Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

ソウ2

2005-10-31 22:57:00 | movie
さっそく観てきました『ソウ2』。同期・Y氏と。

これから観るっていう人もいると思うので、詳しくは書きませんが、前回の精巧に構築された世界に比べて、今回は粗さが目立ったというのが正直な感想。

謎も細かい部分で放っておいているところがあるし(大枠はちゃんと解決するので御心配なく)、ジグソウの標的ひとりひとりのゲームがネチネチと描かれるのかと思ったら、何となくはしょられてる人もいるし・・・。舞台を広げ過ぎたせいか、謎解きの面白さも薄まってしまった。

"ジグソウにゲームを仕掛けられた人間が、死のゲームに勝つための唯一の選択肢がわかったとたん、そのために払わなければならない代償に絶望する"っていうのが、前作のキモだったはず。
それが私たち観客を何ともいやーな気持ちにさせてくれるわけだし(自分だったらどうしただろう?とか考えちゃって)、今回も当然そのあたりを期待したんだけど。
確かに今作も冒頭のゲームにはぞーっとさせられたんですが、本筋でのゲーム内容が何かピンとこないものが多かったんです。それが残念。
身体的な痛さの描写は充分にありましたが、精神面でもう少し私たちを追いつめてほしかった。
前作観賞後に身体に残った絶望感と恐怖感には及びませんでした。
(多少耐性ができてしまっているのかもしれないが)


でも、そうはいっても、最後に前作ファンが大喜びするような上手い展開を持ってきているし(拍手が起こった回もあったよう。その気持ち、わかる)、続編も作れそうな感じだし、興奮するところは多々あって、実際かなり楽しめました。
前作が傑作だったため、期待し過ぎちゃったんですね。

監督が私と1歳しか違わないというのが驚き。
次回作があるとしたら、今度は誰が監督するのでしょう。

恐いというより"痛い"映画なので、苦手な人は要注意です。

リアル夢。

2005-10-31 21:30:45 | daily life
今日はリアルな夢をみてしまった。

好きな芸能人がうちの雑誌で連載を持つことになり、私がその担当をさせてもらうという。
好きな人と付き合う!とか結婚する!とかじゃなくて、連載の担当になるってとこがリアルでしょ?
夢の中では、連載の打ち合わせをしたりしてました。

そのリアルさにまさか夢だとは気付かず、目覚めて呆然としてしまい、しばらくショックで放心状態でした。
ええーっ! うそ! 現実じゃないのおー??
と。
もう幸せより切なさが勝って、朝から胸がグルグル不穏状態に。
それをなだめるために、その人の写真見てみたり、ホームページ見てみたり、CD聴いてみたり・・・。
朝から何やってるんだろ。

しかし、これで、「いつか絶対取材で会ってやる!」という闘志にいっそう火がついたのでした。
予知夢になることを祈りつつ・・・。

ゴミ屋敷?

2005-10-31 21:16:49 | daily life
いよいよ実家の引っ越しの日が近づいてまいりました。
とりあえず、両親が実家から新居に引っ越し、その3週間後に今度は私が引っ越していく形になります。

というわけで、この土日は実家で荷物整理三昧。
まず持って行く物とゴミを選り分けるわけですが、ゴミを置く場所がない!
ベランダや玄関、空いているスペースには所狭しとゴミ袋が積み上げられていく有様。
たぶん家の中のもの2/3くらいゴミにしましたね。
いや~、改めて自分たちの物の多さに圧倒されました。

ゴミの中での作業より精神的に疲れるのは、やっぱりセンチメンタル・バリアー(物が発してくる、"こんな思い出が詰まってるよ~。捨てちゃっていいの~?"というオーラ)を破って物を捨てること。ある程度割り切って、バサリバサリと未練を断ち切っていくこともしなければ、いつまでたっても大量の物に囲まれた生活が続くだけ。
心を鬼にして、捨てました。

20年以上住んだ土地を離れ、慣れ親しんだ電話番号を捨て、全く新しい環境で暮らし始める・・・
今回の引っ越しは、何気に自分にとって大きな節目なのです。当然、ふと寂しくなったり不安になったりすることもしばしば。
しかし、今は、その先に待つものがより充実した生活であることを信じて、ただ進むのみ!


ブラザーズ・グリム

2005-10-27 20:52:05 | movie
こないだの日曜日は、R嬢と一緒に東京国際映画祭へ。
久々に明るい日の刺す六本木ヒルズで、テリー・ギリアム監督『ブラザーズ・グリム』観ました。

いかさまゴーストバスターのグリム兄弟が、フランス占領下のドイツの村で、少女連続誘拐事件に挑むという話。グリム童話が生まれる前日譚という設定なのかな? 白雪姫や赤ずきんちゃんやラプンツェルやカエルの王子様など、童話のモチーフが各所にちりばめられています。

会場には監督も来ていて、上映前に舞台挨拶をしました。
すごく陽気な人で、びっくりしました。『ロスト・イン・ラマンチャ』の苦悩顔が印象に残ってたから意外だった。

映画は、おとぎ話の世界にテリー・ギリアム風なブラックでナンセンスな味付けがされていて、とても良かったです。将軍が「夜食にはキッシュをくれ」(だっけ?)といって倒れるとことか、ほんと意味不明だけど面白い。人間の顔の描き方とか軍隊の感じ、ゴースト退治に使うガジェット、全体に漂う土臭さなどが、とってもギリアムテイスト。うまく説明できないけど、ギリアムっぽいんですよ。

そして、泥でできた怪物・ジンジャーブレッドマン!可愛いけどコワい!
マシュマロマンに通じる不気味さ。もっと観たかった。

女王を倒すところがあっけなさ過ぎたり、ところどころこけおどし感漂うところもあったけど、こけおどしもギリアムの持ち味だしな。うーむ。
ストーリーにもうひとヒネリ欲しい気はしました。

でも、特殊効果バリバリでいかにも大作の面持ちなのに、どこか変、どこか歪んでる・・・そんな空気が楽しめる映画でした。



グロモン。

2005-10-27 02:20:53 | daily life

目黒寄生虫館?

いえ、違います。
デスク会で連れて行っていただいた焼き肉屋での一コマ。
"壷漬けMホルモン"だそうです。
見た目が何ともグロテスクで◎。
食べたら、腹喰い破って出てきそうです。
これをハサミでブツ切りにしていただきます。
噛み応えがすごくて、アゴが疲れました。
いつまでも口の中からなくならない。
顔痩せにはいいかも。

あれっ?"M"って何のMだっけ?店員さんに聞いたのに忘れた~。

見上げてみれば

2005-10-27 02:10:46 | daily life
今日は、連載でお世話になっている方がやっているファッション・ブランドの展示会へ。
駒場東大前駅から会場へ向かう途中、ふと頭上を見上げると、


何か木の葉っぱに気になるものが。



あっ、カメムシ☆
しかも、10匹くらいが一枚の葉っぱの裏にびっしりとはり付いていました。
上のほうの葉だったので、カメラのズームでうまく撮れなかったのが残念。
何の木だったんだろう??
お母さん、ごめん、フィルムケース持ってなかったから、捕獲は無理だったよ・・・。

チキン・リトルは可愛いか否か。

2005-10-25 23:08:54 | movie
ピクサーとの契約を切られた(切った?)ディズニーが社運をかけて放つアニメーション『チキン・リトル』。
『コープス・ブライド』を観に行ったとき、劇場にチキン君人形が飾ってあったので、ディズニー好きのYと「これはどーなの??」と話していたのです。だって、予告編見る限り、とても面白そうとは思えない・・・。ディズニーはいったいどこへ向かおうとしているのだろうか。

でも、正直私は、この主人公のルックスはけっこう好き。
確かに媚び媚びオーラがかなり出てるんですが、それ含めて。
過剰な媚びキャラは嫌いじゃないんですよ。媚びも度を超えると不気味になってくるから。
それに、このチキン君、よく見ると顔の羽の質感が気持ち悪かったりして、あなどれません。
日本公式サイトの"踊るチキン・リトル"なんて見ちゃうと、不覚にも胸がキュンキュンしてきます。
サブキャラの、潜水マスクをかぶった"陸に上がった魚"もけっこう可愛いっぽいですが。

コープス・ブライド

2005-10-25 22:29:40 | movie
気持ちのもやもやが消えてきたと思ったら、
今度は頭がもやもやと。
どうやら風邪をひいたみたいです。
今晩は校了だっていうのに、熱で頭がほわほわしています。


さて、そろそろ週末観た映画レビューを。
土曜日は、ずっと楽しみにしてた、ティム・バートンの『コープス・ブライド』の初日。同期Yと一緒に観てきました。

期待通り、素敵な映画でした。寸分違わず期待通りという感じで、裏切りはなかったですが。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』よりだいぶ小粒だけど、そのシンプルさがまた良し。描く世界をギュッと狭くして、濃度を上げている感じでした。
死体の花嫁がメインキャラなわりに、死後の世界がとびきり明るく描かれているので、意外に軽く楽しめてしまう作品です。おなじみダニー・エルフマン節ばりばりのミュージカルシーンも楽しい。あんな死後の世界なら行ってみたい。

そして、主人公のビクター青年以上に魅力的なのが個性溢るる脇役陣で、ちょっとしか登場しないけどもっと観たいキャラがたくさん。子供骸骨スカルガール&スカルボーイとか、胴体まっ二つおじさんとか。個人的には、腰がおかしな方向に曲がった召使いのおばあさんと、どんくさそうな魚屋の配達係(?)が好きでした。

最後は、コープス・ブライドの切ない行動に二人で涙。自己犠牲ものには弱いのよ。
ストップモーションアニメはやっぱりいいね。あの動き見ているだけで幸せ。CGで何でも表現できるようになっても、ずっとずっと残っていってほしい技術です。
ティム・バートンには、もっと短い作品でもいいから、コマ撮りダーク・ファンタジーシリーズを作り続けていって欲しいな。


同じく生者と死者の関係を描いた、恩田陸の『ネクロポリス』、上下巻読了しました。
相当ハマりこんで一気読み。下巻も、舞台となるアナザーヒルの伝統儀式やらイベントが次々展開されて、飽きない。ただ、最後もう少し主人公達に危険を冒して冒険してほしかったな。何かいきなり解決されてちょっと拍子抜け。
でも、かなりオススメです。是非映画化してほしい。読んでいて、ビジュアルがはっきりと浮かんでくるもの。ゲーム化しても楽しいだろうな~。

もやもや病。

2005-10-24 01:15:22 | daily life
仕事のモヤモヤを背負ったまま週末に入ってしまったので、
何だか胃に重いものを抱えた土日でした。
楽しいものをたくさん観たのに、気づくと仕事のこと考えてしまってる。
体は、嫌な事考えることに拒否反応を示して、睡眠に逃げ込もうとする。
それは、自分の仕事のやり方が悪いせいで、全くの自業自得なんだけど。
いけませんね。

気持ちが縮こまっちゃって、やるべき事はどんどん増えていくのに、体が動かない。
今週の校了が終れば、少しは心が軽くなるだろうか。

土日で観た
『コープスブライド』『ブラザーズ・グリム』『ヘイフラワーとキルトシュー』のレビューは、また改めて。

リブ・パーティー

2005-10-21 01:10:42 | daily life
昨日の夜は、会社の同期のみんなが誕生日パーティーを開いてくれました☆
ポーク・リブで有名な、六本木『トニー・ローマ』にて。

かぼちゃ提灯や骸骨バルーンなど、ハロウィンムードな店内。
席につくと、テーブルの上に豚ちゃん人形が乗っていました。
パーティーコースのおみやげみたい。

コースは、さいしょからいきなり山盛りのオニオン・リングで幕開け!かなりボリューミー。
お腹ペコペコだったので、胃にしみる~、と嬉々として食べていたら、
とつぜん地震がっ。けっこう揺れましたね。

稲妻??(撮影・Y子ちゃん)

それから、サラダ、ササミフライ、カクテルシュリンプ、ポテトのチーズ焼きなどなどパーティーらしさ満点のメニューが続く。美味しい!
そして、ちょい時間をおいて登場したのが、メインのリブ・ステーキ。

これひとり一皿。食べきれるかな。
骨付きリブにかぶりつくと、ホロホロと身がほどけていって、柔らかーい!
完食したかったけど、あまりに満腹だったので、ちょっと残してしまった。

食べ終わって一息ついていたら、
何やら"パンパンパンパン"手拍子が近づいてきました。
店員さんたちの軽快な歌とともに登場したのが、花火付きデザート!
↓豚ちゃん人形で囲って撮影してみました。

生クリームに花火がブッ刺してあって、周りをシャーベットや凍らせたパインが囲んでいます。
ベタな演出ステキ。ちょっと恥ずかしかったけど。

もらった風船をみんなでレシーブしながら、幸せ気分で会社に戻る。

今会社のデスクの上には、9匹の子豚(人形)、バルーン、ユキさんからいただいたお祝いカード、と誕生日グッズがずらり並んでいます。いつまでも誕生日気分でいたら怒られるかしら。でも、見てると元気が出るのです。

祝ってくださったみなさま、ほんとありがとうございました☆