シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

最近読んだ本 2007秋

2007-10-12 18:08:31 | 最近読んだ本
警官の血 「佐々木譲」新潮社 上下巻
騒然たる時代、世相の中、警察官として生きた三代のそれぞれの人生を描いた警察小説の最高峰、   と腰帯にあり、「そんな大げさな、」と思ったけれど、
二日かけての単行本上下巻怒濤の一気読みでした。
戦後闇市の時代に始まり、全共闘、現代の経済犯罪と昭和から平成にかけての時代の
陰の部分を、生身の人間を通して鮮やかに描ききっています。
今年の和ものミステリーナンバーワンでした。

旭川菓子研究会マイスターのウイーン菓子講習会

2007-10-06 12:48:08 | 洋菓子
先日、所属する菓子勉強会でオーストリア政府公認マイスターの八木氏をお招きし、ウイーン菓子の講習会を開きました。
行ってみてやはり、気候風土の似た北海道でこそウイーン菓子の講習会は意味があると思いました。
準備に時間を割いてくださった役員の皆様、当日、助手をしてくれた永宮嬢、金嬢、一橋嬢、田中氏、ありがとうございました。
特に一橋嬢には、会場の調理師学校でかなりのご負担をおかけしました。
協賛いただいた森永乳業様、仲介の労を取ってくれた菅原商事様、準講師で的確な補佐をいただいた栗山の千葉様、突然のお願いにノーギャラにもかかわらず快く、後半のトークの進行役をしていただいたフリーライターの深江様、最後に素晴らしい講習をしていただき、会の催しを成功させていただいたにもかかわらず、ご丁寧な礼状とともに、著書の「マイスターのウイーン菓子」をお送りいただいた八木先生には感謝の言葉もございません。
主催者として全ての苦労が報われ、尚、お釣りが出そうな喜びの一時でした。