Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

トゥモロー。

2006-04-27 00:07:38 | stage
一応雑誌のステージ&イベント情報欄の担当をしているので、
芝居に招待していただける機会もちらほらとあります。
それで今日は青山劇場にミュージカル『アニー』観に行ってきました。
たぶん観るのは3回目くらい。
小学生のとき、演劇部所属だったため、アニーのオーディションには密かな憧れを抱いていました。テレビで毎年放映されるオーディションの特番は、食い入るように見てたし、映画版も飽きるほど観た。主題歌「トゥモロー」も、通して歌えるくらい家で歌ってたような。
周りで、実際オーディション受けてる人もいたな、そういえば。

久しぶりに観て、いちばんショックだったのは、アニーが天パー(天然パーマ)じゃなかったこと!
演出変わった?? 地毛はストレートのおかっぱという設定になったようです。天パー仲間だと思っていたのに・・・。
後半で、おめかしをする部分で初めてパーマをあてて、おなじみのアニーヘアになる。パーマがかかると、一気に顔がおばちゃんめいてきて、それと小さな細いからだのアンバランスがフリークスめいていていいのです。
アニー、客席通路を走りぬけたとき、ほんとちびっちゃくて可愛かったなあ。
・・・と、お姉さん視点でこの作品を観ている自分がちょっと新鮮。

場内は、もちろん子供さんだらけ。
いつ隣後ろの子供が騒ぎ出すか、妙な緊張感の中観劇しました。
しかし、子供の暴言に耳を傾けるのもなかなか面白いもの。「ママ、あの人、中国人だよ」とやたら役者の国籍に敏感な子供がいたり、「こわいよう~」と全く怖い場面じゃないところで怯えている子がいたり(辺見マリが怖かったのかな?)、休憩時間に「2時半じゃん! もう、俺いやだよー、まじで」と時間を気にする男児がいたり(忙しいのかな?)、面白いもんです。

舞台上でもっともハラハラさせてくれたのは、なんといってもサンディー。犬です。リアル犬を使うって大変ですね。
じっとしていないといけないところで、アニーに向かって走り出してしまうし、アニーが歌っているときも舞台袖にひっこもうともがくし。
かわいそうなアニーは、歌の最中もリードを必死で握り、腕がぷるぷるしてる始末。何とかアドリブで対処していて、えらいなーと思いました。たったの10歳だよ、あの子。立派です。

子供が泣き叫び、舞台上にも聞こえそうな声で文句を垂れ、犬が暴走するという環境の中で、冷静に演技を続ける役者さんたちの精神力に拍手。見た目以上に緊張感溢れる舞台だということがわかりました。

そして、青山劇場の舞台装置はやっぱりすごいですね。巨大なセットが舞台下からせり上がってくるのには、圧倒されました。

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2 コメント

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Unknown (チキ)
2006-04-27 08:00:04


読んでて、手に汗握っちゃいましたよ…



きっといつか何かが起きるのだろうね。



たくさんの謎の生き物に囲まれながらの

観劇、お疲れ様でした。

Unknown (caviargirl)
2006-04-27 15:06:11
チキさま、

コメントありがとうございます!

そう、たぶん演じている側も毎回ドキドキだと思うんですよ。

まあ、正直マンネリ化しがちな作品ではあるので、そういう刺激があったほうがいいのかも。



子役たちはこれで鍛えられて大きくなっていくのかしら。

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