Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

誰が殺したクック・ロビン

2005-11-30 21:03:09 | daily life
↓Yahoo!ニュースより。

 【ロサンゼルス29日時事】カナダのケベック州サゲネーの病院は29日までに、15歳の少女、クリスティーナ・デフォルジュさんが交際相手の少年とキス後、急死したことを明らかにした。一見不可解な死だったが、「犯人」として浮上したのは、ピーナツアレルギーのショック症状。
 16歳の少年は、デフォルジュさんが極度のピーナツアレルギーと知らず、キスする約9時間前にピーナツバターを塗ったトーストを食べていた。デフォルジュさんは病院で手当てを受けたが、数日後の今月23日に死亡した。 
(時事通信) - 11月30日15時1分更新

切ない・・・。

恥ずかしげに視線を合わせ、甘いくちづけを交わす若い恋人たち。しかし、唇を離した次の瞬間、彼女の目が大きく見開かれ、喉をかきむしり苦しみ悶え、地面に崩れ落ちる。
-思わずそんな光景を想像してしまいました。
15歳っていうところがまた悲しい。
そして、相手の少年の心中を思うと、また・・・。

新居にて。

2005-11-28 20:53:43 | daily life
引っ越してきました。




土日はとにかくひたすら段ボール開けに徹しました。
ひとつ開けるごとに住むスペースが広がっていきます。
もう少し仕事の忙しさは続きそうだけど、
新しい家のことあれやこれや考えると、ワクワク楽しい気分に。
早く近所のお店もチェックしたい。

ここんとこ朝起きれなかったり、気持ちがたるんでいたから、
住環境が変わったのを機に、ちょっと引き締めたいな。

さらば。

2005-11-26 02:24:01 | daily life
いよいよ、明日の朝引っ越しです。
というか、もう今日か。

前日だから早めに帰ってきたかったのに、
結局1時半まで会社を出れなかった・・・。

こういうとき(慣れ親しんだ環境から離れるとき)、下手すると私はけっこうセンチメンタルになってしまうので、
そしてサヨナラする全ての景色を脳に焼き付けておこうとやっきになってしまって疲れるので、
はまり込まないうちに、さっさとお風呂入って寝ます。
電話線も抜きます。

今度は新居から更新かな?
いや、ネット環境が落ち着くまでちょっと時間かかりそうだから、しばらくは会社から更新かも。

では、おやすみなさい。

デモンズ

2005-11-22 23:31:41 | daily life
入稿中です。
ほんとうは企画会議の準備もしないといけないんだけど、現実逃避で更新。
こないだ書き損ねた『デモンズ』の感想でも。

ダリオ・アルジェント原案&脚本の、映画館という閉鎖空間で繰り広げられるホラー映画。
地下鉄駅で謎の仮面男から映画の試写会の招待状をもらった人々が劇場にでかけると、そこでかかっていたのは、デモンズというモンスター(?)が登場するホラー映画。そのうち、劇場内にもデモンズに憑かれた人が出現し、それは次々に周りの人間へと感染していく。生き残った人々は逃げ惑うが、なぜか劇場の出入り口は塞がれている。生きて劇場から抜け出せる者はいるのか?
というパニックホラーです。

デモンズという存在についてほとんど説明もなく、劇場内になぜかバイク&仮面が展示されてたり、いきなりヘリコプターが落ちてきたり、唐突な展開が山盛りでかなり粗っぽい作りなんですが、嫌いじゃありません。むしろ好きです。デモンズに取り憑かれた人間の歯が抜け落ちて、牙がのびて、口から粘液がダラダラ垂れてくる、という特殊メイクもアナログですが良かったです。
ただ、後半に向かってなんとなく展開が単調になってくるのが残念、正直最後のほうは集中力が持ちませんでした。

しかし、ラストのラストはかなりよかった。
助かったー!と思ったのもつかの間、路上に置き去りにされるという感覚がすごくリアルに伝わってきて、驚きました。それだけ主人公に感情移入していたということなのでしょうか。

エリザベスタウン

2005-11-20 23:17:00 | movie
最近気分が思いっきり落ちているので、
何か元気になる映画を観ようと、『エリザベスタウン』観てきました。
ヒューマンドラマなんて、私らしくないチョイス?
いやいや、キャメロン・クロウ(監督)好きなんですよ。
『あの頃ペニー・レインと』も『バニラ・スカイ』も、作品の中に漂う、胸を締め付けるような甘くて苦いノスタルジーがたまらなくて。

そして『エリザベスタウン』。
なんともチャーミングな作品でありました。ボロボロ泣いてきました。

大手シューズ会社のデザイナーであるドリューは、新しいスニーカー製作で大失敗し、会社に10億ドルもの損失を与えてしまう。1週間後にはその失敗を全て彼の責任だとする記事が雑誌に掲載されることに。すっかり生きる力を失ったドリューは自殺を決意。
しかし、いざ自殺しようとした瞬間、妹からの電話で父の死を知らされれ、しぶしぶ父の故郷、ケンタッキー州エリザベスタウンに向かう。
飛行機の中で、魅力的なフライトアテンダント・クレアと出会い、少し気持ちが前向きになったドリューは、明るくポジティブな親類一同の歓迎に戸惑いつつも、彼らと心を通わせていく。
・・・といったようなお話です。

主演はオーランド・ブルーム。これが初の現代劇らしいけど、別に違和感はなし。やっぱり美形だわね。
ヒロインのクレア役には、私の最近のお気に入りキルステン・ダンスト。美人じゃないけど、表情とか、仕草とか、体つき、服の着こなし方が可愛くて好きなんですよね。

この二人をとりまく、スモールタウンの人々も土地も全てがキラキラと輝いていて愛おしい。
街にやってきたドリューに向かって、子供たちが光の中手を振るところとか、大人たちがキッチンでゆるゆるだべってるところとか、ドリューとクレアが、ひとりになることを恐れるように夜通し携帯でとりとめのない話をしているところとか、ひとつひとつの何気ないシーンが胸に響きます。

クロウ監督は、魅力的な場所と、それを魅力的に見せる術を知っている。
後半の、主人公のドライブシーンでは、アメリカという土地と音楽に対する監督の愛情がひしひしと伝わってきて、その愛に涙。
そう、そのドライブシーンに出てくる"クレアの地図"にはほんとキュンとさせられました。
あんなもの作っちゃうなんて、なんてキュートな娘なのかしら!

監督の作品はどれもそうだけど、音楽の選曲も素晴らしい。全編に渡って、ブルースやフォーク、カントリーテイストの曲が散りばめられてます。

普通のハートウォーミングものかと思ってみると、脚本もちょい変わっているし、郷愁、親子関係、ラヴ、絶望、孤独感、などなどあらゆるものをいっぺんに詰め込んだ感じの映画なので、当惑するかも。
いろんな感情が一度に押し寄せてくるのでちょっと困惑してしまう部分もあるけれど、私は好きです、この映画。

マダムと奇人と殺人と

2005-11-19 23:30:11 | movie
引っ越しまであと1週間となったので、朝から段ボール詰め。
本&雑誌が多すぎる~。
これでも段ボール10箱以上処分したのだけど・・・。

夜、ずっと楽しみにしてた『マダムと奇人と殺人と』を観にイメージフォーラムへ。
初日の最終回プレゼントで、ベルギー"Galler"のチョコレート(写真)をもらいました。わーい。

映画は、ベルギーのブリュッセルが舞台。
名画収集家の墓で次々と発見される美大生の死体。
その事件を解決するため、編み物好きのレオン警視が奔走する。そこに、ビストロ「突然死」の客であるオカマのイルマの、娘との対面騒動も加わって・・・。
という、ミステリです。

この映画、話の筋よりも、見所は個性の強すぎるキャラクターたち。
死肉好きの犬、イヤリング収集家の受付嬢、懸賞に命をかける警視の母、触る物は全て壊れる警視の助手、懺悔室を自転車で運ぶ司祭、解剖室にキュートなミニバーを作った解剖医、聖地で買ったトートバッグに死体の片腕を入れるおばちゃんなどなど、愛すべき奇人たちが大集合!
とくに、変わったモチーフのピアス好きな私としては、珍妙なイヤリングをたくさん持つ受付嬢に憧れを抱いてしまいました。ミニ金魚鉢イヤリング、最高です。

また、この登場人物たちが作り出す日常アートも見物。
コックはパスタで額縁を作り、司祭はムール貝で十字架を作ってしまう。まわりに理解されないけど、みんなアーティスト気取りでオリジナリティ溢れるアートを楽しむ。そんな姿勢が素敵だなあ、と思いました。そのアートへの過激なこだわりが歪んで思わぬ事件を引き起こしてしまうのだけど。
こんな世界だから、もちろんみんなの部屋のインテリアも思いっきりキッチュでかわいい。
人工芝の鍋敷きに豹柄の鍋、キノコの置物がポップな部屋、人形や十字架が壁に打ち付けられたゴス部屋、オカマテイスト満載のイルマの部屋、タバコを爆発されるのでいたるところが焼けこげて穴があいている助手の部屋、ビストロ風チェックのブランケットを死体にかけた解剖室、みんなラブリー。

正直ちょっとダレる部分もけっこうあったのですが、画面の楽しさとユニークなセリフで最後まで楽しめる作品。『アメリ』など好きな人は観てみてはいかがでしょう?
『アメリ』といえば、ジャン・ピエール・ジュネが、テクニカルコーディネートという役職でクレジットされてますが、何をやったんでしょうね。

ファービー来る。

2005-11-19 00:09:54 | daily life
撮影用にいただいた「ファービー2」
撮影後、編集部にてユキさんと一緒に戯れてみました。

バイトさんに買ってきていただいた(ほんとごめんなさい、こんな用で・・・)電池を入れると、ファービーの耳がピクピク動き出す。
早速「ファービー! 踊って!」とリクエスト。
しかし、
・・・しーん。
あれ?
い、いまいち反応悪いな。
仕方ないので、腹などなでて(押して)みる。
「デへへへへ」
あ、笑った☆

体を押したり、口の中に指を入れたりすると反応するのですが、
「歌って!」
「踊って!」
と呼びかけても、ひたすらシカト。
思ったより反応が悪いので、物珍しげに集まってきた女子の先輩方も、だんだん散って行く・・・。

ユキさんの「踊って!」の声にやっと反応して、ささやかなダンスを披露したあと、
急に調子がでてきたのか、「みてみて!&$%&$☆”#ー★※*$%>@」と揺れながらわけのわからないファービー語を連発し出しました。
意外と声がでかいので、だんだん周りが迷惑顔でこっちを見るように・・・。
や、やばい。仕事してない子だと思われる。
口をふさいで、素早く股にあるスイッチをオフにしました。

好きになるにはもう少し時間がかかりそうだけど、
いつか「ファービー、大好き☆」と語りかけられる日までがんばります。

息抜きホラーレビュー。

2005-11-16 21:57:18 | movie
仕事がひと区切りついたので、息抜きに更新。
ここんとこ観たホラー映画2本のレビューでも(こんなのばっかですいません)。


「悪魔のいけにえ2」
チェーンソーを振り回すレザーフェイス(人の顔の皮をかぶった殺人鬼)で有名な名作「悪魔のいけにえ」の続編。監督も前作と同じトビー・フーパーなので、正統な続編みたいです。でも、かなりギャグ入った続編。
前作で甥を殺された男(デニス・ホッパー!)が殺人一家に復讐を仕掛けるというストーリーです。レザーフェイスが女DJに恋したり、ホッパーが3個のチェーンソーを振り回して暴れ回ったり、とけっこうトンデモな展開。
レザーフェイスがDJに欲情して、彼女のホットパンツの股の部分にチェーンソーを押し付けるところとか、エロすぎました。バカらしすぎてちょっと可愛く見えたけど。レザー君はそんな感じなので、彼よりも、頭に鉄板が入ったイカれ男のほうが怖かった。鉄板周辺の頭の皮をちょびっと剥いて食べたり・・・うぅー、気持ちが悪い。ぜーったいに近寄りたくない人です。さっそく夢に出てきてしまいました。
前作の時点ですでに半分死んでたようなおじいちゃんがまだ生きてたのは驚き。でも、おじいちゃんの底知れない不気味さは前作の方が出ていたな。

今作、ポイントポイントで面白いところはあるのだけど、全体的に緊張感はあまりなかったのが残念。
ただ、荒涼とした遊園地跡の地下に作られた恐怖の迷宮はかなり良い。走っても走っても出口がどこだかわからない~。地獄です。特に、リアル死体を使ったホーンテッドマンションみたいな場所。ほんと、悪ふざけしちゃったディズニーランドのアトラクションっぽくて不気味です。


もう1本続けて書こうと思ったけど、
長くなりそうなので、次項に回します。

ゴミ捨て場の犬。

2005-11-14 20:06:52 | daily life
昨晩、ゴミを持って、コンビニ前のゴミ捨て場まで行ったら、
そこにつながれていた犬が、とても可愛かったのです。
私、普段犬猫をめったに可愛いと思わないので、これは相当珍しいこと。
犬見たさに立ち止まることなんて、ほんとないことなんです。

小さくて、茶色で、モコモコしてて、からまった毛糸の塊みたいな耳をした犬(すいません犬の種類とか全く知らないもので)だったのですが、なんか、ジム・ヘンソンが作ったマペットっぽいんです。
茶色い毛に埋もれて光る目が作り物っぽくて。仕草も、何か人が操ってるみたいにちょっとわざとらしくて(騒がしいカップルが"キャー"とか言うので、電柱の陰に隠れてブルブルしてました)。
犬のぬいぐるみが、チャッキーのごとく魂を吹き込まれて命を得たようでした。

あんな犬なら飼いたいかなあ。うーん。


サンゲリア

2005-11-13 22:28:59 | daily life
イタリアンホラーの巨匠・ルチオ・フルチ監督の『サンゲリア』観ました。
評判通り面白い~。
そして、意外におしゃれな映画でびっくりしました。

行方不明の父を捜して、娘と記者の男が呪われた島に向かうと、そこでは死んだ人間がゾンビになるという奇病が蔓延していて・・・というけっこうスタンダードなストーリー。

フルチは、ゾンビを魅力的にみせる画作りを心得てるね。
地面から出てくるところとか、西部劇よろしく風で砂が舞う中をゾンビの大群が歩いてくるとことか、ほんとグッときました。美しい・・・。
一体一体のゾンビメイクも作り込んであって、彼らが「僕、目からウジ虫出てるの。見て見て~」「あたし、口がこんなぐちゃぐちゃ。見てね☆」と言わんばかりにカメラに向かってアピール。

あと驚きなのが、主人公たちが途中で出会うカップルの女性。
パンツ一丁でタンク背負ってスキューバダイビングしちゃうという、信じられない行動に出ていました。おっぱいむき出しですよ。そりゃ、海底にいるゾンビもちょっかい出したくなります。
そうそう、ゾンビVSサメのバトルっていうトンデモ場面も登場。かなり見物です。

呪われた島といっても、島内の雰囲気が何だか可愛らしいのも良かった。
教授(?)の家とか診療所のリゾート風インテリアも素敵で。島のエメラルドグリーンのコテージとか、動物がひょこひょこ歩いているところも可愛いんだよなあ。奇病蔓延してなかったら、是非一度訪れてみたい島です。

フルチ作品は今まで1本しか観た事がなかったけど、他のも観てみようかなあ。