チェロ五十代からの手習い

57才でチェロに初めて触れ、発見やら驚きを書いてきました。今では前期高齢者ですが気楽に書いてゆこうと思います。

北の国の友からアンサンブルの誘い

2008年12月03日 22時58分40秒 | チェロ
 久しく会っていない幼馴染が、北の国からこの年末に帰宅するというので、メールが届いた。そこには「君もチェロを始めたみたいだから、幾つか楽譜を送るので年末にでも一度合わせてみないか」と嬉しいお誘い。「初期のディベルティメントのK136,137,138あたりを送る」と言っている。

 早速YOU TUBEでK136と入れてみると、様々な演奏家が登場してくる。確かに聴いたことある曲みたいだ。これならこの千葉県に住んでいる他の学友にも声を掛けて、僕が持っているハイドンの曲も合わせてみたら楽しそう・・・

 思えば中学校のブラバンで一緒に演奏して以来の合奏が実現することになりそうだけど、お互いに中年以降に始めた弦楽器でもアンサンブルとはいい感じだ。
彼と合奏の馴れ初めは、小学校5,6年生のころだ。スペリオパイプをいつも持ち歩いていて、テレビで聞いた音楽をどちらが早くものにするかを競っていたころだった。あの当時普及したリコーダーならぬスペリオパイプには、本当に感謝しなければならないなー。あの笛は本当に万能選手だった。

 長じても、彼の場合は学会で世界を飛び回る人生を歩んできたが、音楽演奏を止めることなく今日まで続けてきている。何処に行くにも必ずフルートを携行し、土地土地でアンサンブルを楽しんでいたようだ。楽器が演奏できることは尊敬されるだけでなく、本当に親しい関係になれるらしい。

 思い出したが、彼がフルートを始めた秘密は、恐らく「ドリトル先生」シリーズで、ドリトル先生がこれまでどこでも聞いたことの無いような、美しいフルートの調べを演奏するシーンに魅せられていたからだと直感した(50年近い昔の記憶がよみがえったな~)。今まさに夢は実現し、シュバイツァーのような、ドリトル先生のような、科学者と音楽演奏者の両方を手中にしているんだなー。

 ただ、彼もきっと僕と同じように管楽器ではなく、弦楽器への憧れを抱えていたのではないかなー。50才ちょっと前にバイオリンに持ち替えたっけ。ドイツでバイオリンの古楽器にめぐり合い、それ以来個人レッスンを重ね、バイオリン一筋だ。最近では地元のアマオケやら幾つかのアンサンブルでてんてこ舞いという。

 そんな彼がバイオリンを携えて関東にやってくるのだ。
 そんなこんなで、老境が近くなるのもなかなか楽しい季節の到来と感じられるようになってきた。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする