「ミノタウルス」 佐藤 亜紀 講談社
どういうジャンルになるのだろう、不思議な小説です。
独特の空気感で、文体に格調があります。
大筋は、20世紀初頭の帝政ロシア末期を舞台にした大河小説、田舎の地主の次男に生まれた若者が、戦争と革命の波に飲み込まれ全てを失い、「ミノタウルス」のような悪の獣のごとくに生きていくというもの。
何ともリアルで重厚な完成された骨の太い作品です。
スピード感というか疾走感というかどんどんとクライマックスに向かっていきます。
どういうジャンルになるのだろう、不思議な小説です。
独特の空気感で、文体に格調があります。
大筋は、20世紀初頭の帝政ロシア末期を舞台にした大河小説、田舎の地主の次男に生まれた若者が、戦争と革命の波に飲み込まれ全てを失い、「ミノタウルス」のような悪の獣のごとくに生きていくというもの。
何ともリアルで重厚な完成された骨の太い作品です。
スピード感というか疾走感というかどんどんとクライマックスに向かっていきます。