チイ子の日記

今日も元気に頑張ります!

まずまず順調

2017-12-08 14:38:30 | Weblog
あっという間に12月です。早いものです。最近はヴァイオリンの事をあまり書いてなかったのでそろそろ書いておこうと思います。
もうすくパガニーニ1番の全楽章の試演会があり、熱心に練習…と言いたい所ですがそこそこの練習をしています。とはいえ、苦労する箇所はかなりスムーズに弾けるようになってきて、暗譜ミスも減ったように思います。
ピアノありの練習は大体1ヶ月前から始まり、およそ3、4回のレッスンを経て本番を迎えるのが大体の流れなのですが、その間に伴奏の先生だけのレッスンも同じ回数だけはさむので、レッスン回数は単純に倍となります。そしてお二人とも気の抜けない厳しい先生なので、いつも終わったあと、扉を閉めてチイ子が「はぁ〜なんとか生き延びた…」と口に出してしまうほどハードです。
普段家での練習はそれほど熱心にしないけど、先生方と対峙?するときは本当真剣そのもので、いつも以上の集中力で弾いていきます。それでもダメ出しが多く上手くいかないときは(大抵練習不足からくるものです)先生にこっぴどく叱られて帰ったものです。でも最近はそういう事があまりない気がする…
前回のレッスンでは、「全楽章を通してやる!という気みたいなものがあるから大丈夫👌」とお褒めの言葉を頂きました。細かい音程練習はもちろん引き続きやらねばなりませんが、全体を見ればまあまあいい状態という事なのでしょう。少し安心。パガニーニのコンチェルト1番という曲は、パガニーニという上手いヴァイオリン弾きが腕自慢に「どーだ!」と見せびらかすために作ったような感じの曲なので、厄介な箇所が結構あります。特に重音のフラジオレット(口笛のような音が出る手法)は未だに完全に音が出てない部分があります。さらに重音で早いパッセージも多く、最初は音程をとるのも一苦労でしたが、弾けるようになってきてテンポも少しずつ上がってきました。
難しいけど、イタリアのものなので軽く楽しそうに弾かねばならない所がポイント。最後のレッスンでは、最終章の一番最後の終わり方でアドバイスがありました。オクターブ違いですが3つ同じ音を弾くにあたって、「全部重くドーンと弾いたら重すぎてドイツ風になっちゃうから。1つ目は軽く、次やや軽く、最後にドーン。これでイタリア風。」
なるほど、色々違いはあるのですがこれはわかりやすい。これは数ある例の1つなのですが、音楽を深く知ろうと思うと本当に終わりがないです。

ただいま楽器の調整、弓の毛替え、弦の張替えをして頂いているのを近場でコーヒー飲みながら待ってるのですが、楽器職人さんから初見では「楽器はいたって健康」と言って頂けました。チイ子は結構大胆に弾くときがあるので細かい傷もあるにはあるのですが、「いやー綺麗な方ですよ。大丈夫。」と優しいお言葉。この方もいつもいつでも緊急で夜突然お邪魔する事になっても嫌な顔ひとつしないで優しく接してくださいます。実は家の近所にヴァイオリンの工房もあったり、駅のそばには楽器屋もあったりするのですが(ここでいいならどれだけ楽なことか…)、これからもその横を通り、電車に乗って一時間弱のこちらにお願いすることになるんだろうなと思っています。。