シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

秋の商品1

2006-09-25 11:16:31 | 洋菓子
このところ、やっと秋らしい雰囲気になって、少しずつ秋っぽいものに、商品を入れ替えていきます。
まずは、「リンゴのタルト」まだ紅玉が採れていないため、とりあえず「あかね」で作っています。一番最初にこの商品を始めたとき、まだ、稲船さんの紅玉と知り合えていなかったので、このあかねで作っていました。やや香りが少なく、頼りない堅さですが、まあ何とか結構いけます。
紅玉がきたら、店頭で、原料の小分けもいたしますのでよろしくお願いします。

夏休み報告1

2006-09-11 20:11:07 | 近況報告
今回夏休みは、鹿児島、霧島の妙見温泉にある、「わすれの里、雅叙園」です。
前から行きたいと思っていた旅館でやっと夢が叶ったという感じです。
ずいぶん前から予約したにの関わらず、一日目は、内湯のない部屋しか開いていませんでしたが、それでも十分楽しめました。画像は、その部屋の壁に食事の時に出てくる野菜が干してあります。これも、センスというか、惚れた弱みというか、何にでも反応してしまう自分が情けないです。
5回にわたり、その模様をお届けします。

夏休み報告2

2006-09-11 19:54:36 | 近況報告
中庭にはいつも、鶏がいて、あちこちで、何かをついばんでいます。夜は近くの木の上で寝て、毎朝、正統派なのか、なんだか解らない、間の抜けたような「コケコッコー」を聞かせます。
画像に見える、テーブルにはキンキンに冷えたシェリー酒が置いてあり、自称「酒乞食」にとっては、落涙ものです。来てよかったぁぁぁ、
(夕食に地鶏の刺身が出て、実においしかったのですが、次の朝、例の鶏が居ないのであわてました。ただ、遅いご出勤だっただけみたいなので、ほっとしました。)

夏休み報告3(温泉日記)

2006-09-11 19:40:45 | 近況報告
雅叙園の外湯です。このほかにも貸し切りの外湯が一つあります。
まず、完璧です。
神が細部に宿っています。無くてもいいものや、あるとじゃまなものは一つもないです。
二十トンの巨岩をくり抜いて作ってあります。
何時はいっても、私一人、静寂を思いっきり味わって来ました。

夏休み報告4

2006-09-11 19:28:12 | 近況報告
鹿児島の温泉にいる二日間、「雅叙園」と同じオーナーがやっている、「天空の森」というとんでもない施設まで送迎してもらい、ランチをいただきました。
宿泊料金が150300円~という金額なので、泊まることはできませんでしたが、いつか機会があればと思います。
ランチだけでも十分、人生観が変わりました。山の頂上に宿泊施設やレストランを作り、見えるところは全部ここの所有地で、すべての電線を個人で埋設する執念は、いったいどんな人物なのかと思っていたら、画像のように、実に気さくで小柄なおじさんでした。

夏休み報告5(最近読んだ本)

2006-09-11 18:16:12 | 近況報告
夏休み中に読んだ本です。奈良の大仏が、いかに多くの犠牲のもとにできあがったかを知るいい機会となりました。そんなこと今まで、考えてもいなかったというのが、率直な感想です。
その大仏を作る人足の若者「国人」が主人公で、彼の旅と成長の物語です。
十七歳で課役にかり出され、銅山の採掘夫という苦役にかり出され五年の銅山生活後、十五人の仕丁仲間と瀬戸内海を船で都へ送られる。五年後やっと大仏鋳造の重労働を終え帰国の途につくが、苦難は、そこでもまだ続く。山での縦走の時、読む本を選ばなければならないのと同様に、この本も、今回の旅のように、歴史のあるところで読むと格別です。
いろんな事柄が網羅され、じっくり味あわせて読ませる傑作です。

真狩村(温泉日記)

2006-09-01 20:16:25 | 近況報告
先日、真狩村の真狩温泉に行ってきました。実にのんびりとした場所にあって、露天風呂から羊蹄山がすぐ間近に見え、今までにない、温泉としてはスケールのでかい景色です。
お風呂から出て、本日の宿泊兼食事の場である、マッカリーナにはわずか2.3分で、こんな恵まれた空間は、全国的にも珍しいと思います。
画像の通り、自然の景観にとけ込んだレストラン棟は、これからできる旭川の駅舎をデザインした内藤ひろし氏によるもので、さすがです。食事も、身体の中に優しくしみこんでくるような何ともいえぬ、おいしさです。サービスもよく、5年ぶりくらいに行ったにもかかわらず、「前は、こちらの席にお座りになりましたね、」なんて、北海道でないみたい。