シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

ズームインスーパーの森中さん

2007-02-28 19:22:31 | 近況報告
今朝、夜も明け切らぬ真っ暗なうちから店の前でSTVの中継車が仕事を始めました。大きなロケバスで十数人のスタッフがそれぞれの仕事をこなします。あまり大勢のチームで働いたことがないので、じつに楽しい日々でした。みなさん真剣に取り組んでくれてありがたかったです。森中さん貴方の優しい思いやりで何とか、あまりあがらずにすみました。こんどまたトライアンフで遊びに来てください。谷口さんには俯瞰しての仕事を見せていただきました。カメラの桜井さんには妥協ない仕事を人柄というオブラートで包む方法を、ディレクターの西村さんには人生で一番大切なユーモアの使い方を、他のみなさんにもいろいろと教えられること多くありがとうございました。そして一番大切なTVを見て買いに来てくれたお客様、不手際の数々お許しください。
これからは、TVの見方変わります。

最近読んだ本

2007-02-25 11:40:35 | 近況報告
「打ちのめされるようなすごい本」米原万里、
テレビなどのコメンテーターで時々、拝見していたロシア語通訳者、エッセイスト、作家。
多才な人でしたが惜しくも2006年5月逝去なされ、あの軽やかに世相の本質をつく言葉を、もう生では聞けなくなりました。この本の各ページをランダムに読んであらためてこの人の理性、感性がすごいと惜しまれます。手元に置いておくべき本で、10年たって見ても脳細胞に新鮮さを送り届けてくれそうです。(最近、人はこのことを「眼から鱗」といいますね)
「凍れるいのち」川嶋康男、北海道山岳史上最大の惨事、昭和37年12月北海道学芸大学函館分校山岳部パーティー11名が冬山合宿で大雪山縦走をめざしたが、10人が遭難死亡、ただ1人リーダーの野呂幸司が両足切断の凍傷を負いながらも生還した。
その、栄光無き帰還後、詳細な報告書などすべきことをすべてした後、45年間沈黙を貫いてきた野呂氏がノンフィクション作家川嶋康男に静かに語り始めた。
いま、この社会で一番必要とされていることの一つ、「危機管理」、どんなに新聞などで大きな活字で出ていてもありふれた言葉にしか感じないのと対照的にこの本だとリアルに感じられるのは、いったいなぜだろう?
すべての価値観が経済という尺度に置き換えられそうな中で、人の命の尊さ、1人残ったリーダーがそれを背負ってどう生きて
来たのか。「打ちのめされたすごい本」でした。

旭川調理師専門学校卒業料理展2007

2007-02-24 16:17:54 | 近況報告
先程、非常勤で製菓の講師をやっている旭川調理師専門学校の卒業料理展を見てきました。
一年間のみんなの努力が集約した見事な出来に、生徒本人のみにでなく、教えていた先生方の
努力もたいへんだったろうと思い関心いたしました。4月から国井さんと入れ替わりでスタッフになる住重さんが金賞を取りました。菓子の世界でもがんばってください。

白いプリンの取材

2007-02-18 18:47:03 | 近況報告
今日、2月28日(水)放送予定のズームインスーパーという番組の録画分の取材がありました。朝10時から始まり、先程、夕方5時半頃終了しました。みなさん、すごいパワーでたまげます。いい物を作る妥協のない姿に感動いたしました。
久しぶりに、クリマリー農夢の佐竹さんともお話しできて良かったです。レポーター役の森中アナも渋くていい男でした。しかもバイクはトライアンフに乗っているそうで、素顔の一面を見ることが出来ました。
昨日、緊張して寝るのが遅くなってしまい、今日何を言ったのか覚えていません。ディレクターのT口さん、うまく編集してください。みなさん2月28日は、ゆっくり寝てください。

サロン・ド・ショコラ・in・札幌

2007-02-11 16:44:45 | 洋菓子
先日、札幌の菓子業界の重鎮にお会いすべく来札し、その際、ついでに丸井さんで開催のサロン・ド・ショコラを見てきました。
世界9ヶ国53ブランドのチョコレートが札幌に集結した様は、じつに壮観でした。
以前からチョコレートは、高温多湿の内地(道産子オヤジの表現)より、北海道の方が似合うと考えていましたが、ショコラティエブームは、やはり北海道からでなく東京から発信されました。まだまだいい物は中央に集まります。
野幌のK原氏と待ち合わせの間、特設カフェ・スペースでショコラシャンパンセット(フランスとルクセンブルクのボンボンと甘口シャンパンで1000円)とクレープシャンパンセット(エディアールのショコラクレープリーサラダ乗せ【画像】と辛口シャンパンで?円【すいません忘れた】)を女の子ばかりのエレガントな雰囲気の中で食べていた変な道産子オヤジは、1人浮いていました。

ななかまど

2007-02-03 11:43:26 | 洋菓子
昨日、道新の夕刊に織り込まれていた、「ななかまど」という情報誌に、私の書いたチョコレートのテンパリングの方法が、じつにわかりやすく書いてありました。広く菓子の食文化を知ってもらうのも、私のライフワークの一つで、その手助けをしてもらったOデザインスタジオさん、どうもありがとうございます。

Y&M bar キスリング

2007-02-03 11:31:02 | 近況報告
お寿司のあと、寝るには少々早い時間だったので、近くのバーに寄りました。
「Y&M bar キスリング」銀座7丁目
ここは、2年半前開店した、三人のバーテンダーの重鎮が監督する、新鮮だが風格のある、前から行きたかったバーです。
この日は、東京會舘出の「今井マティーニーの後継者」吉田貢氏がいらっしゃいました。
早速そのマティーニーを注文しました、目の前で吉田さんが作っているいるのを見ているだけで満足で、ずーと終わらなければいいなぁと、、
その後、サイドカーを頼み、美しくシェーカーを振る姿を見て、自分も生涯、一職人で終わる目標を強くしました。
シェーカーに入れるオレンジをカットしている師匠を食い入るように見ていた弟子の鈴木君に優しく
「この厚さに切らなければ果肉が活きてこない」と小声で言っているのを聞きながら、正面の
キスリングの「紅い服の少女」を見ていると何とも切なくなってきます。

「青空」はるたか

2007-02-02 18:50:05 | 近況報告
一昨日、旭川菓子研究会30周年事業のお願いのため、夜に来京し、ホテルに着いて、すぐそばのお寿司屋さんにいきました。
「青空」(はるたか)銀座8丁目
2・3年前に行った「次郎」で次郎さんや長男の方に随分かわいがられているように見えた、旭川出身の青空くん(通称はるちゃん)が、去年12月に始めた江戸前のお寿司やさんです。
とブログを打っているときに、お姉さんが、ケーキを買いに来てくれました。素敵な姉弟です。

気の早い新子

2007-02-02 18:18:29 | 近況報告
お任せで十かんお願いすると、まず最初は新子でした。一緒にカウンターでお好みで食べていた、お二人連れのうちの女性のかたが、ねた箱を見て「新子がありますね」
大将が「ええ、少々気の早いやつが」、
1人でぶらっと来たおじいさんが、熱燗とおまかせのつまみを食べながら、この建物の大家さんと幼なじみだとか、特攻隊の何期とか、独り言のような話しかけているような感じで、最後に「早く嫁さんもらった方がいいよ、」なんて言って帰る、銀座の旦那もいて、夢見てるようなひとときでした。