Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

灸ブーム

2007-05-29 19:56:37 | daily life
このあいだまで江國香織を集中的に読み返していて、その流れで最新刊『がらくた』も読んだのだけど、これはダメでした。私には合わなかった。もう、男の言動が気持ち悪すぎて・・・。こんな男に惚れ込む女の気持ちがさっぱりわかりません。
奔放系少女ミミちゃんに多少感情移入する部分はあったものの、最後までどこにも深く入り込めず残念。

最近読んだ本は他に、金原ひとみ『ハイドラ』、恩田陸『Q&A』、長坂まき子『大人計画社長日記』、江戸川乱歩『孤島の鬼』など。買ったままになっていたボブ・グリーンの新刊をこれから読むところ。訳が駒沢敏器さんだし、楽しみ。




ところで、 最近母が“せんねん灸”に凝りだしました。
かなり即効性があるらしく、ハマっている様子。
写真は、裏の粘着テープをはがして上に火をつけ、体のツボに貼付けるもの。ネットで、火を使わないタイプのも購入したらしく、私もさっそく貼ってもらいました。ほとんど熱さは感じません。でも、気持ち肩がすっきりしたような?

母のおじいちゃんはお灸屋さんをやっていたらしいから、これは血なのかな~。

パイレーツ!

2007-05-28 18:56:49 | movie
土曜日は、R嬢と六本木ヒルズに『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド』を観に。
ビーズ&羽ピアスとスカルネックレスで、ちょっと海賊気分を高めて。さすがにバンダナを巻く勇気はなかった・・・。

映画、面白かったです!
海洋生物×人間のフリークスたちに萌えた第2作よりさらに楽しかったかも。
海賊ソングの大合唱、マストの上での決闘、世界九大船長会議、各国海賊の髑髏旗・・・パイレーチズム溢れる見せ場の数々に血が沸きました。
オープニングの死刑台&シンガポールのシーンからアドレナリンが噴出! 猿がすげーのです! チョウ・ユンファのにごった目もよかったなあ。

キャストそれぞれにちゃんと見せ場があって、そのあたりの配慮も好感度大。
バルボッサの大胆で落ち着き払った頼れる船長っぷりに惚れた。こんなかっこいいキャラになるとは、1作目の時は思ってもみなかったよ。
キーラ・ナイトレイ嬢は、チャイナ・コスが最高に可愛いです。
2ではなんかあまり可愛いと思わなかったんですけど、やっぱりキレイだわ、この人。
存在がどんどん薄くなっていると言われているオーリーも、ちゃんと名誉挽回するし。
そして、キース・リチャーズ! さすが、ものすごい存在感で、デップがひよっこに見えます。

ストーリーは前作からさらに複雑になって、裏切り合戦で、もう誰が誰のサイドにいるのかさっぱりわからなくなってくるのですが、あまり真剣に追おうとせずにいれば楽しめるのではないでしょうか。
デップの妄想部分とか、あそこまでギャグな部分入れたほうがよかったのかは謎だけど、まあいいのか。私好みの描写もあったしね。スパイダーマンといい、監督は3作目で笑い方面に暴走したくなるものなのかしら。

ちょいおざなりになっていて消化不良の部分もあるけど、これだけ楽しめれば満足!

3時間近く、と尺が長いので、覚悟して劇場へ!


雨の日と血液。

2007-05-25 19:55:47 | daily life
雨の日は、私のくせ毛が暴れ回って、手がつけられません。
いつも会社で鏡を見て愕然とします。ほんと衝撃。家出るときはそうでもなくても、いつの間にやら暴走パーマヘアになっているので。
色を明るくしてから、さらに勢いがついていて、最近ありえないくらいの飛び跳ねっぷり。
でも、矯正ととかせずに、この子と一生付き合っていくと腹をくくったので、うまく共存していく方向でがんばります。

ところで、
今朝、母から「はしかの抗体チェックに行ってくれば?」と突然の提案があり、近くの病院で急遽血液検査(1回予防接種しても、抗体ができない場合もあるらしいのですよ)。うちの母校も休校になっていたし、これからもはしか流行の可能性はあるらしいし。
注射器の中に溜まっていく自分の血液を見ながら、「ああ、昨日観た『ワイルド・パーティー』の血は、すごいマットで明るい赤だったなー。やっぱり本物の色は全然違うよ」とかぼんやり考えてみたり。
結果は4、5日後。
いま、ワクチンが足りなくて、抗体がないってわからないと予防接種してもらえないらしいですよ。


余談ですが、血と言えば、私、「僕、血とかダメなんだよねー」って言う男性が苦手です。
以前好きだった人にこのセリフを吐かれ、軽くショックを受けた覚えが。
いや、別に血が得意な人も困りますよ。別に好きでなくていいんです。
血を見ると気分悪くなる人がいるのも仕方ないと思う。相手にホラー嗜好を強いるつもりもないし。
でも、「血、ダメなんだよね」ってサラリと軽く言われると、無性に腹が立つんですよねー。なんなんだろう、このムカつきは。毎月グロテスクな出血を経験している女子だからだろうか。
誠実な態度で、「僕、昔から血を見るとどうしても気分が悪くなってしまうんですよ」とか言ってくれるなら、たぶん、大丈夫。




ホラーとフラ

2007-05-24 17:11:38 | movie
最近、「ホラー映画Tシャツ」と検索してこのブログを見てくださっている方が多いようで。
ご参考までにもう一度書いておくと、私が以前注文したのは、ASTRO ZOMBIESさんというお店です。いろいろありますよ。

このところのお気に入りは、『悪魔のいけにえ』を観に行ったとき劇場で買ったピンク色のいけにえTシャツ。襟まわりを切りっぱなしに改造して着ています。
前買った黒系のホラーTも、ラメとかラインストーンとかつけてリメイクしてみたい。


と、またホラー話でしたが、気分を変えて、昨晩DVDで観た感動作の話題を。
みんな絶賛する『フラガール』をようやく観たのですよ。
いやー、泣いた泣いた。観終わった後急いで目を氷で冷やしたけど、まだ今も目の辺りがもったりしてます。
映画としてよくできているのかなんてことはわかりませんが、蒼井優ちゃんだけで満足です。踊っている姿がひたすらかわいい、かっこいい。さすがバレエ経験者。
松雪泰子は、顔と髪型が強烈で最初びっくりしたけど、体の線がキレイ。
しずちゃんも、目立ちすぎずよかったな。純朴な不器用さに泣けました。

優ちゃん、こんど蜷川の『オセロー』でデズデモーナを演るのよね。
あんな若いデズデモーナ。想像できない! でも絶対観たいなあ。


再び始動中。

2007-05-22 18:44:47 | daily life
ご報告が遅くなりましたが、みなさまの応援のおかげで、チェコ本のパート2の発売が決まりまして(年内発売予定)。今年も夏はチェコへ飛ぶこととなりました。
夏休み、すでにスケジュールがギッチリ埋まっております。
頼むから、仕事よ、入らないで。

というわけで、今日は母とチェコセンターへ打ち合わせに行って来たんですが、
その前にちょっと時間が余ったので、広尾プラザの中のナポリでジェラートタイム。 塩ジェラート美味いです。爽やかな甘さ。
ナポリのジェラートは大好きで、以前広尾で一人暮らししてたときもよく食べてました。スーパーとかで売ってる棒付きの「ププ」も美味しいですよね。

ジェラート&ソフトクリームが食べたくなる時期が到来。
気を引き締めて、食べ過ぎないようにしなきゃ。
本場イタリアのジェラートが食べたい!


たのしみなもの

2007-05-21 19:25:42 | daily life



東京都写真美術館で7月に、私の大好きな写真家マーティン・パーの写真展が行われるそうです。
「FASHION MAGAZINE展」。
日本での本格的な展覧会は初めてらしい。
楽しみだー!本人も来日するみたい。
キッチュで生々しい質感が何とも好きなのよね。人も食べ物もギラギラしてて。あんな写真撮れたらなあ。


それと、今日は愛読誌「映画秘宝」の発売日でしたが、ついに『グラインドハウス』の日本配給の目処が立ったと載っていて、電車の中で狂喜!
タランティーノ×ロドリゲスのホラー2本立て作品(豪華ホラー監督陣のフェイク予告編付き!)ってことで、いまいちばん楽しみな映画ですが、ずっと公開が決まらないので、このあいだもホラー仲間と「どうなるんだろうね・・・」と心配していたところでした。
しかし、2本バラで公開説も有力のようで、まだまだ心配は尽きません。グラインドハウス形式での上映を切に願っております。



心に毒を。

2007-05-20 19:16:45 | daily life

昨日は、『魔法の万年筆』観にパルコ劇場へ。
スマップ出演舞台は初めてです。
稲垣吾郎さんのサービス魂が詰まったボリュームある舞台で、長かったけど飽きずに楽しめました。出演者のみなさんそれぞれが、大人のチャーミングさを体現していて、素敵。芸達者で貫禄あるチーム、という感じがしました。
しかし、久々に、こんなに毒のないもの観た気がします(先週の大人計画とのギャップありすぎでこう感じるのかしら)。
誘っていただいた方には、「血とか出てこないから、(私には)どうかな、と思ったんだけど」と言われましたが、いや、たまにはいいもんです。普通に笑って楽しんできました。
私、別に血が好きなわけではないんだけど・・・。



今日は、まったりと、溜まったホラー漫画とDVDを消化。毒補給。
DVDは、『処刑軍団ザップ』を観ました。
登場人物も狂ってるけど、映画自体も狂ってて、楽しい作品。舞台となるのが人口40人の小さな町なもので、悪魔崇拝グループがやってきても、なんかみんなのんびりしてて常識がズレてるの。そこにちょっとイライラしたり、笑ったり。
ちょい中だるみも感じたけど、前半のネズミ狩り、少年の復讐、そして後半の泡吹き狂人たちの何だか楽しそうな虐殺っぷりはかなり面白かったです。

そして、最近二人の方に伊藤潤二の短編漫画を貸していただいたのですが、ほんと面白いのね。いままで読んでこなくて損した気分。
各話ワンアイディアの勢いがものすごいです。怖いっていうより、突っ込みどころが多すぎて笑えます。

最後に、ちょっとおめでたいニュース。
父が参加しているデザイン集団WORKSHOP MU!!が、第15回桑沢賞のデザイン・オブ・ザ・イヤー賞なるものを受賞したらしいです。
おめでとー。
そして、今発売中の雑誌「Lightning」に、アメリカマニアとして父が登場してるので、ご興味のある方は、ぜひチェックを・・・。


ドブの輝き

2007-05-18 15:45:37 | stage
昨日は、ライターさんにサンプルセールに連れて行っていただき、勢いでワンピースを3枚一気買いしてしまいました。ビバ、70%OFF!
普段買わないようなテイストのものをあえてチョイスしてみましたよ。
シフォン素材の服って初めて買ったような。しかも、気付いたら、今校了中のページの撮影で使ったワンピースだった(色違いだけど)・・・。


ちょっと話題は遡りますが、
このあいだの土曜日、Y嬢と観に行ってきました、大人計画本公演『ドブの輝き』。
官藤官九郎作品、井口昇の映像作品、松尾スズキ作品の3本立て。

官藤作品は法廷もの。“ハンディキャップ演歌”っていう毒溢れるテーマが面白かったです。阿部サダヲの繰り出す地味な笑いもよかった。そして、皆川猿時さんの相変わらず下品なはじけっぷりが、やっぱり好き。かわいいんだもの。
でも、短編なせいか、物足りない感も否めず。

松尾作品は、オープニングのゴミとの会話&ゴミミュージカルにかなり興奮して、「すごいすごい。かっこいい」と感動したんだけど、だんだん話に集中できなくなってきてしまって、ちょい消化不良気味。こちらももっと長い尺のほうが、うまい具合に展開したのでしょうか。
しかし、ゴミコスはちょっとやってみたいですね。
松尾さんのミュージカルセンスはかなり良い気がするので、『キャバレー』には期待。

井口さんの作品は、「これは果たしてこんな公衆の面前で流していいのだろうか」と思ってしまうくらい、フェチズム溢れる映像で。「ああ、本来隠すべき趣味嗜好を、こんな場で堂々と流してしまって・・・」と、ドキドキさせていただきました。『猫目小僧』のときも感じたけど。


ナメ体質?

2007-05-16 17:38:05 | daily life
入稿最終日。あとちょっとです。
先輩が買ってきてくれたピノ食べながらがんばります。

このあいだ友達に、「最近、世の中ナメてる顔してるね」と言われました。図星かもしれません、それ。心の中で「何とかなるや」と思って甘えてる部分が多い気がする。
神経が図太くなるのはある意味心地よくて精神にはいいかもしれないけど、何事もギリギリで渡っていこうとするのは良くないですね。周りに迷惑かけるから。気を引き締めていかなければ。
ナメてるくせに、根が心配性だからなあ。ドキドキしちゃって結局心に負担がかかりそうだ。

話は変わって。昨日、父にこんなかわいらしいハンコをいただきました。

2cmくらいの長さの、とっても小さいもの。浅草の80歳の職人さんの手によるものらしく、もうほとんど手に入らない象牙を使っているんだって。どこに押そうかな。

このあいだも母に素敵なプレゼントをいただいてしまったし(誕生日の先渡し)、親孝行しなきゃですよ。


仕事場拝見。

2007-05-11 18:52:40 | daily life
今日は朝早く集合して、お仕事でゲーム制作会社の見学に行ってきました。
ゲーム好きとしては、どんな環境で作られているのか興味津々。
ビルの3階にある会社は、イメージに反して(?)大変きれいなオフィス。
みなさんの机の上も、うちら編集部の机と比べ物にならないくらい整理整頓されていて・・・。そ、想像と違うよ!
でも、仮眠用折り畳みベッドが置いてあるあたりは、イメージ通りで、ちょっと安心しました。あと低反発クッションとか。

5日間ほとんど寝てないプログラマーさんとかいらっしゃって、
(無意識のうちに“気絶”する以外は寝ていないらしい)
でもちゃんとこちらの質問に答えてくださって、
「私、“7時半起きでだるい”とか思ってごめんなさい!5時間も寝たくせにごめんなさい!」と心の中で反省。

ちなみに、我が家の母の日のプレゼントもやっぱりゲームです。
昨日発売になった、PSPの「ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争」をリクエストされまして。もうほんとタクティクスが好きなのですよ、うちの母は。



昨日一昨日と、気持ちが底につきそうなくらい落ちていたんだけど、どうやら峠を越えた感じで、意外に頭すっきり。よかったー。今日から入稿だもの。ゴールデンウィークの宿題も提出しなきゃだもの。1日でこれだけ回復するなんて脅威!
昨晩、男友達とダメダメな恋愛論交わしたのも良かったのかも。少し気持ちが整理されて楽になったから。

最近は、自分の心と体をよく観察するようにしていて、揺れの幅もちょっとわかってきた気がする。心が弱ってる、とか、不安に駆られて仕方ない、とか、なんか太った、とか、肌が荒れてる、とかも、その揺れの範囲であって、ちゃんとケアすれば回復してくれるものだ、と信じられるようになった。前よりは、ってことだけど。でも、そのおかげで、とても気持ちが楽だ。