Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

ツィーレク君冒険物語

2007-01-31 19:21:54 | art
おとといの夕方、広尾で取材があったので、その後その足でチェコセンターに向かい、フランチシェク・スカーラさんの写真漫画展『ツィーレク君冒険物語』のオープニングパーティーに行ってきました。写真漫画は、文字通り、写真にフキダシを付けたりコマ割りをしたりして構成した作品。植物の種など自然の中の素材で作られた人形たちが森の中を活き活きと冒険する、ものすごく愛らしい作品でした。

作家御本人も作品を自ら持って来日。
口琴をビヨンビヨンと鳴らしながら、パーティー会場である展示室に現れました。さすが、音楽活動もしているスカーラさん。噂には聞いていたけど、かなり不思議な方です。

金色のウエストポーチがいかしてます。

その後、ペトル・ホリー所長の挨拶の合間に、ウエストポーチからおもちゃの鈎爪のようなものを取り出して、指にごそごそとはめたかと思うと、突如、オペラ調の歌を歌い出しました!

チェコ語の歌だったので、それに合わせて、ホリーさんが日本語訳を歌舞伎調(?)に読み上げるというパフォーマンス。


そして、今日の朝、母と2人でスカーラさんにインタビューを行ってきました。作品を見ると、かなり奇人な人なのかしら?とちょっと不安でしたが、お話ししてみると、とても気さくで笑顔の素敵な方でありました。
森と人形とともに過ごした1年半の制作過程の様子は、もう興味深いなんて範疇を超えて、うらやましくて地団駄踏む程素敵で。私、理想の老後のビジョンが見えてしまいました。海か森の近くで、自然の中で生活しながら人形作ったり、コマ撮りしたり、絵を描いたり、写真撮ったり、作品作りをする。それがいまの理想です。
詳しいインタビュー内容は、チェコブログに載せる予定です。

展覧会は3/12までチェコセンターにて開催中。写真に興味のある方、絵本好きな方、人形アニメファンの方、みんな楽しめる展覧会だと思いますよ。

007 in チェコ

2007-01-28 21:40:38 | movie
昨日は、朝インテリア特集のロケハンと撮影商品の返却などをして、お昼に母と青山で待ち合わせ。一緒に、ピンポイント・ギャラリーで行われている樋上公実子さんの個展に行きました。スイス旅行でインスピレーションを得られたというモチーフの数々にしばし見とれました。角のある動物の描き方が素敵です。
ギャラリーで、偶然以前お仕事でお世話になった女性とも再会し、皆でしばし今まで飼ったことのあるペットの話で盛り上がりました(うさぎ、やどかり、金魚、カメ・・・)。

その後、アンデルセンで昼食を食べてから、六本木のシネマートにて『007 カジノロワイヤル』観ました。やっと。最初はまったく観るつもりがなかったんですが、周りの反応があまりにいいので。そして、チェコでロケをしたと聞いていたので。
話自体は、かなり地味な印象が強く、期待したほどではなかったけど、ロケーションはいちいち美しかったです。バハマとかヴェニスとか。そして、なんとモンテネグロという設定で登場したカルロヴィ・ヴァリ(チェコの温泉地)!俯瞰ショットからもう美しくて。パステル調の町並みはプラハとかなり通じるものがありました。もう少しリゾートな雰囲気はありましたが。これは次回のチェコ旅行時に絶対行かねば。しかし、モンテネグロ的にこれはありなんでしょうか?
カルロヴィ・ヴァリのほかにも、プラハのストラホフ修道院やバランドフ・スタジオなどで撮影が行われたようです。

映画の中では、最初のマダガスカルでの爆弾男追跡シーンがいちばん面白くて、アドレナリン出ました。身体能力高すぎ。あとみどころは、やっぱり全裸の拷問シーン?あそこは笑っていいんですよね?
ダニエル・クレイグはそんな悪くなかった。意外なほど筋肉ムキムキだったなー。

チェコイベント。

2007-01-26 01:10:30 | daily life

今日は、チェコセンター&チェコ大使館にて『チェコ AtoZ』の出版記念イベントが行われました。壇上でトークを行うことなどめったにないので、緊張するかと思いきや、しゃべってる間はまったく緊張しませんでした。よかったよかった。楽しかったです。DVDを上映するのに、大使館の立派な映写室も使わせていただいて、ちょっとだけ映写技師気分も味わわせていただきました。

当初の予想以上のお客様にいらしていただき、とってもにぎやかな会になりました。時間が限られていたため、みなさんとお話できなかったのが残念。
来てくださった方々、出版社の方々、そしてペトル・ホリーさんはじめチェコセンターのスタッフの方に感謝!

今日の様子などは、近いうちにチェコブログのほうにアップしていくので、どうぞよろしくです!


アジャ

2007-01-23 16:14:37 | movie
チェコ本の重版が決定したようで、よかったよかった☆
ご協力&ご購入いただいたみなさまに感謝です。
というわけで、昨日は夜中まで母ともう一度本の読み合わせをしていました。間違いの再チェックです。神経を使ってちょっとぐったり。でも、大切なことなのでしっかりやらねば。何点か修正を入れました。



話はガラッと変わりますが、
このあいだ寝る前に『ハイテンション」をDVDでも一度観ました。家族が寝ている間に見知らぬおじさんが家に侵入してみんなを殺しまくる、という話なので、寝る前に観るものとしては最悪ですね。
DVDにはメイキングが収録されていて、監督のアレクサンドル・アジャと脚本と美術を手がけたグレゴリー・ルヴァスールのインタビューが見れるのだけど、二人共美形なんですねー。スプラッタ界の美形、ステキです。しかも、たぶん同い年くらい。

メイクを手がけた大御所ジャネット・デ・ロッシもかっこいいおじさんだったな(特に眉毛が・・・)。今作の、傷穴だらけの殺人鬼の顔は最高です。
アジャ監督の『THE HILLS HAVE EYES』も観たい観たいと思っているのに、日本では公開未定。なんとかならないんでしょうか。

マリー・アントワネット

2007-01-20 23:27:21 | movie

製作中はずっと観たいと楽しみにしていたものの、最近いろんな人の感想を聞いて、もはや観たいんだか観たくないんだかわからなくなってた『マリー・アントワネット』。結局初日に観てしまいました。

始まって数十分は、キルステンのバックヌードやアーシアのビッチ顔に萌えたけど、なんかテンポつかめなくてもやもや。期待しすぎたのかもしれないけど、色とりどりの靴やお菓子が思ったよりアピールしてこなかったし。衣装や髪型はものすごく可愛かったけどね。
国王崩御あたりから、やっと面白くなってきました。ソフィア・コッポラは、夜明けの空気と女の子の表情を撮るのが上手い。午前5時の、恐ろしいほどの透明感と切ない倦怠感が胸を突く。庭で自然と戯れるマリーのシークエンスも良かったなあ。女の子たちが、(おそらく)絞りたてのミルクと摘みたてのイチゴを楽しそうに食べるシーンにトキメいた。

物語は、フェルゼンとの恋が中心の話になるのかと思いきや、そこは悲しいほどサラリと描かれていて、逆にルイとの絆が思ったより深く描かれている感じでした。しかし、ストーリーを観にいく映画じゃありません、これは。いろんな部分がはしょられているようだし、シーンとシーンのつながりもスムーズでないので、細切れの印象。それが作風なのかもしれないけど、時代物には合ってないよなー。話題の音楽も、かっこよくハマッているところと、あまりハマッていないところが半々くらい。
王妃マリー・アントワネットを普通の女の子として描く試みですが、別に無理に時代もの撮らず、普通の青春映画を撮ったほうが、女の子描写に集中できてよかったんでは?と思えなくもない。可愛いシーンは多いんだけど、映画としての印象が残りづらい作品でした。

あ、個人的見どころのひとつは、やっぱり仮面舞踏会!行ってみたいですね~。


遅ればせながらワイヤレス。

2007-01-16 20:42:32 | daily life
実は先週末、家用NEWパソコンを買いました。 今までPowerBookを使ってきましたが、わけあってウィンドウズが必要になり。
そして、これを機に、無線LANというものにやっと挑戦してみました。母のノートパソコンのモデムをルーターに接続。説明書を読みながら設定しようとしたのですが・・・なんでこういうのって説明書通りにいかないんでしょうね。でも、よくわからないなりにがちゃがちゃやっていたら、何とかつながりました。セキュリティ面とかがこれで果たして大丈夫なのか若干不安が残りますが、おいおい見直していこうと思います。
なんかよくわからない人の電波が近くに漂ってるみたいなんですけど。無線ってちょっと怖いですね。

そして、私のニューパソも設定して、初めてお部屋でインターネットが使えるようになりました!わーい☆
ニンテンドーDSのワイファイにも対応した無線LANルーターを買ったので、これで、どう森通信もスムーズにいくようになるかしら。

BABY SNAKES

2007-01-14 19:03:44 | movie



ブルース・ビックフォードのアニメーション目当てで買ったフランク・ザッパのDVD『BABY SNAKES』、やっぱり面白い。あの緻密な麻薬的世界・・・狂ってます。素晴らしい。そして、ザッパかっこいいわ。変わったクレイ・アニメが観たい人は是非。

セール時期に伴い、HMVでDVDも大幅値下げされているので漁りにいったのですが、結局新作ばかり買ってしまいました。『ユルグ・ブットゲライト短編集』『ハイテンション』『マーダー・ライドショー2』など。『マーダー~』はちょっと安くなってたかな。『ナイト・ウォッチ』が1000円ちょっとで売られていて(70%OFF。売れないんだな・・・)、買おうか迷ってます。この値段なら持っておいてもいいかなと。好きなのは前半2,30分なんですが。

と、いろいろ買ってるんですが、『The OC』(3月リリースのアメリカTVドラマ)のサンプルDVDに気をとられていて、まだ全然観れてません。ミーシャ・バートン可愛いんだけど、かなり幼い感じがするなあ。


またまた、すかんち。

2007-01-13 23:13:01 | daily life

去年に引き続き、「すかんち」の再結成ライヴ第2弾が行われました。
というわけで、渋谷AXへ。
めったに拝むことができないドクター田中をしっかりと目に焼き付けるため、舞台に向かって右側に陣取る。
メンバーがステージに現れた瞬間から、ドクターに目を奪われてしまいました。去年は白シャツだったけど、今日はエナメル(?)の黒ジャケット。がっごいい・・・。髪ものびていたし、ルックスは前回よりかっこよく見えました。私はやっぱり、Sなナルシストに弱いようです。
ローリーはというと、おなじみの部分シースルーな黒衣装で、もう完成された美しさ。ボブヘアーが可愛いです。ポンプは、ちょっとジャック・スパロウ風?

今回は、ローリーとドクター、半々くらいで観ることに。
ドクターの、一歩ひいてるマイペースな佇まいが好き。そっけない風だけど、歌う時は熱唱で。たまにローリーのトークがツボにハマッて後ろをむいて笑っている姿も好き。来月のDJイベントって、何なんだろ。

曲は、最初のほうは地味めな曲が続いたけれど、「恋のTKO」「恋人はアンドロイド」「好き好きダーリン」「恋のショック療法」「恋のマジックポーション」などなど名作を一挙に聴けたので満足。とくにショック療法は、ちょうど聴きたい気分だったので。
最後みんなが手をつないでおじぎしたときには、ちょっと感動してしまいました。毎年でなくてもいいから、また生ですかんちが観たい。


写経に夢中。

2007-01-11 16:10:57 | daily life


アイシング、消しゴムハンコに続く我が家のブームは、写経です。親の仕事で写経道具を使うことになり、買ってきたのがきっかけ。
書いているのは、いちばんの定番である般若心経です。
薄く書いてあるお手本の上を筆でなぞっていくんですが、これがハマる。短時間でも、頭をからっぽにして何かに没頭するのは気持ちのよいことです。集中の快感というか。たまに手が震えてうまく書けないこともあったりして、自分自身の心の状態がわかるのも面白い。
このところ毎日、寝る前と出勤前に2、3行書いています。書いていて好きな字は、「無」(たくさん出てくる)、「故」「想」。
なぞる方法の他に、厚紙に書かれたお手本の上に半紙を置いて書くというやり方もありますが、こちらはなかなか難しい。余計集中力を使います。

来月、実際お寺に写経をしに行く予定です。楽しみ!
タイミングよく、NHKの趣味悠々でも「はじめての写経」が始まりましたね。

読書録

2007-01-09 00:22:41 | comic

休み中は、本より漫画ばかり読んでいました。
『シュガシュガルーン』とか『もやしもん』とか『プルートゥ』とか、最新刊いろいろ出たし。
前から買おうか迷っていた小田扉の『そっと好かれる』と『男ロワイヤル』も読んだのだけど、やっぱり私小田扉の絵が大好きだ。ストーリー&キャラクターの抜け感とか切なさももちろん良いのだけど、絵自体が好きなんだと判明。いままで『団地ともお』しか読んだことがなかったから、他のも読んでみよう。

本で唯一完読したのは、ついに手を出してしまった『涼宮ハルヒの憂鬱』・・・。すごい面白いってわけじゃないんだけど、なんかスルスルと読んでしまうんだよな。しかし、ライトノベルのテンポにはいまだなじめません。
DVDで『朝比奈ミクルの冒険』も借りて観てしまった。
朝比奈みくるになりたい。

今は、パトリック・ジュースキント『香水』(異常に鋭い嗅覚を持つ、体臭のない男の話。映画版楽しみ)と、スーザン・エルダーキン『チョコレート・マウンテンに沈む夕日』(アリゾナ砂漠とサボテンとアイスクリームの話)を併読中。