生とのピアノありのレッスンでした。京都でたくさん楽しい思いをしたのだから、多少は犠牲を払って練習するのかと思いきや…かなり渋ってコタツでゴロゴロしていました。本気で怒って色々言いましたが、あんまり効いていない様子。もうダメだと思ったけど、最終的にはなにか思うところがあったのか集中して練習をしていました。先ほどレッスンを終えて、何とかなったような手応えがありました。今週試演会と入室式でスケルツォタランテラを弾きます。たった4、5分の曲ですが、とてもスピード感のあるカッコいい曲です。まだ雑音がかなり目立つ状態ですが、本番はかなり間近なので、どこまで仕上げられるか見てみたいと思います。チイ子を信用して送り出した先生を裏切ることのない演奏をして欲しいものです。
学校も終わり春休みに突入です。成績表も、二学期よりは上がったし(でもなぜか英語で5は取れない)良かったと思います。本当かどうか知りませんがチイ子が言うには、三学期はみんな成績が下がるものなのだそう。その中でも上がったのはいい傾向なんだそうです。。
もう一つ嬉しい事がありました。前回の音楽教室の実技試験の結果が良かったらしく、毎年春に行われる音楽教室の入室式で演奏を依頼されました。これはとても名誉な事で、音楽教室は中学三年生で終わりなので最終学年で任されたことにチイ子はとても誇らしさを感じていました。
ですが、ここで問題が一つ…まさかそんな事になるとは予想もしていなかったので、三月末にお友達と青春18キップを使って京都に旅行する予定を立てていたのです。そこに突然の入室式での演奏依頼。しかもいつも伴奏して頂いている先生が突然の事で当日は他の仕事があり駄目で、今まで組んだことのない先生に伴奏をしていただく事に。
これには悩まされました。旅行に行かせたくない先生。どうしても行きたいチイ子。中止する、予定を延期する、日程を短縮する、どの妥協案にも首を縦に振らないチイ子。
「今までのY先生ならなんとかなったけど、新しい先生となると、合わせを今まで以上の回数入れないと間に合わないのよ」
「本当は実技試験の結果次第で選ばれることは予想していたけれど、先にそれを伝えてしまうとそれが変なプレッシャーになって演奏にあらわれてしまうと困るので言わなかったの。なのにあなた、『〇〇日から友達と京都のおばあちゃんちに旅行に行きます』なんて先に予定決めちゃって。こんな事態を予測してたわよ」
と先生も呆れ顔。
「でも、点数次第では弾けるかもしれないと思っていて、駄目だった時のダメージもあるから。理想はちゃんと野心をもって狙うけど、それが叶わなかった時にはしれっと『そんなつもりはありませんでしたのよ』という態度がとれたらベストなのよね。」
先生のご配慮、本当に素晴らしいです。。
チイ子は結果なんのプレッシャーも感じないで試験に臨めた訳で、やはり事前に知らなかったことはプラスだったに違いありません。
とにかく、チイ子と先生の話し合いの中で、色んな提案がありました。
曲目を伴奏の要らないパガニーニのカプリスにするか、ヴィエニアフスキのスケルツォタランテラにするか。無伴奏の曲なら京都に行っても一人でさらう事が出来るので都合がいいわけです。しかしせっかくの晴れやかな舞台なのでピアノ伴奏ありのスケルツォタランテラがとても舞台映えするのは明らかでした。無伴奏なら京都いける、伴奏ありなら京都行けない、という駆け引きにもチイ子は乗らず…なんとしても京都に行きつつスケルツォタランテラを弾くという強引な策を模索していました。。(我が子ながらなんて都合がいいのだろう…)
そして最終的には先生か折れて下さいました。
「〇〇日までに曲の譜読みが大体出来ていて、すぐにピアノと合わせられる状態なら行ってよし。」
その内容は結構な無茶振りだった気がしますが、チイ子はいつもより練習時間を増やして課題をこなしました。そして、行きはいいにしても、帰りは新幹線で帰って来る事。一日中鈍行列車に揺られるのは身体が硬くなり演奏には絶対にマイナスだからとの事でした。さらに、お友達は観光している間に自分は一人残って半日でも練習する日を設けること。
「帰りは新幹線か。足湯とか、駅弁とか、予定してたんだけどな…」と残念そうにしつつも、おおよその自分の希望を勝ち取ったチイ子はとても嬉しそうでした。
そして今、京都に旅行中です。おじいちゃんおばあちゃんにはたくさんご苦労かけるかもしれませんが…せっかく勝ち取った旅行、楽しみつつ練習もしっかり出来ますように。。
もう一つ嬉しい事がありました。前回の音楽教室の実技試験の結果が良かったらしく、毎年春に行われる音楽教室の入室式で演奏を依頼されました。これはとても名誉な事で、音楽教室は中学三年生で終わりなので最終学年で任されたことにチイ子はとても誇らしさを感じていました。
ですが、ここで問題が一つ…まさかそんな事になるとは予想もしていなかったので、三月末にお友達と青春18キップを使って京都に旅行する予定を立てていたのです。そこに突然の入室式での演奏依頼。しかもいつも伴奏して頂いている先生が突然の事で当日は他の仕事があり駄目で、今まで組んだことのない先生に伴奏をしていただく事に。
これには悩まされました。旅行に行かせたくない先生。どうしても行きたいチイ子。中止する、予定を延期する、日程を短縮する、どの妥協案にも首を縦に振らないチイ子。
「今までのY先生ならなんとかなったけど、新しい先生となると、合わせを今まで以上の回数入れないと間に合わないのよ」
「本当は実技試験の結果次第で選ばれることは予想していたけれど、先にそれを伝えてしまうとそれが変なプレッシャーになって演奏にあらわれてしまうと困るので言わなかったの。なのにあなた、『〇〇日から友達と京都のおばあちゃんちに旅行に行きます』なんて先に予定決めちゃって。こんな事態を予測してたわよ」
と先生も呆れ顔。
「でも、点数次第では弾けるかもしれないと思っていて、駄目だった時のダメージもあるから。理想はちゃんと野心をもって狙うけど、それが叶わなかった時にはしれっと『そんなつもりはありませんでしたのよ』という態度がとれたらベストなのよね。」
先生のご配慮、本当に素晴らしいです。。
チイ子は結果なんのプレッシャーも感じないで試験に臨めた訳で、やはり事前に知らなかったことはプラスだったに違いありません。
とにかく、チイ子と先生の話し合いの中で、色んな提案がありました。
曲目を伴奏の要らないパガニーニのカプリスにするか、ヴィエニアフスキのスケルツォタランテラにするか。無伴奏の曲なら京都に行っても一人でさらう事が出来るので都合がいいわけです。しかしせっかくの晴れやかな舞台なのでピアノ伴奏ありのスケルツォタランテラがとても舞台映えするのは明らかでした。無伴奏なら京都いける、伴奏ありなら京都行けない、という駆け引きにもチイ子は乗らず…なんとしても京都に行きつつスケルツォタランテラを弾くという強引な策を模索していました。。(我が子ながらなんて都合がいいのだろう…)
そして最終的には先生か折れて下さいました。
「〇〇日までに曲の譜読みが大体出来ていて、すぐにピアノと合わせられる状態なら行ってよし。」
その内容は結構な無茶振りだった気がしますが、チイ子はいつもより練習時間を増やして課題をこなしました。そして、行きはいいにしても、帰りは新幹線で帰って来る事。一日中鈍行列車に揺られるのは身体が硬くなり演奏には絶対にマイナスだからとの事でした。さらに、お友達は観光している間に自分は一人残って半日でも練習する日を設けること。
「帰りは新幹線か。足湯とか、駅弁とか、予定してたんだけどな…」と残念そうにしつつも、おおよその自分の希望を勝ち取ったチイ子はとても嬉しそうでした。
そして今、京都に旅行中です。おじいちゃんおばあちゃんにはたくさんご苦労かけるかもしれませんが…せっかく勝ち取った旅行、楽しみつつ練習もしっかり出来ますように。。
学校の試験と音楽教室の試験が両方とも終わりました。学校の方は、、それほどふるわなかった様子。頑張った理科も高得点とはいかなかったみたいです。でも平均点よりはかなり上をいっているので充分なのではないかと思います。結果はどうあれ、意識して少しでも勉強する事が大切ですよね。ヴァイオリンの方は上手くいったようです。本人もなかなか満足出来る出来だったみたいで、伴奏者の先生に終わった直後のご挨拶でも興奮した様子で内容について話していました。弾いていて感情が溢れてきたと、頭は本当は冷静でいなければいけないのに、なかなか冷静になれず熱いまま弾いてしまったと言っていました。たまたまミスなく弾ききれたものの、やはりどこか頭は冷静でいないと意外なところで大きなポカをやったりするので(経験済み)今後の課題です。でも自分たちが上手くいったと思っていた時ほど意外と点数が伸びず、逆にあんまりと思った時程評価が高い傾向があるので(なんでだろう…)今回の結果は楽しみなような不安なような。とりあえずパガニーニコンチェルト1番はここで終了で、もう次の曲に着手しています。次はバッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとのパルティータからパルティータ2番。この曲の最後は有名なシャコンヌ。密かに楽しみにしていた曲に出会えてとても嬉しいです。今すでにやっているパガニーニカプリス23番と同時進行でヴィエニアフスキのスケルツォタランテラも始まります。夏にやるコンクール用はおそらく大曲が予想されますが、その前に沢山小さい曲をやる予定だそうで。どうやら春休みはなさそうです。