シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

澤田 真一

2008-01-18 18:29:17 | 近況報告
中でも、このパンフレットにもなっている、澤田 真一氏の作品群はかなり好きです。
まえに見た「せんと千尋の神隠し」という映画の、銭湯にきたユニークでユーモアのある神様たちを彷彿させる作品ばかりで、豊かで自由な想像力とそれを形に出来る力に驚かされます。
きっと人がいないときは、動いていると思います。

旭川美術館 アール・ブリュット/交錯する魂

2008-01-18 17:56:48 | 近況報告
昨日、定休日なので道立旭川美術館にいって「アール・ブリュット/交錯する魂」を見てきました。
冬の静かな美術館は何とも言えぬいい雰囲気です。
今回の催しは、ローザンヌ アール・ブリュットと日本のアウトサイダー・アートです。
解説によるとアール・ブリュット(生の芸術又はアウトサイダー芸術)は正規の美術教育を受けていない人たちによって、文化潮流や伝統・まして流行などにとらわれないで制作している作品、作り手本人のやむにやまれぬ衝動で作られる故にその作品には人が人である上における根本的な「表現したい衝動」をありありと伝えています。

通常の枠ではとらえられない圧倒される力を感じたり、しみるような優しさを感じたり、色々教えられます。
この辺の雰囲気は、かつて、最初は灰谷健次郎の「兎の眼」から初めて感じ、ダニエル・キースの「アルジャーノンに花束を」、シュタイナーの教育などの本を読んでいた頃を思い出します。
何者にもとらわれず、深い深い精神の中から湧きあがる漠とした物を自分なりに表現できる天才ばかりでした。