シェ・イリエのお気に召すまま

旭川にある自然派フランス菓子店シェ・イリエの店主の独り言を綴っていきます。よかったら、お付き合い下さい。

シロ

2006-07-24 14:30:21 | 近況報告
今朝早く、16年飼っていた愛犬のシロが死んでしまいました。
今年の春くらいから急に、見る見る老いてしまい、先々週から立てなくなってしまいました。
しかしながら食欲もあり、少し気を許しておりました。ドッグイヤーで本当に、あっという間の16年でした。
出会いは、旭川西武百貨店のクローバーにいたとき、クリスマスの最中に、たまたま通ったペットコーナーで一目惚れしました。
その後、札幌転勤で、実家に里子に出していましたが二年後独立のため帰って再会したものの、5年後、新店舗が新興住宅地で、犬は室内で飼うようにと回覧板が回っていたため、
北海道犬のため再度、別居状態となりました。
満足に散歩もさせられず、晩年、私の不注意で、つい見逃して内耳炎になったり、緑内障になったり、ほんとうに申し訳なかったと思っています。
こんな犬を飼う資格のない飼い主の元で、よく長生きして癒してくれました。
できれば恨んで時々出てきてほしいとそんな気持ちです。
画像は去年、桜の満開の木の下で

メープル・フロマージュ

2006-07-21 18:48:07 | 新商品情報
夏の新製品です。別海産マスカルポーネと農夢の低温殺菌生クリーム・牛乳を使いパンナコッタにし、間と上にメープルシロップのゼリー、仕上げはその日のフルーツの細切りとメープルシロップの寒天の角切りを散らしました。札幌の情報誌「ポロコ」の今月号にポロココラボスイーツとしてでております。7月20日~8月19日までの限定となりますのでよろしければいらしてください。
ちょうど発売初日にメープルシロップを頂いているギャニオン夫妻がお見えになって、マーク氏のさわやかな笑顔での「オーケイ!」頂きました。

旭川ミステリー倶楽部特別例会

2006-07-14 12:29:09 | 近況報告
昨日、私の所属している旭川ミステリー倶楽部というミステリー小説を読む会の例会をお店でしました。定休日の夕方から始め、当初、庭で準備していたのですが、残念ながら小雨が降り出して、店内で行いました。たまには思い切って、変わったこともやってみる物だと感じました。
ケータリングサービス頂いた、HロードハウスのM下さんおかげでうまくいきました。ありがとうございました。

あめ細工講習会 1

2006-07-14 12:12:25 | 洋菓子
先日、日本洋菓子協会主催でその技術指導員である野島氏を招聘し旭川にて、あめ細工の講習会が開かれました。氏はあの客室稼働率ナンバーワンのパークハイアットホテルのペストリーシェフで、優れた技術を持ちながら、実に気さくで、今回、若い旭川の菓子職人たちに多くの影響を与えてくださり、たいへん良い講習会となりました。旭川洋菓子協会の役員の一人として、感謝申しあげます。ありがとうございました。

最近読んだ本「よあけ」

2006-07-10 11:16:07 | 近況報告
このところ、やっと夏らしい気温が続き、少し暇になってきたので、また「最近読んだ本」の紹介
ミステリー倶楽部(ミステリーやエンターテイメントの本を読む会)の事務局 Y崎君からいただいて、喫茶のテーブルに置いてあります。ポーランドの作家でこの絵も描いています。
この絵本「よあけ」のモチーフは唐の詩人柳宋元の「漁翁」によっていますが、この本の最後の
夜が明ける絵は、圧巻で水彩のぼやけた絵なのに、本当にまぶしくて、心が揺さぶられます。
たかだか、文学の五十一文字の組み合わせや、絵の七色の組み合わせで多くの人を感動させる人たちがいる、これも叉、すごいことですね。

モクモク祭り 1

2006-07-10 10:34:22 | 近況報告
たまにお世話になっている、旭川家具のコサインさんから旭川家具業界のイベント「モクモク祭」
の中で使うケーキの依頼があり、ついでに拝見してきました。何か学校祭のような懐かしさのなかにも、販売している物はシンプルで上質な物が多く、さすが旭川家具という感じでした。
また、そのスタッフが皆、若くはつらつとしてこの業界の力を感じさせられました。草の根の異業種交流でした。

最近読んだ本

2006-07-08 20:07:41 | 近況報告
久し振りに読んだのは、大好きな「浅田次郎」の「あやし うらめし あなかなし」
氏の得意な幽霊物で七つの短編、帯の推薦文にある「読むほどに、じんわり、ほろりと心が満たされ、忘れかけていた、懐かしい記憶がはらりと蘇る。文学の極意は怪談にあり」の言葉通り。
七編どれも良質で、文章がきれいでウイットがあり、やさしく、哀しく、ユーモアもある。
しみじみ,大人はいいなぁと感じさせる本です。同じ幽霊物でも、前の「鉄道員 ぽっぽや」より、山田太一の映画「異人たちとの夏」のような雰囲気の編が多い。
私の好きな大人は、この浅田さんや、玉村豊男さんのような力の抜け具合がちょうど良い感じの人ですが、私とお二人の唯一の共通点は髪型だけというのが残念です。