Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

遅ればせながらの初詣

2010-01-31 21:35:13 | daily life
に行ってきました。
両親と叔母といっしょに。
まあ、私はこのあいだちょっと浅草寺でお参りしちゃったけど。

今年もお参り先は、もちろん、鎌倉・銭洗弁財天です。
今日は藤沢から江ノ電を使うルートで行ってみたのですが、
晴れた日の江ノ電、気持ちがよかった。
銭洗に行く前にちょっと長谷へ寄って、祖父の顔を見てきました。



お参りして、「ふえろ~、ふえろ~」と唱えながらお金をジャバジャバ洗い、御札を新しいものにしていただいてきました。
このあいだ浅草寺で凶を引き当てた私ですが、今日おみくじ引いたら、中吉だった!
「する事なすこと幸の種になりて…」だそう。わーい!
「縁談」の欄には「多くて困ることあり静かに心を定めてよし」と書いてあった。
多くて困る、って…。
あと、わき目ふらず仕事に励まねばいけないようです。
あと、色や酒に溺れるとヤバいらしいです。気をつけよ。

御札の出来上がりを待つ間に他の人がさげていった絵馬を見ていたら、「宝くじに当たりますように」っていうのがとても多かった。
「次男が立ち直れますように」とか「○○社を存続していけますように」とか「日本に戻って来られますように」とか切実な悩みが多い中、子供の字で、「給食いっぱい食べられますように」とか「ゴブリンを倒せますように」とか書いてあるのを見ると、ちょっとなごんだ。

その後、みんなでお蕎麦を食べてから、帰宅。
夜は、叔母からもらったいい卵(殻がうすいブルー)で、卵かけごはんしました。






Dr.パルナサスの鏡

2010-01-26 21:10:07 | movie
映画3本目は、大好きなテリー・ギリアム監督の『Dr.パルナサスの鏡』。
ヒース・レジャーの遺作でもあります。

ギリアムは、今年70歳!
70歳にしてあれだけの想像力とナンセンス、“攻め”のビジュアルを展開できるとは、恐れ入りました!
『バロン』を思い起こさせる、悩み苦しみおちぶれる老人を主役にした、先の読めない奇想天外な物語。
ギリアムって、老人が好きなのかな。
老人にまつわる哀しさと歪んだユーモアを描いたら、ピカ一の人なんじゃないだろうか。

今作、悪魔なんかも出てきちゃって、ファンタジー的な要素がたっぷりなんだけど、ところどころに現実的な街の風景が映し出され、これは現代の物語なんだとわかる。
その空想と現実の交錯感みたいなのも、すごく好きでした。
夢をみる快感と、夢が覚める残酷さを体感できて。

あとは、もうね、とにかく美術と衣装が素敵で素敵で、うっとりでした。
拾い集めてきたボロボロの服をランダムに重ね着したような、旅一座の装いが、ほんとに可愛いのです。真似したいー。
鏡の中の世界のビジュアルは正直ちょっと好みからズレるけれど、移動型見世物小屋の、ワクワク感あるガジェット的美術が素晴らしかった。

キャスティングも、「ずるいっ」って叫びたくなるような絶妙さ。
見世物小屋の娘役に、ドール顔モデルのカリスマ、リリー・コール、悪魔役にトム・ウェイツ、見世物小屋の客寄せ役にミニ・ミーでおなじみのヴァーン・J・トロイヤー、そしてヒース。
役どころとキャスト名聞いただけで、わくわくしてきます。
ヒースは、文句なくかっこいい!
ああ、これからもっといろんな役を演じる彼を見たかった・・・。


かいじゅうたちのいるところ

2010-01-25 18:07:18 | movie
続いては、『かいじゅうたちのいるところ』。
原作の絵本を読んだのは、何歳のころだっただろう。

いやー、予想通り泣きました。始まって15分くらいですでに涙がタラーッと…。

思いっきり体当たりしたり、投げ飛ばしたり、飛び乗ったり、重なり合ったり、抱きついたり、毛皮のにおいを嗅いだり…子供の頃抱いていた原始的な欲求やウズウズ感がスクリーンから溢れ出てくるような映画でした。
かいじゅうたちの毛並みの暖かさも相まって、観ていてとても気持ちのいい、五感を刺激される作品。

残酷なまでの体と体のぶつかり合い、傷つけ合いは、ときに暴力的に見えるけれど、愛っていうものを原石レベルまで遡っていくと、ああいう形になるのかなあ、と思った。
“体ごと思いっきりぶつかりたい!”とか“重なり合って、体温を感じ合って眠りたい”とか“踏んづけちゃいたい”とか、思わず体が先に動いてしまうような、体の底から突き上げる衝動が伝わってきて、その孤独に打たれました。


かいじゅうたちの出来も素晴らしい!
と思ったら、やっぱりジム・ヘンソンのクリーチャーショップの仕事だった。
いい仕事すんなー。超名作『ラビリンス』のキャラ、ルドとかを思い出しちゃう。

最初のほうで、マックスを食べようとするかいじゅうたちの目とかがめちゃくちゃ怖くて、暗くてよかったなー。なんか夜叉みたいな顔つきになってた。
あと、メインでなく脇のほうで映っているかいじゅうたちの仕草に萌えました。
毛についた小枝をさりげなくとってたり、かわいいの。
あと、あの“枝ぶっさし”は…面白すぎた。

メインは、かいじゅうたちのいる島のシーンになるのだけど、マックスが住む世界の、夜の住宅地の映像も、とても美しかった。
フィルムの粒子がいい感じに見えていて、空気まで感じ取れるようで。
なんだかんだ秀逸な場面は、かいじゅうが出てくる前の、マックスが母親の仕事机の下にもぐりこんで、母親のストッキングを切なげにひっぱるシーン、マックスが創作して語る物語を母親がパソコンに打ち込んでいくシーンだったと思う。



(500)日のサマー

2010-01-25 02:10:39 | movie
今日は、夕方からYくんと一緒に後輩Kちゃんのおうちにお邪魔して、手料理をご馳走になってきた。
若い女子の部屋は、意味もなくドキドキしました。
美味しいご飯と引き換えに、ひどいシモネタを撒き散らして去った先輩2人を、どうか許してください。


ここ1週間で映画3本&お芝居2本観たので、感想続けてアップしていきます。
まず映画から。

今年の初映画館鑑賞は『(500)日のサマー』。
冒頭で語られる通り、ラブストーリーではなく、文化系ボーイミーツガールもの、という印象でした。
“私、彼氏とかいらないの”という女の子・サマーと、彼女に一目惚れしてしまった男子・トムの、盛り上がったり盛り下がったりのグレーゾーンな日々が、男子目線で語られていきます。

“セックスしてるのに、IKEAで手つなぎデートもしてるのに…僕たちって付き合ってないの??”そんな悶々としたトムの気持ちがリアルに綴られる。
嬉しいことがあると周りのみんなが祝ってくれているような気分になったり、とかそういう恋してるときの気分を、ストレートに映像で表現したのがキュートで面白かった。

私も完全にトム側に感情移入して観てました。
ズーイー・デシャネル演じるサマーは、恐ろしく魅力的な女の子だけど、やっぱちょっとムカついた。
彼女なりに大きな切なさを抱えていたことが最後わかるのだけど。

と、面白かったのだけど、ちょっとビジュアル&会話のオシャレ度が高すぎて、いくら恋をビターに描いてるとはいえ、いや実際もっとドロドロしてんだろ、とかつい思ってしまった。
“運命ってやっぱないんだね…。あ、でも、やっぱちょっとあるかも…?”って思わせるようなラストは好きでしたが。

肉始め

2010-01-20 21:17:21 | food


日曜日、夕方からは、錦糸町「安芸の膳」にて、いつもの某オフ会が行われました。

この日は、オーナーさん(元・安芸の州関)のお誕生日だったそうで、早い時間から店内は大盛況!
お相撲さんの姿も見た。

今回も、タンや、やわらかランプ、ヒレ、ボンジリ、霜降りの握りなどなど、見ただけでヨダレ溢れるお肉を、お腹いっぱい食べましたー。

最後に、シーフードにも初挑戦。

ぷりぷりのエビ、美味しかった!

デザートはもちろん、究極のアイス。

美味しい肉は、ほんと、心の幸福度を一気にアゲてくれるなあ。
“今日は美味い肉を食べられる”ってだけで、朝からワクワクしてましたから。


医学と芸術

2010-01-18 18:20:04 | art
気付けば、1週間更新してなかったですね・・・。

土曜日の夜は、久しぶりにゆっくり自炊。
以前よく作っていた、クレソン&アボカド&らっきょうサラダ(高橋みどりさんの『伝言レシピ』より)を作ったら、やっぱり美味しかった。





他には、豚バラとキャベツの炒め物、湯豆腐(水菜&ピーラー大根入り)、鍋で炊いた梅干し混ぜご飯を。
れんこんスープも作ったのだけど、お腹いっぱいになってしまったので、翌日の朝ご飯にしました。


日曜日は、朝早めに起きて、大阪に行くお友達を見送りに新横浜駅へ。
ついでに横浜をちょっとだけぶらりとしてきました。
亡くなってしまわれた田の中勇さんのことを想いつつ、横浜限定・目玉のおやじストラップをチェックするも、すでに持っているものしか見つからず。


そのあと、六本木・森美術館で、気になっていた『医学と芸術展』を観てきた。
お目当ては、以前作品集の中で見たことのある、ジル・バルビエの蝋人形作品「老人ホーム」。バルビエさんの作品は、一度生で見てみたかったのです。
老いて老人ホームで余生を過ごす、スーパーマンやキャットウーマンなどかつてのスーパーヒーローたち。
顔や手に茶色い斑が浮き出て、リアルな老いをまとったヒーローたちの姿は衝撃的で切ない。
ただ、小道具として添えられている新聞や本が日本仕様になっていたのは、ちょっと残念。

この展覧会、アート作品と、手術道具などの実際医学の現場で使われてきた物が混在した展示だったのがとても面白く、医療グロ(手術シーンとか・・・)はちと苦手な私も、楽しんで見られました。
医療って・・・エロい。
決してそこを意識して作られたわけではないのに、昔の医療機器にそこはかとなく漂うエロティックさはなんなんでしょうね。

特に印象に残ったのが、16~18世紀にドイツあたりで作られたという、象牙製の妊婦のミニチュア模型。
体長10cm程の小さな人型模型の中に、ちっちゃな臓器や赤ちゃんが、パズルのようにはまっているの。それが全て象牙でできていて。
めちゃくちゃ可愛くて、思わず欲しくなった。

あと、ダミアン・ハーストの薬棚作品や、経口避妊薬を散りばめて作ったウェディングドレス、障害者カップルの彫像なども好きでした。

そして、最後の部屋では、ブラザーズ・クエイの映像作品「ファントム・ミュージアム」が上映されていました。
ブラザーズ・クエイは、シュヴァンクマイエルを敬愛する、アメリカの双子映像作家。
「ファントム・ミュージアム」は、今回の展覧会にも数々の展示品を提供しているウエルカム財団のコレクション(あの象牙の模型も)を、コマ撮りして動かしてみせたりしているもの。
この映像で締めるという展覧会の構成、かっこいいなーと思いました。

いままで見てきた展示作品が、夜中にひとりでに動き出している・・・そんな幻想的なイメージの中、会場を後にしました。


モンスター&フリークス

2010-01-11 23:17:59 | daily life
年末からグルグルモヤモヤと胸に抱えていたことに、昨日決着がつき、ちょっといま放心状態です。
このことを無駄にしないためにも、これからも日々欲ばって生きていこう。
昨日今日と、久しぶりに肌の調子がとてもいいので、私の選択は間違っていなかったと、そう信じています。
…と曖昧な話でごめんなさいね。自分自身の記録として書かせておいてください。


今日は、本の原稿書きがほぼ終わったとご機嫌な母に呼ばれて、ちょっと実家へ。
美味しいカラスミのスパゲティをご馳走になってきました。
母の本、相当中身の濃い、いままでにないものになっているので、また発売が近づいたら、紹介させてもらいます。

そのあと、ちょっと用事を済ませてから、久しぶりにひとりで青山をぶらり散歩。
青山ブックセンターと、セール中のH.P.DECOをゆっくり見てきました。
H.P.DECOでまた素敵な布ものを発見したのですが、いかんせん高すぎた…。
ぼちぼち部屋の模様替えをしていきたいなと思っているのですが。


青山ブックセンターでは、マメ山田さんのアリスコスプレが表紙の「夜想」(モンスター&フリークス特集。この表紙でこの特集って!反則だわー。買わずにはいられない)、「サプリ」の10巻などを購入。



夜ご飯は、豆乳湯豆腐にして、たっぷりイソフラボンを補給しました。
女子力&潤い力上げていかなきゃ!



面影ラッキーホール@渋谷クラブクアトロ

2010-01-10 18:39:42 | daily life
というわけで、今年の初ライブは、面影ラッキーホール!
思い返せば、私、去年の年明けに、初めて面影のライブをここで見たんでした。
あれからまだ一年か。

昨晩は、いつも一緒に行っているY君と、あと腹肉ツヤ子さん、ピンク先生、という濃ゆい面子で参加!
私的に、かなりのゴールデンメンバー。

ゲストの「The冠」さんも見たかったので、スタート時間きっかりに会場へ。
気合入れてショッキングピンクのワンピースに黒パイソン風レギンスで参戦したのですが、あまりにもaCKyファン丸出しな格好で、ちょっと恥ずかしくなりました…。(面影ボーカルのaCKyさんのテーマカラーは、ピンクなのです)

「The冠」さん、初めて観たけど、ゆるーい関西弁トーク&ごりごりのメタルサウンドで&意外にイケメンさんで、気づいたら一緒にヘッドバングしてました。
新感線の舞台にも出ていらっしゃる方なんですねー。ノリが新感線っぽかったです。

で、面影ラッキーホール。

今回は、ホーン隊がいつもと違って、全体のビジュアルが新鮮でした。
いつものお姉さま4人がちょっと恋しいけれど。
aCKyさんは、素肌にピンクのテロッと光るスーツ、そして豹柄のハット&ストール姿。

客層は、なんだか以前にもまして中年男子率が高いような気が…。
グレイッシュなおじさまたちが、完璧な振りで踊っているのを見たりすると、な、なんかすごいバンドだな、と思ってしまったり。
私も、刺激されて、いままで要所要所でしか振りやっていなかったのを、もっとがんばってやってみた。
男子たちに負けないよう、きちんと覚えなきゃー。

面影流ロストヴァージンソング「SO-SO-I-DE」を初めてライブで聴けたのが、かなり嬉しかった~。
昨年末あたり、かなりヘビロテで聴いていたので。
“あたしの眼(まなこ)”は、見事に“わたしの○○○”で歌われてましたね。
ライブならではのサービス(?)。
“どっくん☆”のところはじめ、振りがとてもかわいいのですが、“LOST”“LOVE”をとっさにあのスペースでやるのは難しい!
“T”の手が…そこまで伸ばせないのです…。


そして、昨晩は、アンコールでのテンションの上がり方が、尋常じゃなかった!
まず、aCKyさんがお色直ししてピンクの網ニット(激ローゲージで、肌すけすけ)で登場!

MCの岡村ちゃん物真似の擬似セックストーク(?)では、なんと「ananの膣トレ特集読んだのかよ。ちゃんと締めろよ」って、膣トレネタにしてくださって!!
ギャー!! 感無量…。
しかも、騎乗位の腰の動かし方も、ちゃんと「前後じゃなく上下」って言ってくださってましたー(普通前後が基本なんですが、膣トレ後は上下のほうがイイらしいのです)。
ピンク先生も腹肉さんも膣トレ仲間なので、みんな狂喜。
他のお客さんはポカンとしたと思うけど…。

続いて演奏された、同じくライブで初披露の「あの男(ひと)は量が多かった」も、聴き入ってしまいました。
改めて聴くと、ほんとに歌詞がいい。
“あそこ”&“・・・”は、ライブではちゃんと“ち○ぽ”になってましたー。わー。

クライマックスの「東京(じゃ)ナイトクラブ(は)」では、パンツ一枚になって、もうなんかヤバいほどに腰を振りまくっていたaCKyさん。
何だかいろいろ揺れていて、観客のほぼ全員(たぶん)の視線がボーカルの股間に集中するという、すごい場になっておりました。
最後にはTバック状態にまで…。
興奮のあまり、隣にいた腹肉さんと「涙出そう~」と眼(まなこ)を潤ませ合ってました。


と、そんなこんなで熱くなった女3人は、終了後近くの居酒屋で思うさまシモトークを。
「肉便器」とか、すごい単語が飛び交っていたけど、お店の人ビックリしてなかっただろうか。

来月、また横浜のFRIDAYでもライブがあるそうで、楽しみです!


…って、なんか長々と“キワモノ”部分フォーカスしちゃった気がするけど、歌詞も曲も演奏も素晴らしい、素敵なバンドなので、みなさま、ぜひ一度聴いてみてください!


決戦は、土曜日。

2010-01-09 14:16:34 | daily life


年末からずっとひきずっていた風邪が、ようやくほぼ回復。
幸い、今週は仕事がそんなに忙しくなかったので、少し早めに帰らせていただいたりしてました。
しかし、職場でインフル出たことだし、引き続き気をつけなければ。


さあ、今日は今年初ライブ!
もちろん、あの方たちの。
爪をピンクに染めて、気合入れて行ってきます!

初詣

2010-01-04 23:58:25 | daily life


浅草へ行く用事があったので、浅草寺に立ち寄って、初詣してきました。

おみくじをひいたら…凶!!
がーん。
浅草寺は凶が多いらしいけど。
「失せ物―出ず」「願い事―叶わず」みたいなかなりの全否定で、へこみます…。
いやいや、凶になんて負けません!

気分を上げるために、揚げ饅頭を立ち食い。
あげまん願望が強いもので、食べながら、何となくあげまん祈願も…。

そのあと、会社に行って少し仕事しました。
今日まで会社お休みなので、編集部も静か。

明日から、本格的に仕事が始まります。
ほんとに面白い冬休みだったな。
休み前と比べて、自分の心境、かなり変わっています。
そんなに遠出はしていないけれど、心の移動距離はかなりのものだった。
たくさん旅して、帰ってきました。