Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

♪おお おーれーは おお わかだーいしょお

2005-09-29 23:45:13 | daily life
今日は「若大将シリーズ」についての原稿を書きました。
思いっきり、私の趣味丸出しのページです。
若大将、周りでは、「知ってるけど観たことない」って人が多くて、
そういう人に少しでも興味もってもらえたらなあ、と思うんだけど。
それで、観たことがないって人と話をしていたら、意外と若大将シリーズ誤解されている部分があることが判明。シリーズ通して若大将が成長していく続き物と思われているみたいだけど、別にそうじゃないです。ぶっちゃけ、毎回ストーリー展開同じです。ヒロインも、名前と女優は一緒だけど、一応別人の設定で、毎作品若大将とは初対面。若大将の設定も微妙に毎回異なります(っていっても所属する部が違うくらいだけど)。安心感あるお決まりの展開、それがまたいいんですよ。
来月また新しいDVDBOXが出るので、買わないとなあ。


ああ、これから、明日急に取材が入った作家さんの著書を読まなければ。

フェノミナ

2005-09-27 21:30:43 | movie
ジェニファー・コネリーつながりで、というわけじゃないですが、
ダリオ・アルジェント監督のホラー映画『フェノミナ』観ました。
「えっ、今まで観たことないなんて意外!」と驚かれそうですが、虫と交信する少女が主人公の作品。
先日『サスペリア』を観るまでは、アルジェント監督作品というと、"私には怖すぎる"というイメージが強かったので、興味はあっても手を伸ばせなかったのです。

スイスの寄宿学校にやってきた、アメリカ人の美少女ジェニファーは、ひょんなことから、自分が昆虫と意志を交わすことのできる能力を持っていることを知る。彼女はその力を使い、昆虫学者らと共に、周辺で続発する残虐な猟奇殺人事件に立ち向かっていく。
っていうのが、おおまかな話。

主演は、まだ若い頃のジェニファー・コネリー(なんと当時14歳!)。かわいいです。
セリフはイタリア語なので、たぶん吹き替え。

この作品、ストーリーが弱い、と評されていることが多いようですが、私は全く気になりませんでした。おぞましくも美しい猟奇シーン、斬新なカメラワークの連続で魅せてくれます。後半の途中でオチはわかるけど、それでもショッキングなシーンのインパクトは変わりません。
まあ、私的には「虫と交信する少女」と「昆虫学者」が出てくるってだけでかなりポイント上がっちゃうんですが。
ジェニファーがウジ虫と視点を共有するシーンは、かなりグッときました。素敵すぎ。
あと、いきなり画面が六分割になって、なぜ? と思ったら、それは複眼の虫の視点を表現したものだったからでした。びっくりした。
俳優さんも皆よかったんですが、昆虫博士の助手を演じたチンパンジーがまた名優。頼もしいんだけど、どこか何を考えているのかわからない不気味さがあって。チンパンジーの復讐は怖いです。
そして、残酷な映像を彩るのは、なんとヘヴィメタサウンド! こ、これ画面に合ってるんですかね?と思う部分も多々ありましたが、迫力で押し切っている感じで、嫌いじゃありません。面白い。

「腐った頭部とウジ虫」「タオルにウジ虫」「ウジ虫プールにダイブ」・・・と、これでもかとウジ名場面が登場するので、ウジ嫌いの人は観ない方が身のためです。逆に「なんか最近ウジが気になる」という人は、ぜひ観てみてください。

ダーク・ウォーター

2005-09-26 21:22:36 | movie
11月公開の映画『ダーク・ウォーター』を一足先に観ました。
映画担当の先輩がビデオを貸してくださったので。

これは、鈴木光司の『仄暗い水の底から』をウォルター・サレス監督がジェニファー・コネリー主演で映画化したもの。

主人公のダリアは、夫と離婚調停中で、娘の親権を争っていた。娘と暮らすためにも住む場所を見つけなければ・・・そう思った彼女は、ルーズベルト島の不気味な古アパートの一室を新居に決める。しかし、入居早々、天井には黒い染みが広がり、人が住んでいないはずの上の階から物音が聞こえるように。その後も怪現象が相次ぎ、ダリアの精神は崩壊寸前に追いつめられていく。
というストーリー。

この映画、とにかく画面が暗い!
暗すぎじゃないの?ってくらい暗いです(ビデオで観たからかもしれないけど)。そして、話のほうも暗い。私は嫌いじゃないけど、あまり一般受けはしなさそうだな、というのが正直なところ。
しかし、その暗闇の中の一筋の光が、娘役のアリエル・ゲイドちゃん。目がくりくりしていて、最高にかわいい子なのです。
ジェニファー・コネリーは、『ラビリンス』の少女役の印象が強いけど、いつの間にやら立派な大人になっており、今作では強い母を演じています。ひたむきなあまり精神を蝕まれていく様子は説得力があり、上手い女優さんだな、と思いました。

血しぶきも内臓も出てこないけれど、天井の黒い水の染みとともに、不安と不快感がどんどん広がっていくような演出が、恐怖感を高めていきます。修理を頼んでも空返事の管理人、娘の空想上の友達、不気味な給水塔、蘇る辛い過去、悪夢、そして水、水、水・・・。じめじめしてカビっぽい、湿度たっぷりのホラー映画でした。

最後、ああ、何とか一件落着でよかったよかった、と思っていたら、物語はさらに続き、何とも悲しい結末を迎えてしまった。最後の最後で号泣。辛さが残る映画ではありました。

天保十二年のシェイクスピア

2005-09-25 21:46:09 | stage
渋谷Bunkamura・シアターコクーンにて、蜷川幸雄演出『天保十二年のシェイクスピア』を観てきました。

この舞台、キャストが唐沢寿明、藤原竜也、篠原涼子、夏木マリ・・・と超豪華。そのため、チケットを取るのはかなり困難。私も発売と同時に電話かけましたが、取れませんでした。でも、どうしても観たくて、ネットオークションで購入。2倍以上の値段を出さなきゃいけなかったけど、前から2列目の席を買うことができました。

『天保十二年のシェイクスピア』は井上ひさしさんの戯曲で、シェイクスピアの全37作品の要素をギュッと凝縮した物語を、日本の天保時代の宿場町を舞台に、江戸の民衆文化と絡めて描いた作品です。
上演時間は、なんと4時間!(ほんとは5時間の戯曲らしい)
でも、信じられないことに、ほとんど中だるみというものがなく、全く飽きることなく観れたんですよ。いや、逆にもっと観ていたいくらいでした。
思ったよりストーリーも追いやすいし、各所にちりばめられた言葉遊びが楽しいし、場面転換が多く(多少コマ切れ感はありましたが)、歌を交えながらテンポ良く話が進んでいくので、すいすい観れてしまいます。
見終わった後は、祭りのあとの寂しさがじんわり。


開演前、舞台の上にはシェイクスピアの殿堂である、グローブ座を模したセット。その中をヨーロッパの貴族の衣装を着た役者たちが歩いています。
幕が開くと、雰囲気は一転、客席の後ろから、肥だめをかついだふんどし一丁の百姓たちが、ドドドッとなだれこんできて、歌いながらそのセットを壊し始めるのです。
"教養のある人たちのもの""言葉がわかりにくくて難解"というイメージもあるシェイクスピア。この"グローブ座壊し"のプロセスからは、そのシェイクスピアを民衆の手に渡し、既存のイメージを壊してやろう、という意気込みが伝わってきます。


良かった場面のことを語りだすと長くなるので、とりあえずキャストのことを書いておきます。

リチャード三世を彷彿させる哀しき悪役・三世次(みよじ)を演じる唐沢寿明さんは、さすがの存在感で、舞台をひっぱっていました。汚い身なりで、目だけがギラギラと光っていてすごかった。歌いながら、でっぷりと太った女郎の裸の胸を揉みしだいたりするシーンは、ドキドキしました。
そして『熱帯祝祭劇・マウイ』のときも思ったけど、歌うまい! 「きれいは汚い 汚いはきれい」と『オセロー』のセリフを元にした歌『平和なときに』が良かった。

藤原竜也は、今までにないはっちゃけた役どころ(ハムレットやロミオに当たる王子様的役)。卑猥な仕草で下ネタたっぷりの歌を、ハイテンションで楽しそうに歌う。かわいらしい・・・。中性的な体つきが素敵で、まじまじと見てしまいました。

男性キャストでは、やっぱり唐沢さん、藤原さんがメインだけれど、地味な役所で出演している高橋洋さんと勝村政信さんが私は大好き! 元々好きな顔というのもあるのだけど、二人とも演技に人間的な優しさがにじみ出ていて、そこにとても好感が持てます。

夏木マリは、ドラッグクイーン風のキッチュな細眉とお歯黒のびっくりメイクで悪女を演じていました。第一声から、声の出し方の格が違うことが伝わってくる。仕草とかセリフの言い方が完成されていました。歌もうまい。
その姉を演じた高橋恵子の悪役も新鮮で◎。二人とも下品だけど、どこか可愛らしい悪女でした。

そしてそして、大好きな白石加代子様。
もはや妖怪以外の何者でもありません。マクベスの予言婆役は、あまりにハマり役。このまま突っ走っていってほしいです。

宇崎竜堂の音楽は、聞きやすい節で、想像以上によかった。
ロック、タンゴ、ボサノバ、フォークとあらゆるジャンルの要素を入れた楽曲で、程よい違和感と一体感を作品に注いでいました。テーマ曲"もしもシェイクスピアがいなかったら"がまだ頭の中で回ってます。


カーテンコール、目に焼き付けておきたい人が大過ぎて、誰を見ていいのやら、目がパニック状態に。はじっこのほうの席でしたが、私に近いほうに高橋さん、藤原さんが立っていたので、じーっとひたすら見ました。みんな歌に合わせて踊っているのですが、踊り方が人それぞれで面白いです。

御歳70歳にして、このパワー溢れ出る作品を作り上げた蜷川さんは、やっぱりすごい。
前回観た『キッチン』は、正直ちょっと期待外れな部分もあったのですが、今回また、大衆のエネルギーと猥雑さ溢れる演出にめろめろになってしまいました。

Happy Tree Friends

2005-09-24 23:36:43 | daily life
お昼頃六本木で母と会い、一緒に指輪の加工を頼みにジュエリーショップへ行きました。
母がオーストラリアで買ってきてくれたオパールをリングにしてもらうのです。
出来上がりが楽しみ!
ヒルズでご飯を食べた後母と別れ、私は渋谷へ。

今日はチェコ語講座の最終回。
生徒さんで、チェコで購入したアコーディオンを持ってきてくださった方がいて、その音色を聞かせてもらいました。何だか郷愁溢れる味わい深い音。アコーディオンって、あのたくさん並んだ黒い小さなポッチを押すと和音が出るんですね!(知らなかった・・・) 一台で奥深いメロディーが奏でられる、素敵な楽器だと思いました。

終った後、もっと講座の人たちと話していたかったけれど、いそいそと教室を出てシアターコクーンへ。ずっと楽しみにしていた『天保十二年のシェイクスピア』を観劇するためです! もう、ほんとうに祭りのように楽しい舞台だったのですが、まだ興奮覚めやらず、冷静にレビューが書けないので、次項にします。

そのかわり、時間つぶしに入った渋谷の『ブリスター』(フィギュア屋)で見つけた気になるアニメの話題を。
店内のモニターで流していて、目を釘付けにされたそのアニメは『Happy Tree Friends』という作品。ネットで配信されているFlashアニメみたいで、リスやらウサギやら過剰に可愛らしいキャラクターがたくさん登場するのですが、中身を観てびっくり、どぎつい残酷絵巻なんです。ちょいロドニー風な愛らしいキャラたちが、のどにストロー突き刺され、熱した鉄板に顔を押し付けけられ、目玉がこぼれ落ちて、臓物が飛び出して・・・。かなりえげつないんですが、無性に気になって、目が離せませんでした。"カワイイ顔していじわる"的なアニメは他にもありますが、これは残酷さが半端ない。基本的にかなり私好みではあるのですが、ちょっとキツいとこもあります。
ちなみにココで観れます。子供には見せられないな・・・。

マシニスト

2005-09-23 14:26:01 | movie
DVDで『マシニスト』観ました。
劇場に観に行こうか悩んだ挙げ句結局行かなかったんだけど、行ってもよかったな。
面白かった。

主人公は、もう365日眠っていない、不眠症の機械工・トレバー。
ある日、彼の前に、アイバンと名乗る謎の男が現れる。
それ以来、身辺で不振な出来事が続発。冷蔵庫に見知らぬポストイットが貼ってあったり、誰も触っていないはずの工場の機械が突然動き出したり。トレバーは周囲の人間への不信感をつのらせ、次第に狂気へと陥っていく。


この種の映画では、ラストを曖昧にして観客の頭をモヤモヤにしたまま終らせる作品もあるので心配していたけど、そこは大丈夫だった。いくつか謎は残るけれど、だいたいは納得いく説明がつくようになっているので、モヤモヤ感はあまりない。
遊園地の悪趣味なホラー・アトラクションとかハングマン・ゲームとか、小道具で伏線を張って謎と不穏感を高めていく脚本&演出が良かったです。

映像の色や構図など、もろミュージックビデオっぽい画の作りだなあ、と思ったんだけど、別に監督のブラッド・アンダーソンはPV出身ってわけじゃなかった。主人公がいつも漂白剤で手を洗うんだけど、映画全体も漂白されて彩度が落ちたような映像でした。

30キロの減量の末、身ひとつで骸骨男を演じたクリスチャン・ベールに拍手。
落ちくぼんだ目、骨が皮をかぶっただけのようなアバラ骨、背中から突き出る背骨・・・。『バットマン ビギンズ』の丸顔男と同一人物とは思えません。

ちなみにこの作品、スペイン製作で、マドリードで撮影されたそう。気がつかなかったー。アメリカの街に見せるために、かなり作り込んだそう。

洋書10%OFF

2005-09-23 01:26:11 | daily life
今日は、午前中の取材がひとつ飛んだ(なくなった)ので、そのまま渋谷へ行って、日曜日の撮影用のお弁当を注文したり、資料を買ったりしました。
その後は会社に戻って、ひたすらアポ入れや原稿書きなどデスクワーク。
スイーツ特集をやっている班があるので、最近、撮影を終えた魅惑的なお菓子どもが、編集部の食料放出コーナーに山盛りになっています。おそろしや~。白くてふわふわしたものがたくさん、「わたしを食べて!」と誘ってきます。ビッグサイズのショートケーキやクリームたっぷりのロールケーキにはさすがに手を出せなかったけど、カボチャプリンをいただきました。私好みの固め食感で美味しかった。

仕事帰りは、またまた渋谷に行って、閉店間際のタワレコで買い物。
洋書10%OFF期間中なので、DVDもいろいろ買いたいのあったけど(今日発売の『フォービデン・ゾーン』とか)、今日のところは本を買う事にしました。
ずっと欲しかった、アメリカ各地のダイナーのご飯とウェイトレスを撮った写真集『PLATES+DISHES』と、雑誌『Martha Stewart kids』を購入。
『Martha Stewart kids』はハロウィン特集で、脳みそやミイラの顔型のカップケーキ(その名も"YUMMY MUMMY"!)とか、緑色のエイリアンケーキの作り方が載っていて、すごく可愛くて買ってしまった。作りたいなあ。

厄日?

2005-09-21 18:46:55 | daily life
取材のアポが気持ちよく入る日と、全く入らない日とあります。
快諾してもらえるときは、立て続けにアポが入るし、
ダメなときは、一日に何件も断られる。
今日は、その"入らない"日のほう。

朝から続けて4件程断られて、すっかりヘコみました。
だんだん口も回らなくなってきて、口調もついつい弱気になってしまう・・・。
焦るほどに企画の説明も噛みまくり、相手が怖い人に思えてくる。そんな自分に嫌悪感という悪循環。
でも、こんな日は、ツイてないと開き直るに限ります。
雑用をちょこちょことこなしつつ、またツキが私の元へ帰ってくるのを静かに待つとします。

夏の終わりの白玉あずき氷

2005-09-20 20:58:22 | daily life
←中秋の名月。うまく撮れません・・・。


日曜日の夜から今朝まで実家に帰っていました。
ゲーム(『キングダム・ハーツ』)やったり、寝っころがって本読んだり、ダラダラしてリフレッシュ!!
実家はいいなあ。なごみます。実家のお風呂のお湯が、心なしか柔らかく感じるのはなぜでしょう。
家の中には虫いっぱいいるし(っていうと田舎みたいですが、思いっきり都内です。団地の4階です)。私がいる間だけでも、蟻、ジャンピングスパイダー、バッタ、蝉、カメムシが家の中に飛び込んできました(カメムシは家で飼育したやつだけど)。

昨日は、「あんこが食べたい!」という母と、久しぶりに白玉を作って、かき氷と『立田野』の粒あんをのせて食べました。
美味しかった~。今年の夏はあんまりかき氷食べれなかったな。
去りゆく夏を惜しみつつ、ガリガリと氷が削れる音を聞いていました。


マックス・ヘッドルーム

2005-09-17 23:31:01 | movie
今日のチェコ語講座は買い物の仕方をやりました。
いよいよ来週が最終回。もっと続けたいなあ。

帰りにジョニデ大特集の『CUT』買いました。
ティム・バートンのインタビューも載っているし、これからじっくり読もう。


そしてTSUTAYAで『マックス・ヘッドルーム 劇場公開版』をレンタル。
さっそく観ました。
『マックス・ヘッドルーム』は、小さい頃大好きだったTVシリーズなのですが、これは、TV化前に作られたパイロット版のようです(パイロット版にはアメリカ版とイギリス版の2バージョンがあるらしいけど、これはどっちだ?)

物語の舞台はテクノロジーが進んだ近未来なんだけど、デジタル世界というよりは、アナログがそのまま進化したような、レトロなサイバーパンク調世界が魅力的。荒廃した終末世界と、電脳空間の描写が絶妙にマッチしていて、惹き付けられます。
"TV局のレポーターはカメラマンも兼任し、誘導者と呼ばれる職員とペアになって動く"とか、未来のTV局、ネットワーク事情が描かれているのも面白い。

ストーリーはというと・・・
テレビ局"ネットワーク23"の花形レポーターであるエディスン・カーターは、ある日取材中に、自社の広告技術が人間を爆死させる副作用を持つことを知ってしまう。エディスンは、美人敏腕誘導者のシオラと共に局の秘密を探ろうとするが、事実の漏洩を恐れた局のお偉方と技術開発者の天才コンピューター少年は、殺し屋を雇って彼を消そうとする。
瀕死状態におちいったエディスンは、その頭部をコンピューター少年の手によって仮想空間に再構成され、そこに、彼の分身"マックス・ヘッドルーム"が誕生する。そして、殺し屋のヘマから、公共の電波に乗ってTV画面に登場してしまった"マックス・ヘッドルーム"は、その能天気で話術に長けたキャラクターで、いちやくTV界の人気者に・・・。
といったもの。

廃墟のようなホームレスのたまり場にテレビが積み上げられているビジュアルとか、パンクおじいちゃんが運営するトレーラーの中の弱小テレビ局とか、車を直接乗り入れられるシオラのヴィクトリアンなベッドルームとか、怪しげな人体バンクとか、ほんと世界の作りがかっこいい! 登場するハイテクマシーンも洗練されていなくて、汚いキーボード+いまにもショートしそうなケーブルだらけのモニターという様相で、私好みなのです。
陽気で不気味な電脳人間・マックスも、ある意味私の中でトラウマになっているキャラクター。