Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

サボテニング

2009-11-29 20:30:58 | stage
今日は、昼から取材4件。
今回の特集、あと1週間で25件くらい取材しないといけないんだけど…大丈夫かな。
サクサク動いて手伝ってくださっているライターさんたちに大感謝。
がんばります。


昨晩は、赤坂RED THEATERへプロペラ犬第3回公演『サボテニング』を観にいってきました。

以前取材させていただいたとき、楠野一郎さんから、「今回はちょっとティム・バートンっぽいファンタジー要素が入りますよ」(過去公演にもバートン要素はちらほらちりばめていらしたとのことですが)とお聞きしていたので、楽しみにしていたのですが、おお、なるほど! と、拝見して納得。
笑っていても、同時に心の裏の暗い部分にグッと刺さる部分があるところとか、登場人物のフリークス感とか。
出演者のみなさんの巧みなコメディセンスもあって、一見したところ、いままでの公演でいちばんライトで明るい印象の作品なのですが、その裏にはけっこうな切なさが込められていて、そのあたり、かなり私好みでした。
スピンオフして物語もっと深く語れそうなキャラクターもたくさん。

まだ公演中なので、あまり詳しくは書きませんが、とあることをきっかけにサボテン化していく妻を見守る夫と娘の物語が軸になっています。

今回も水野美紀さんは、着ぐるみ(?)からセクシー系までとにかくいろんな衣装を身にまとい、楽しそうに活き活き演じてらっしゃいました。
早着替えのスピーディーさにも驚いたな。
とくに好きだったのが、クレヨンしんちゃん口調の生意気子役キャラ。
見ている者をイラつかせる(もちろんいい意味)バカ演技と、短パンからスラリと伸びる美脚のギャップにくらり。

今回の客演である猫背椿さんと福田転球さんもお見事で、キャラ表現のハンパなさにたくさん笑わせていただきました。
猫背さんと水野さんのキャットファイトも良かったな。


終演後、楠野さんと少しお話させていただいて、「あの(水野さんの役名)“ゆずな”っていう名前は、ブライアン・ユズナ(ホラー映画監督)からですか?」と聞いてみたら、「そう! そのとおりです!」だそう。
もろ『死霊のしたたり』(ブライアン・ユズナ製作作品)な人物も出てきます。
あと、『キル・ビル2』へのオマージュだと思われる素敵なシーンもあったので、それも指摘したら、やっぱりそうだとのこと。意外に気づかれないらしいけど。
『ザ・フライ』からのネタも、もちろんわかりましたよ。
『ザ・フライ』のアレをアレに置き換えて現代の日常シーンに持ってきちゃうなんて、粋ですね~。
さすが、今回もいろんなネタを仕込んでいらっしゃいます。


『サボテニング』の東京公演は12/6まで。
当日券も出るようですよ~。

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