久しぶりの「最近読んだ本」
「赤めだか」立川談春 エッセィです。さすが、粋が命の落語家のエッセイ
読後感がいいです。
2008年講談社エッセイ賞 本の雑誌2008年上半期エンターテイメントベスト1
よく売れているようです。
立川談春の自伝、青春記といったところで、落語の世界のしきたりが垣間見られます。
師弟関係に関しては、どの世界も同じようで、わかる部分も多少あります。
第三話 「談志の初稽古、師弟の思い」の中のでのいろんな出来事は、
自分が師匠と一緒に働いていたときの緊張感を思い出します。
私にとっても師匠は常にある意味、恐怖の対象でした。著者は、それに加えて、家元 談志を「揺らぐ人」と言っている。
もし、自分がありすぎたら「揺らぐ人」について行くことはできないだろう。
私が師匠と一緒に飲んだとき、「最初に先輩から、『おまえは何にも知らない北海道からきた田舎ものだからな』と、言われ、すべてを否定されるところから始まった。」と自分の修業時代のことをボソッと言っていました。
おそらく、今の多くの業界では、もう通用しないし、若い人もその親も、理解できないことだろうと思います。
職人を育てることの難しさは、この本を読んでも感じます。
でも、ジャズやこの落語のように、しっかりと大切な心を継承して今日、未来に
繋げていかなければならない世界に、きちんといい人材が居る現状を見るにつけ、
自分たちの世界もがんばらなければといつも思います。
おかげで、急に落語に興味が出てきました。たまさか本屋に行くと
たまに買う「男の隠れ家」の今月号が落語特集でつい買ってしまいました。
表紙は期せずして今回の本の著者 立川談春の兄弟子の、立川志の輔
家元 立川談志というのはすごい男です。
「赤めだか」立川談春 エッセィです。さすが、粋が命の落語家のエッセイ
読後感がいいです。
2008年講談社エッセイ賞 本の雑誌2008年上半期エンターテイメントベスト1
よく売れているようです。
立川談春の自伝、青春記といったところで、落語の世界のしきたりが垣間見られます。
師弟関係に関しては、どの世界も同じようで、わかる部分も多少あります。
第三話 「談志の初稽古、師弟の思い」の中のでのいろんな出来事は、
自分が師匠と一緒に働いていたときの緊張感を思い出します。
私にとっても師匠は常にある意味、恐怖の対象でした。著者は、それに加えて、家元 談志を「揺らぐ人」と言っている。
もし、自分がありすぎたら「揺らぐ人」について行くことはできないだろう。
私が師匠と一緒に飲んだとき、「最初に先輩から、『おまえは何にも知らない北海道からきた田舎ものだからな』と、言われ、すべてを否定されるところから始まった。」と自分の修業時代のことをボソッと言っていました。
おそらく、今の多くの業界では、もう通用しないし、若い人もその親も、理解できないことだろうと思います。
職人を育てることの難しさは、この本を読んでも感じます。
でも、ジャズやこの落語のように、しっかりと大切な心を継承して今日、未来に
繋げていかなければならない世界に、きちんといい人材が居る現状を見るにつけ、
自分たちの世界もがんばらなければといつも思います。
おかげで、急に落語に興味が出てきました。たまさか本屋に行くと
たまに買う「男の隠れ家」の今月号が落語特集でつい買ってしまいました。
表紙は期せずして今回の本の著者 立川談春の兄弟子の、立川志の輔
家元 立川談志というのはすごい男です。