シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

南アフリカワイン

2008-01-30 16:15:20 | 近況報告
バレンタインシーズン真っ盛りですが、タイムリーなおもしろいワインを発見しました。南アフリカのKWV社のカフェ・カルチャー2007
ピノタージュという南アフリカ特有のぶどう品種で作られたフルボディの赤ワインでコーヒーやカカオのような香りに濃縮感ある果実味がチョコレートのお菓子に良く合います。今までワインはチョコレートに合わないと思っていましたが、これは例外でした。ヴァレンタインの贈り物にもワインの好きな人に良さそうです。
ジビエ(野禽料理)にも合いそうですが、なかなか食べる機会はないですね。
手前に置いてあるのは、いまケーキ教室で教えている「タルト・ショコラ」

一度で良いからアフリカのサバンナに落ちる夕日を見ながらゆったりとフローズンダイキリなんぞ飲んでみたいです。

私の実弟が、かつて海外青年協力隊でザンビアに二年ほど行っていたとき、そんなアフリカの景色の絵はがきが、よく来ていました。「浜田省吾の最新アルバムをカセットテープで送れ」とか「地球の歩き方の東ヨーロッパ編を送れとか」好きなことを書いてきてましたが、いつも実にうらやましく思っていました。
遠い異国は、パワーのあるうちしか行けないものですね。
そんな弟が東回りの陸路で日本に帰ってくるというので、中国に寄って当時、流行っていた発毛剤の101とかいうのを帰りに買ってこいと頼んだ日が昨日のようです。
(結局、売っていると言う病院までいったけど日本人に買い占められて残っていなくて、その上タクシー運転手に随分多く運賃を払わされたと言ってぼやいていましたが、あの時、手に入っていればと思うと、、、)



何かの操作ミスで、以下余白が続きますが最後の方にまたあります。




































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































そばの会

2008-01-27 16:09:26 | 近況報告
昨日、信助流手打ち蕎麦の家元 信助師匠の蕎麦会にお呼ばれして行って参りました。準備も後かたづけもしないのにたいへんおいしい蕎麦他、多くのご馳走をいただき、ありがとうございました。
以前、6条買い物公園にあったお蕎麦屋さんによくいってたのですが、そのお蕎麦屋が幌加内に引っ越してからは、蕎麦に縁遠くなってしまいました。
ひさしぶりにおいしくて、ふらのDのF田氏と二人で目の前の八海山をほとんど飲んでしまいました。
信助師匠、たいへんでしょうが、旭川でこのお蕎麦がいつでも食べることができる方法をお考えていただければ
大変有り難いです。

小さなパティシエール

2008-01-25 16:44:39 | 近況報告
去年暮れから、将来お菓子屋さんで働きたいという近所の小学生が、
何度か学校の宿題でレポートを書くというので、取材に来ています。
一生懸命、文章を書いているのを見て、私よりも漢字を知っているので驚いています。
いろんな可能性を秘めている存在なので柔らかく考えてね。
あたたかく見守るから、
将来、アルバイトさせてくださいと言われ、うれしいけど、そのころ
おじさんがどっかでバイトしているようなことのないようがんばります!

ポルトガル・スパークリングワイン

2008-01-25 12:20:37 | 洋菓子
そもそも、この会に入ることを進めていただいた
E屋のI氏も1月21日お誕生日なので
最後のデザートを一緒に、私のタルトフレーズでお祝いしましたが
氏の持ってきたポルトガルのスパークリングワインがこのタルトにどんぴしゃで
思わず、発注お願いしました。
世の中、ほんと素敵な知らないことが多くて困るゎ。

お誕生日会

2008-01-25 12:07:14 | 近況報告
昨日、ワイン会の主催者N氏夫妻がお誕生日会を催してくれました。
こんなの何年ぶりだろう、
いくつになってもうれしいものです。
たくさんのワインもご用意いただきありがとうございました。
特に最後のレオヴィル・ラス・カーズ 1997 おいしゅうございました。
これからもよろしくご指導のほどお願いいたします。

精神的虚弱体質

2008-01-20 18:39:13 | 近況報告
一昨年あたりから、やや血圧が高めで近くのRタウンクリニックの先生に見てもらっています。
しばらく行けなかったので、昨日久しぶりに検診してもらいました。
やはり上が158、下は90くらいあって、少々高めでした。
たまに家で計っても正常値が続いていたので、自信満々で行ったのでややへこみました。
その日の夕方、ウエディングケーキの納品、カットがあり、懇意のピアノ演奏担当のH氏と空き時間に立ち話で
「さっきお医者さんに行って血圧が高めだったんです。」と私が言うと
その少々、メタボ気味なH氏は「200ぐらいあるのかい?」
なんだか急に元気になっちゃいました。
精神衛生上、非常に有り難いお言葉、ありがとうございました。

澤田 真一

2008-01-18 18:29:17 | 近況報告
中でも、このパンフレットにもなっている、澤田 真一氏の作品群はかなり好きです。
まえに見た「せんと千尋の神隠し」という映画の、銭湯にきたユニークでユーモアのある神様たちを彷彿させる作品ばかりで、豊かで自由な想像力とそれを形に出来る力に驚かされます。
きっと人がいないときは、動いていると思います。

旭川美術館 アール・ブリュット/交錯する魂

2008-01-18 17:56:48 | 近況報告
昨日、定休日なので道立旭川美術館にいって「アール・ブリュット/交錯する魂」を見てきました。
冬の静かな美術館は何とも言えぬいい雰囲気です。
今回の催しは、ローザンヌ アール・ブリュットと日本のアウトサイダー・アートです。
解説によるとアール・ブリュット(生の芸術又はアウトサイダー芸術)は正規の美術教育を受けていない人たちによって、文化潮流や伝統・まして流行などにとらわれないで制作している作品、作り手本人のやむにやまれぬ衝動で作られる故にその作品には人が人である上における根本的な「表現したい衝動」をありありと伝えています。

通常の枠ではとらえられない圧倒される力を感じたり、しみるような優しさを感じたり、色々教えられます。
この辺の雰囲気は、かつて、最初は灰谷健次郎の「兎の眼」から初めて感じ、ダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」、シュタイナーの教育などの本を読んでいた頃を思い出します。
何者にもとらわれず、深い深い精神の中から湧きあがる漠とした物を自分なりに表現できる天才ばかりでした。

最近読んだ本 2008

2008-01-16 19:21:34 | 最近読んだ本
今年初のミステリーは「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹
山々を漂泊する”辺境の人”たちから山陰のとある村に置き去りにされ、村の若夫婦に育てられた万葉、彼女には未来が見えるという不思議な能力が備わっていた、やがて村の名門、赤朽葉家の総領息子の元へ嫁ぐ、そこから女系三代にわたる愛憎劇が語られる。
腰巻きにあるように今年度「このミス」の2位で日本推理作家協会賞も受賞
雰囲気があります。それぞれの名前の付け方に独特の雰囲気を出すセンスの良さを感じます。人物が皆、魅力的で主人公の言った言葉の意味が何なのか最後まできになり
終盤、ああこうなのかと思わせます。ホラーなのかファンタジーなのかミステリーなのか解らないが重厚な読後感がたまらない、クロスオーバ-な一冊でした。

国立故宮博物院(台北)

2008-01-16 18:45:14 | 洋菓子
知人の産婦人科医師のI氏が知り合いの医療ボランティアを訪ね年末年始、カンボジアへ行って帰ってきました。
帰りに台北の国立故宮博物院に行ってお土産を買ってきてくれました。
「故宮博物院2D書画葉書」と書いてあります。
美術館としては、なかなかおもしろいお土産です。
どうもありがとうございました。
常々、故宮博物院に一度行ってみたいと思っています。
かつて満州から日本軍が侵攻してきた際に北京の紫禁城から逃れ、国共内線では共産党軍から逃れた中国の宝物が、この台北でアジアの文化のランドマークとして今日に至っているというのも、奇跡のように有り難い話です。
戦争で敗走するというという極限状態のときに一万何千箱も梱包し移動するのは、たいへんどころではないと思われます。
ヨーロッパでもこんな話はよく聞きます。
まだ今日のように芸術が経済に隷属してない、ある意味では良い時代だったのでしょうか、
ピンチのときにこそ指導者は泰然として間違わない判断力を求められるものだなあと思います。