ご無沙汰しております。
先週金曜日、書籍のほうが無事校了しまして、ホッと一息ついてます。
これからは宣伝活動がんばっていきます!
で、更新しなかった間のことでいろいろ書きたいことはあるものの、
溜めると書けなくなるタチなので、たぶん書かないかな…。
しかし、これだけは書いておかなければ!
ってことで、今月発売された、面影ラッキーホールの新譜&ライブのことを。
(※書いてたら、若干18禁な内容になっちゃいました…。子供ちゃんたちは、もし読んでも、ママとパパに「○○○って何?」とか聞かないでくださいね。よろしく)
面影ラッキーホールの『typical affair』、
このジャケット!!! もう最高でシビれる!! 意味もなく嫉妬!!
わけあって、モザイク入りスリーブが全面にかかってますが、購入してスリーブとると、その下から真実が現れます。
コレでもこのままじゃお店に置いてもらえないんですね。
厳しいなあ。デザインとしてものすごく素晴らしいのに。
ライナーの中の写真もエロきれいで、しかも地の色がブラウンなのがまたオシャレ感を醸してました。
音楽に関する知識がなさ過ぎなのでエラそうなこと言えませんが、今回のアルバム、いままで以上にバラエティに富んでいて、1曲1曲がそれぞれくすんだ光やギラッとした輝きを放っている宝石箱…っていうか、色気に溢れたおとなのオモチャ箱的な作品でした。
勝手なイメージでは…『ラブホチェックアウト後の朝マック』は美しいスウェディッシュ・デザインのバイブレーター、『ゴムまり』は500円くらいの安いプラスチック製ピンクローター、『背中もよう』はレトロな張り型&縄…といったところでしょうか。
(『涙のかわくまで』はローションかな?)。
そして、私が住んでいる場所からそう遠くないところで日々繰り広げられている、男女の“typical affair”(ありがちな出来事)のスクラップブックでもあり。
いままでの曲もそうですが、ひとつのシーンに絞り込んだ局地性からほとばしる濃度が素晴らしかったです。
いろんな状況&時代に広く応用できるように薄めた曲ではなく、そのときその場所で行われた出来事を切り取った感、が良いんですよね。
具体性のないあいまいな曲より、面影の曲のほうが、はるかにどっぷり浸かれます。
でもちゃんと汎用性もあったりする。
1曲目の『ラブホチェックアウト後の朝マック』は、曲調がおしゃれな上に、アッキーさんの歌声がとても心地よい粘り方をしている美曲。
ヘッドホンで聴いていると、“強引に手を引っ張って道玄坂を登ってた”とか“退屈な日々が変わればと~”あたりの歌い方に濡れます!
そして、ラブホチェックアウトした後の、朝の円山町の空気とか、歩いているカップルの感じとか思い出してしまうー。
空気がひんやりして湿ってて小雨とか降り出してるとまた、なんともいえない気分になるんだ…。
新宿と渋谷ではまた心持ちが違うのよね…。
タイトルのインパクトは大きいけれど、比較的聴きやすいので、人に「これ聴いてみて」とアルバムをすすめるときも、これが1曲目だと、なんだかちょっと安心(笑)。
なんとなく渋谷のドンキ近くのマックを想像して聴いてたけど、あの店舗なくなっちゃったのか。
2曲目の『セカンドのラブ』は、もしも私が格闘家だったら入場曲はコレにします!ってくらいの感情移入曲&アゲ曲。
底に向かってるはずなのに、なぜかアガッて高揚していく、不思議な歌です。
ヒトはそれを“自虐”と呼ぶのかな。
いまは思いっきり飛び跳ねながら聴いて、そしていつか、もっとずっと年をとったときに、昔を懐かしみながら静かに泣いたり笑ったりしながら聴けたらいいなと思う。
3曲目の『ゆびきり』と4曲目の『ゴムまり』は、2曲続けて小さい娘が登場。
しかし、母としての立場を描きながらも、やっぱり湿ったオンナの目線を貫いているところが素晴らしい。
曲のしっとりとした美しさ、優しさと歌詞の凄惨さの合わせ技にやられます。
とくに『ゴムまり』は、拒否反応を示す人もかなり多そう。
でも、“捨てられるのが恐かった”が頭の中を支配して何かが麻痺してしまう感じ、何となくわかります。
そう、私からしたら身近には感じられない状況を描いた曲でも、同じオンナという動物ってことで、何かしらの共感が生まれてしまうところがすごい。
5曲目『背中もよう』は、殿さまキングスの『恋は紅いバラ』(名曲!)を髣髴とさせるマンボ!
ライブで生演奏で聴くとまたものすごくかっこいいんです、これ。
アッキーさんの佇まいともびったしマッチしていて、やらしい大人のムード満点。
ディナーショーで聴きたい!って感じの曲です。
6曲目はラップで『今夜、悪魔は天使に負けない』。
タイトルも素敵なこの曲、かなりお気に入りです。
いままでの面影のイメージになかった、“天使と悪魔”っていうファンタジックなモチーフが出てくるのが新鮮。
詞の曲へののっかり方もかっこよくて、ついつい繰り返し聴いてしまい、中毒性高し。
「私、地獄に行く覚悟はできてるから」っていきがってた頃を思い出します(といっても、そんな昔ではない…)。
あと、男女交互に入るコーラスも良い☆
ライブでも聴きたいな~。
7曲目は、おなじみのサマーラブソング『あたしだけにかけて』。
夏はやっぱりこの曲!
9曲目の『SO-SO-I-DE』、いまBeeTVの番組の主題歌になっている『口に出してね』(こちらも名曲!)、前アルバムの『中に出していいよ 中に出してもいいよ』と合わせて、4部作完成?
あ、『夜のみずたまり』もあるか。
今夜どうフィニッシュをキメるか迷ったら、iPodでこの5曲をシャッフルにかけかけかけかけて、1曲目に流れた曲をテーマに…とかどうでしょう。
8曲目は、西田佐知子さんの『涙のかわくまで』のカバー。
アレンジがとてもかっこよく、特にライブで聴いたときはシビれました。
そしてこれは、『背中もよう』と共にアッキーさんのフリークスっぷりが際立つ曲。
歌い方が(いい意味で)気持ち悪くて最高なんだ。
あの姿と声で“あなたがそばにいなければ 私は歩けない”と歌う違和感、異形感がたまらんのです。
この歌詞もいいんですよね~。
というわけで、ちゃんとオススメできたかわからないけど、
間違いなく、買うべき一枚ですよ!!
先週行われたライブのレポは、また改めて。
ちなみに、面影ラッキーホール、なんと今週発売の弊誌にも登場します!!
弊誌との意外なつながりも明らかに!? 要チェック!!
先週金曜日、書籍のほうが無事校了しまして、ホッと一息ついてます。
これからは宣伝活動がんばっていきます!
で、更新しなかった間のことでいろいろ書きたいことはあるものの、
溜めると書けなくなるタチなので、たぶん書かないかな…。
しかし、これだけは書いておかなければ!
ってことで、今月発売された、面影ラッキーホールの新譜&ライブのことを。
(※書いてたら、若干18禁な内容になっちゃいました…。子供ちゃんたちは、もし読んでも、ママとパパに「○○○って何?」とか聞かないでくださいね。よろしく)
面影ラッキーホールの『typical affair』、
このジャケット!!! もう最高でシビれる!! 意味もなく嫉妬!!
わけあって、モザイク入りスリーブが全面にかかってますが、購入してスリーブとると、その下から真実が現れます。
コレでもこのままじゃお店に置いてもらえないんですね。
厳しいなあ。デザインとしてものすごく素晴らしいのに。
ライナーの中の写真もエロきれいで、しかも地の色がブラウンなのがまたオシャレ感を醸してました。
音楽に関する知識がなさ過ぎなのでエラそうなこと言えませんが、今回のアルバム、いままで以上にバラエティに富んでいて、1曲1曲がそれぞれくすんだ光やギラッとした輝きを放っている宝石箱…っていうか、色気に溢れたおとなのオモチャ箱的な作品でした。
勝手なイメージでは…『ラブホチェックアウト後の朝マック』は美しいスウェディッシュ・デザインのバイブレーター、『ゴムまり』は500円くらいの安いプラスチック製ピンクローター、『背中もよう』はレトロな張り型&縄…といったところでしょうか。
(『涙のかわくまで』はローションかな?)。
そして、私が住んでいる場所からそう遠くないところで日々繰り広げられている、男女の“typical affair”(ありがちな出来事)のスクラップブックでもあり。
いままでの曲もそうですが、ひとつのシーンに絞り込んだ局地性からほとばしる濃度が素晴らしかったです。
いろんな状況&時代に広く応用できるように薄めた曲ではなく、そのときその場所で行われた出来事を切り取った感、が良いんですよね。
具体性のないあいまいな曲より、面影の曲のほうが、はるかにどっぷり浸かれます。
でもちゃんと汎用性もあったりする。
1曲目の『ラブホチェックアウト後の朝マック』は、曲調がおしゃれな上に、アッキーさんの歌声がとても心地よい粘り方をしている美曲。
ヘッドホンで聴いていると、“強引に手を引っ張って道玄坂を登ってた”とか“退屈な日々が変わればと~”あたりの歌い方に濡れます!
そして、ラブホチェックアウトした後の、朝の円山町の空気とか、歩いているカップルの感じとか思い出してしまうー。
空気がひんやりして湿ってて小雨とか降り出してるとまた、なんともいえない気分になるんだ…。
新宿と渋谷ではまた心持ちが違うのよね…。
タイトルのインパクトは大きいけれど、比較的聴きやすいので、人に「これ聴いてみて」とアルバムをすすめるときも、これが1曲目だと、なんだかちょっと安心(笑)。
なんとなく渋谷のドンキ近くのマックを想像して聴いてたけど、あの店舗なくなっちゃったのか。
2曲目の『セカンドのラブ』は、もしも私が格闘家だったら入場曲はコレにします!ってくらいの感情移入曲&アゲ曲。
底に向かってるはずなのに、なぜかアガッて高揚していく、不思議な歌です。
ヒトはそれを“自虐”と呼ぶのかな。
いまは思いっきり飛び跳ねながら聴いて、そしていつか、もっとずっと年をとったときに、昔を懐かしみながら静かに泣いたり笑ったりしながら聴けたらいいなと思う。
3曲目の『ゆびきり』と4曲目の『ゴムまり』は、2曲続けて小さい娘が登場。
しかし、母としての立場を描きながらも、やっぱり湿ったオンナの目線を貫いているところが素晴らしい。
曲のしっとりとした美しさ、優しさと歌詞の凄惨さの合わせ技にやられます。
とくに『ゴムまり』は、拒否反応を示す人もかなり多そう。
でも、“捨てられるのが恐かった”が頭の中を支配して何かが麻痺してしまう感じ、何となくわかります。
そう、私からしたら身近には感じられない状況を描いた曲でも、同じオンナという動物ってことで、何かしらの共感が生まれてしまうところがすごい。
5曲目『背中もよう』は、殿さまキングスの『恋は紅いバラ』(名曲!)を髣髴とさせるマンボ!
ライブで生演奏で聴くとまたものすごくかっこいいんです、これ。
アッキーさんの佇まいともびったしマッチしていて、やらしい大人のムード満点。
ディナーショーで聴きたい!って感じの曲です。
6曲目はラップで『今夜、悪魔は天使に負けない』。
タイトルも素敵なこの曲、かなりお気に入りです。
いままでの面影のイメージになかった、“天使と悪魔”っていうファンタジックなモチーフが出てくるのが新鮮。
詞の曲へののっかり方もかっこよくて、ついつい繰り返し聴いてしまい、中毒性高し。
「私、地獄に行く覚悟はできてるから」っていきがってた頃を思い出します(といっても、そんな昔ではない…)。
あと、男女交互に入るコーラスも良い☆
ライブでも聴きたいな~。
7曲目は、おなじみのサマーラブソング『あたしだけにかけて』。
夏はやっぱりこの曲!
9曲目の『SO-SO-I-DE』、いまBeeTVの番組の主題歌になっている『口に出してね』(こちらも名曲!)、前アルバムの『中に出していいよ 中に出してもいいよ』と合わせて、4部作完成?
あ、『夜のみずたまり』もあるか。
今夜どうフィニッシュをキメるか迷ったら、iPodでこの5曲をシャッフルにかけかけかけかけて、1曲目に流れた曲をテーマに…とかどうでしょう。
8曲目は、西田佐知子さんの『涙のかわくまで』のカバー。
アレンジがとてもかっこよく、特にライブで聴いたときはシビれました。
そしてこれは、『背中もよう』と共にアッキーさんのフリークスっぷりが際立つ曲。
歌い方が(いい意味で)気持ち悪くて最高なんだ。
あの姿と声で“あなたがそばにいなければ 私は歩けない”と歌う違和感、異形感がたまらんのです。
この歌詞もいいんですよね~。
というわけで、ちゃんとオススメできたかわからないけど、
間違いなく、買うべき一枚ですよ!!
先週行われたライブのレポは、また改めて。
ちなみに、面影ラッキーホール、なんと今週発売の弊誌にも登場します!!
弊誌との意外なつながりも明らかに!? 要チェック!!