最近の私の朝食はもっぱらこれ。
バナナと「プーさんのはちみつだいすき」(シリアルの名前です)にプレーンヨーグルトをかけて、はちみつを少したらしたもの。
かなり美味しいです。
これを楽しみに起きています。
前までシリアルには牛乳しか合わないと思い込んでいたけれど、チェコで泊めていただいたお宅では、ヨーグルトをかけていたんですよね。
試しに食べてみたら美味しくて、この組み合わせもアリなんだと初めて知りました。
今日は、母とシアターコクーンにて、蜷川幸雄演出『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』を観劇。
舞台は、日本海沿いの都市にある、とある百貨店。
かつてそこに存在した少女歌劇団の面々と、彼女たちのファンバラ戦士の会”の30年ぶりの再会がもたらす、一瞬の輝きと悲劇の物語。
前回観た『95kgと97kgのあいだ』に続く、蜷川老人劇です。
年をとることを忘れたヒロイン、30年の時を経て集い華やかに舞う歌劇団の面々、彼女たちのガラスの心を必死に守ろうとする紳士たちの姿は、輝かしくも、どこまでも哀しく哀しく。
老いるということは、やはり残酷なことだと突きつけられたようで、胸が痛かった。
でも、年を重ねた彼女たちでなければ絶対に表現できないものがあるわけで。
老いた少女歌劇団のメンバーたちが、紙袋を手に恐る恐る集まってくる場面は、思わず涙が出ました。
改めてタイトルの素晴らしさが胸に迫る。
出演者では、なんといっても鳳蘭さん。性別を超えた凛々しさからは、目をそらせませんでした。
すごいな、あの人。最後、男にも女にも見えなかった。
毬谷友子さんの歌もすごかった。あれ、ほんとうに歌っていらっしゃるのかしら。
小峰リリーさんの衣装も、やっぱり素敵。
30人の老ジュリエットたちがまとう、血の色のドレスがとても印象的でした。
しかし、蜷川さん、シガーロス使いすぎじゃない?
カーテンコールに、忌野清志郎の『デイドリーム・ビリーバー』を持ってくるのはすごかった。
次の蜷川は、また、さいたまゴールドシアターです。
何気に、来月は5本観劇予定が。
ハイバイもゾンビミュージカルも、楽しみ。