お煮しめの煮込み時間を使って、今年最後の更新。
今年は、“特濃の一年”と呼んだ昨年がかすむくらい、激動の一年でした。
とにかく動きが多かった!自分だけでなく、周りの人の動きも多かった。
大晦日の今日まで、体も心も大きく揺さぶられた一年。
でも、それだけに考えたこと、思い悩んだことの量もものすごくて、なんだかんだ、とびきり面白い一年でした!!
今年お世話になった皆様、私の話を笑って聞いてくれた友達、面白いバカ話を聞かせてくれた友達に心から感謝しています。
ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
今年の私的ニュースの第1位は、なんといっても、マンションを買って新生活を始めたことでしょう。
自分でもびっくりです。
今年のお正月の時点では、ひとり暮らしすることすら考えていなかったのに。
最初はいろいろ不安もあったけれど、今は、心の底からこの暮らしを楽しんでいます。
料理する、食べる、掃除する、収納する、植物を育てる、インテリアを考える、お風呂に入る、眠る…
“暮らす”って、それだけでこんなに楽しいことだったんだ、と目からウロコがポロポロ落ちました。
ただ暮らしているだけで楽しいから、焦ったり、恐れたり、寂しく思ったりすることが明らかに少なくなった気が。
以前は「もっと何か新しいことしなくちゃ」「もっと違った生きる道があるのでは?」「結婚しなかったら、老後どうなるの?」と、焦る気持ちが募ってザワザワすることがけっこうあった。
でも、この部屋で生活を始めて、「あ、いま私、幸せじゃん」と、素直に感じられたとき、心に余裕が生まれました。
自分ひとりに立ち返ることのできる自分だけの部屋を持つことで、かなり感情のコントロールもできるようになった気がします。
それまでの実家暮らしも、ほんとうに楽しく素敵な毎日でした。
貴重な3年間、親にはいくら感謝してもしきれません。
両親には、たくさんたくさん心配と迷惑をかけたし、いまも心配かけていると思います。
私にできることは、楽しく幸せに暮らしている、ということを日々きちんと伝えていくことだと思っています。
このような時代に、こういう風に生きていけていることは、幸せなことです。
これを当たり前だと思わずに、来年も気を引き締めて生きていこうと思います。
来年は、生活の基礎がしっかりできたからこそ、もっと貪欲に、「私にとっての幸せはこれ?それともこれ?」と模索し、もがいて、ぐちゃぐちゃに悩んで、全力で闘っていきたい。幸せの形なんて、そのときどきで変わっていく流動的なものだから。
いまの落ち着いた気持ちを突き崩すようなことを起こしたい。
そう思うのは、きっと、自分の中で何かひとつ固まったものができたからなんだと思います。
えーと、最後に、今年観た映画のベストを選出…と思ったのですが、今年は難しい!
真面目に答えるなら、やっぱ『ダークナイト』か。
反則技使ってしまうなら、全く新作ではないが、ラピュタ阿佐ヶ谷で観た『子連れ狼 三途の川の乳母車』。インパクトで選ぶなら、若干くやしいけれど『崖の上のポニョ』かしら。
ロブ・ゾンビ、ジョージ・A・ロメロと、大好きなホラー監督の新作が公開されたものの、第1位に推すほどにはテンション上がらず、残念。
『ダークナイト』と比べてしまうと、ね。
来年も面白い作品と出来事にたくさん出合えることを祈りつつ、
それでは、皆様よいお年を!