「貧乏草」という不思議な呪文



これはセラヴィの裏庭に咲いた貧乏草。
本当はハルジオン (春紫苑)と言う素敵な名前が付いています。

小さい時、とっても可愛い花に、一生懸命摘みました。
花束にして持っていたら、
これは「貧乏草だぞ!」っと同級生に言われ
慌てて捨てた覚えがあります。
まだ小さかったから、
「貧乏」がどんなものか良く分からなかったはずなのに
疫病神でも握ってしまったかのように・・・
その場で投げ捨てたました。

大人になると
貧乏草はまったく怖くなくなりました。

管理人は気づいてしまったのです。
ハルシオンに恋した誰かが
あまりに可愛いハルシオンの為に
不思議な呪文を掛けた事に・・・

可愛いハルシオンを誰にも折られないように、
「貧乏草」っていう不思議な呪文を掛けたのです。

バラのように棘を持っていたなら
「いいわよ折りなさい。でも私は記念に貴方の指を刺すわ!」
なんて事も言えますが、
ハルシオンの華奢な茎は容易く折れる上に、そんな言葉も持ちません。

ハルシオンの為に誰かが掛けた不思議な呪文「貧乏草」。

だからもう『貧乏草』なんて言葉は、怖くなくなりました。

管理人には、ハルシオンはいっぱいの愛情を注がれた
とっても幸せな花に思えます。

そんな風に思ってからは、
良くハルシオンを摘んで部屋に連れて帰りました。
夜はハルシオンも一緒に眠りました。
花びらを閉じ眠ります。
朝陽を浴びると目覚め開く
まるで生き物のようです。
一緒にいるとホッとしました。

「可愛いハルシオンに不思議な呪文を掛けたのは、いったい誰?」


淡いピンクのハルシオン


裏の草むらハルシオンの群生地。シロツメクサもいっぱい(#^.^#)

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