シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

ボージョレーヌーボー2007

2007-11-28 12:07:15 | 洋菓子
今年は、モメサンのボジョレーヌーボー左から
ブルゴーニュで5本の指に入る作り手ドミニクローランのボジョレーヌーボー
マコンビラージュ・ヌーボー、マコネー地区の厳選したシャルドネ100%のヌーボー
もっとも熟したときに収穫し(7月7日)ナンバリングしてある限定のボジョレーヌーボー・バンダンジュ
樹齢の古いぶどうから収穫された、ボジョレービラージュヌーボー・シャトードカラ
モメサン社の最高ドメーヌ、ボジョレービラージュヌーボー・シャトード・モンメラ
の5本
今のところ一番おいしかったのは、
真ん中、バンダンジュの飲み残しを翌日飲んだときのもの。
「大雪の蔵」様 ありがとうございました。

第5回お菓子の家作りコンテスト

2007-11-28 11:35:14 | 洋菓子
11月始め、旭川建築設計協会との共同行事
お菓子の家作りコンテストをイオンにて行いました。
早くも第5回、かなり定着したかんがあります。
皆さんの設営、進行の手際も良く成功裏に終わりました。
最後の総評挨拶を頼まれて言ったのは、
「今度は大人に理解できないような、びっくりするものを期待します」
グランプリを取るための菓子の家では、冒険心が物足りない。
大人なんかたいしたこと無いんだから、がんばれよ若者!

白い恋人

2007-11-27 21:01:09 | 洋菓子
「白い恋人」が販売を再開しました。
同じ地域、同じ業種の1人としてたいへんうれしく感じました。
最近、とみに涙腺がゆるみ出してきていて、その再開のTVのニュースを見て
ついうるっときました。
常々、人は困難に出会ったときに試されると思っていました。

今回のこの件について、多くの人が多くの意見を言っており、そのほとんどが
誰しも納得のコメントばかりで、何も申し添えることもないのですが、
多くの事柄を含むこの件の、一部分から見て感じたことですが
先日の食育フォーラムの時や、比布町やサンフレンズの会での講演でも
お話しさせていただきました「クロワッサンダマンド」や「サバラン」他、多くある、
再生品から発生したといわれる傑作フランス菓子は、
現代の法令を遵守する社会からはもう生まれてこないかもしれません。

本来同じ世界で生まれ、生きてきたもの同士、「おいしいもので幸せに」という、製造側と消費者のお互いの共通言語が無くなってしまった気がします。
時間や空間を俯瞰して本質を押さえ、その都度判断しつつ、少しずつ前に進んで行ければ良いのですが、そこに経済をどう折り合い付けるかがまたたいへんな作業かと思います。
うろ覚えですが、ある有名な芸術家が「どうでもいい流行には乗るし、従うべきモラルにも従う、が芸術は私の後に付いてくる」というようなことを聞いたことがあります。
「いちばん大事なことは?」
いつも考えていなければ答えは、捕まえられないものだと思います。
あいかわらず、まとまりの悪い話になりましたが、
今後、不二家さんが今回の不祥事のいきさつやその後の対策などを
全て文章で公開したように、
石屋製菓さんの食品製造マニュアルが業界の手本になることは間違いなさそうです。
確実に前に進んでいます。



ご無沙汰いたしました。

2007-11-27 19:21:01 | 洋菓子
たいへんご無沙汰いたして申し訳ございませんでした。
先月、10月19日 義父が突然亡くなり、何となく書けなくなっていました。
いつも漠然と死というものを考えていたつもりでしたが、現実として考えるのは今から始まります。きちんと生きるということを教えていただきました。徐々にしっかり実践していきたいと思います。