「脳脊髄液減少症を知っていますか」
篠永正道著(西村書店)
が、発行されました。
本のタイトルが、そのまんま(笑)で、分かりやすいですね。
さらに内容も。。。
全く、この病気を知らない方でも、スラスラと読める内容となっています。
1章:脳脊髄液減少症とはどのような病気か
2章:脳脊髄液減少症の診断と治療
3章:脳脊髄液減少症の周辺病態
4章:症例集
5章:治療についてのQ&A
6章:現在の問題と今後の課題
付録として、脳脊髄液減少症の治療の可能な医療機関リストも載っています。
「あとがき」に書かれていました。
私も、とても不思議に思っていたことでした。
先生は外来に手術、障害認定や、損保や生保関係の書類、裁判の証人、様々な講演会。。。
ご自身のお時間はあるのだろうか。。。
篠永先生は5年前から、このような分かりやすい本の構想はあったようで、でも。
「月曜日~土曜日まで、連日朝7時から夜9時過ぎまで、休みなく働いてきたため、
本を執筆する時間を見つけるのに苦労しました」
貴重な休日は、ほとんど診断書や裁判所の意見書作成に費やされていらっしゃるとか。。。
しかし、そんな多忙な先生に、神様はひとときの休暇を下さいました。
一昨年、腰痛の悪化のため「腰部背柱管狭窄症」手術での2週間の休暇。
この間に、8割の原稿ができあがりました。
人生に「無駄」な事ってないんですね~~。
原稿の残りの2割は、朝5時起きし、熱海海岸の散歩30分の後の
外来までの45分を執筆の時間にあてたそうです。
ああ~~。やっぱり、すごいお方です。
本の内容ももちろんですが、
私は、このあとがきに、イタク心がしみ入りました。。。
どうか、一人でも多くの方が、この本を手に取って頂きたいと願います。
このような医師が日本にいる事は「宝」だとも思います。
先日、先生がインフルエンザでダウンなさり、多くの患者さんの診察をキャンセルなさいました。
その分、本来の休診日も診察なさるそうですが。。。
どうか、ご無理はなさいませんように。
患者の一人として、心配でなりません。
先生の片腕になられる医師が一人でも多く育ってくれますように。。。