Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

怨霊の森

2009-08-30 18:00:01 | movie
嵐の気配の中、日用品や撮影で使うものを近所まで買いに。

お昼ごはんは、ウー・ウェンさんレシピで、「えびとレタスのあえ麺」。

ごま油って、美味しい!

で、少しだけ家でできる仕事をしたり、緊急時持ち出し袋を作ったりしてから(地震多くて怖いので)、
ラッキー・マッキー監督の『怨霊の森』を観る。

オープニングから、いきなり『ブルー・ベルベット』へのオマージュ?
オールディーズにのせて少女の耳のアップ。
“リーランド先生”っていうのも、『ツイン・ピークス』のリーランド・パーマーからかしら。

あと、ブルース・キャンベルが主人公の父親を演じていて、ここでもまた木の枝に巻きつかれたりしていて、もろ『死霊のはらわた』を思わせる。
と、いろんなオマージュが感じられる作品でした。

魔女伝説のある全寮制の女子校を舞台にしたホラー…といえば『サスペリア』ですが、またこちらはちょっと趣の違った、落ち着いたレトロ風味の学校。
森がキーになってくるため、校内も木や葉モチーフ多めのインテリアが素敵でした。グリーンと茶色が美しい。
マッキー監督、このあいだ観た『虫おんな』にしても、虫とか植物とか、たぶんちゃんと好きなんだろうな、ということは感じられます。
ヴィジュアル要素としてすごく惹かれるんでしょうね。

あと、ゴス+フィフティーズな雰囲気がお好みなのかしら。
今回のオールディーズ風音楽にしても(新鮮で良かった)。
そのあたり、私もすごく好きだから、趣味合いそうなのですが、どうも、どの作品も突き抜けきれていないのが残念。
でも、今後の作品に期待しとこう。

今作は、マッキー監督作の常連・アンジェラ・ベティスが出ていなくて一安心。
あの人の演技とか表情、どうしても苦手です…。

しかしこの作品、こんなテキトーなタイトルじゃなく、例えば『屋根裏部屋の花たち』みたいな乙女っぽいタイトルつけてあげればよかったのに。
グロ描写少なめだし、こんな普通のおどろおどろしいタイトルつけなくてもよかったんじゃないかと。

黒酢炒め

2009-08-30 01:43:36 | food
平日のひどい食生活を補うため、今晩は自炊。
かなりの簡単メニューですが。


豚肉とたたききゅうりの黒酢炒め、蒸しズッキーニとパプリカ、湯葉。

今日は、掃除洗濯をきっちりやって、あとはダラダラ~っとしてました。
いくらでも寝られる。気づくと寝ている。
撮影が連続する来週に備えて、体力補給。




幸バランス

2009-08-29 12:41:27 | daily life
昨日は朝5時まで企画書きをやっていて、午前中から企画会議→取材2件→打ち合わせ3件→撮影用コスメ整理→パソコンワーク、とバタバタしていたら、お気に入りのブレスレットをどこかで落とした…。
軽くへこんだけど、最近いいことが続き過ぎて逆にビクビクしていたので、ちょっと悪いことがあるくらいが、バランスとれてちょうどいいのかなと。


ところで、待ちに待った『臨死!!江古田ちゃん』の4巻発売されました。
猛禽ネタがパワーアップしてるなあ。
あと、“「草食系男子」 それは、選ばれない理由を全て男のせいにしたい女たちにやさしい言葉です”という一言、鋭い!
私もブームにのっかって、「やっぱりその人、草食系だから性欲ないんじゃない?」とか勝手に言っていたけど、そんな男子たちも出るとこ出れば普通に肉食だったら…かなしい…。
でも、もしかしたらこの言葉、女子との密な付き合いが面倒な男子側の言い訳にもなってるのかもしれない。
「ほら、俺、草食系だから」とか。全然理由になってないよ。自慢することじゃないよ。
もちろん私は、全面的に肉食を支持します。



写真は、会社の先輩からいただいた、博多ラーメンセット!
「とんこつ」「あごだし醤油」「ゆず塩」と3種類も入ってるの。
ちょうどラーメン食べたかったから、嬉しい。
家にもやしもねぎも何もなかったから、とりあえず素で食べました。
細麺で美味しい!


SPACED

2009-08-27 03:19:00 | movie


今週はひたすら、来週の撮影に向けての仕込みです。
うちの雑誌、今度いろいろリニューアルされるので、いままでのページ構成の考え方を一度捨て、手探り状態で進んでいます。

忙しいことは忙しいんですが、以前から、こういうキュウキュウなときには、思いがけないところから嬉しいことがやってきてくれる傾向があるようで。
身に余るような光栄なお言葉を頂く機会がいくつかあり、おかげさまで毎日楽しくやっています。
嬉しい言葉は、どんな高級美容液よりも肌にいい。
繊維芽細胞だかエラスチンだか、そういうものがえらい活性化されてる気がする。
(すいません。美容担当のくせに、いまだに肌の組織に関する知識が曖昧…)


ところで、ちょこっとずつ惜しむように観ていた、友人から借りたDVD『SPACED-俺たちルームシェアリング-』をついに観終わってしまった。
ああ、面白かった!
ゾンビコメディの傑作『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト&サイモン・ペック コンビによる、イギリスのTVドラマです。
だめ~な登場人物みんなが愛おしい、かわいらしいTVシリーズ。

ひょんなことからルームシェアをすることになった漫画家志望のティムとライター志望のデイジー、そして彼らをとりまく人々の、ドタバタしつつもゆる~い日常を描いた作品。
映画や漫画や音楽、TVゲームへのオマージュが巧みに仕込まれた登場人物たちのやりとりが、とにかく楽しいの!
『スター・ウォーズ』ファンの間では、やっぱり“ジャー・ジャー・ビンクス”は禁句なんだな、とか。
くだらないことばっかり言ってるんだけど、やっぱり作り手のコメディセンスが抜群なので、ずっとダラダラ観ていたい面白さ。
こんなドラマ、他にないです。
ちなみに私のお気に入りのキャラクターは、ミリタリーオタクのマイク。


写真は、今日のコスメ撮影で小道具に使った実。
いただいて帰ってきました。
このところお花代も節約中なので、嬉しい。





ジンギスカンとかホルモンとか

2009-08-25 02:07:56 | daily life


仕事終わりで、会社仲間と、ニュートーキョー屋上のビアガーデンへ。
ここ、いつの間にか完全セルフサービス制になっていたのね。
ジンギスカンがメインなんだけど、肉も自分たちで冷蔵庫から出してくるの。
サイドメニューのフライドポテトとかコロッケとか枝豆とかシウマイとかも取り放題!ビールもドリンクバーも飲み放題!
合宿みたいで、楽しかった~!
ここも以前、当時片想いしていた男子(男子というか、おっさん…)を誘って来たことがあったので、そのときのことを懐かしんでみようと思ったものの、全く思い出せなかった…。おかしいなあ。
今年は、これでビアガーデン最後かしら。


話し変わって、“先週のフルチ”は、『地獄の門』を観ました。
いやー、ほんと好きよ、フルチン(親しみ込めて、呼ばせていただきます)。
口からホルモン大量放出とか、ウジの雨とか、脳みそつかみ取りとか…エグい描写満載の、フルチン式お化け屋敷、といった作品。見世物小屋を映画にしたような。
お茶目なフルチンの悪ふざけっぷりにメロメロなんです(大真面目に作ってたらごめん)。
意味もなくダッチワイフ出てくるところとかも、好き。
あと、不穏な空気に包まれた住宅街を横スクロールで写していくところとか、美しく撮るところはきっちり美しく撮っているところも憎いなあ。
次は、何観ようかな。評判のいい作品はすでに観終わってしまったからな…。
あとは、駄作覚悟でトライです。

一ヶ月無料に惹かれて、TSUTAYA DISCASデビューもしちゃいました。
いまのペースでDVD観るとなると、店頭で借りるよりこのほうが安いかと思って。
最初に届いたのは、『怨霊の森』と『イルザ ナチ女収容所 悪魔の生態実験』の2枚。



最前列の日

2009-08-23 19:20:13 | stage
昨日は、お芝居をふたつはしご。
偶然にも、2作品とも最前列席での観劇になりました。

まずは、ル・テアトル銀座にて、斉藤由貴さん主演の『斎藤幸子』を。
実は、先週一度観にいったので、二回目の観劇です。
月島を舞台に繰り広げられる、とっても愛らしいドタバタ人情劇。
ちょっと疲れたときに、ホッとしにいきたい場所―そんな舞台でした。
ポジティブシンキングな天然少女・幸子の波乱万丈の人生が語られていきます。

きたろうさん、千葉雅子さん、中山祐一朗さん、粟根まことさんなど、キャストがすごく魅力的(豪華小劇場キャスト)な上、さすがみなさん芸達者でテンポよく話が進んでいくので、3時間飽きることなく、笑ったり泣いたりしてました。
もちろん、斉藤由貴さんも、当て書きなんじゃないかと思うくらいハマり役。
あと、初めて舞台で拝見した鬼頭真也さん(R-1グランプリ出場で話題になりましたね)も、クセのある可愛らしい方で、出番は少ないものの印象に残りました。

8年くらいの月日を描いた作品なんだけど、舞台転換をせず、幸子の家の居間(&周辺のもんじゃ屋の店先)だけでみせるのもいい。年月とともに変わっていくものと、変わらないもの、それがくっきりと見えてきて、じーんと沁みる。
最初の導入の、ラインダンスショー的演出も好き。

今回は最前列で観ることができたので、役者さんたちの表情がしっかりとわかって面白かった。そして、斉藤由貴さんのミニスカートの中まで見えてしまいそうで、ドキドキ…。




それから下北沢に移動して、駅前劇場でTさん姉妹と待ち合わせし、劇団鹿殺し『赤とうがらし帝国』を観ました。
またしても最前列。鹿を最前列で観なかったのって、最初の一度だけだ。

覆面レスラーと宝塚女優の間に産まれた少女・タエの人生と、彼女を形成する“骨”たちの物語。
今回は、チョビさんの歌が多くて、美声に聞き惚れつつ、周りの“骨”たちの演奏に見惚れました。
歌は、ごりごりのロックだけでなく、ポップな味も加わって、いつもと少し違った印象。
歌いながらのスローモーション卓球シーン、見ていてすごく気持ちよかったし、かっこよかったな~。

目の前でぼったんぼったん舞台の床に落ちていく大量の汗水、飛び散る唾に圧倒されつつ、おなじみの男優さんたちの肉体も堪能。
Tさんに、「かなり丸尾丸さんピンポイントで見てたでしょ」と指摘されたけど、けっこうまんべんなく見てたつもりよ?メガネのオレノさんもかっこいいなー、と思ったし。客演の岸潤一郎さんもいい体されていて、ビックリしました。
あと、ガヤ的に登場する人々の変態コスプレっぷりが、とても危険な感じで魅力的でした。小学生とかプロレスラーとか食いだおれ人形とかグリコのキャラとか、もはや全く似ていないビリケンさんとか。

終演後、楽屋でチョビさんにご挨拶。相変わらず可愛らしい。
楽屋の中には丸尾丸さんもいらしたのだけど、衣装はだけフェロモン満点で直視できませんでした。でも、優しげな笑顔が印象的でした。

ゾンゲでチルアウト

2009-08-21 23:04:44 | movie
考えることが多くて、脳みそが発熱しているような、そんな一週間。
脳みそ冷えピタで冷やしたい。
いろいろ考えてしまって寝付きが悪いので、寝る前に瞑想の真似事してみたりしてます。
いままで妄想は毎晩してたけど、スピリチュアル系に疎いもので瞑想はほとんどしたことなくて。
でも、それでけっこうスムーズに寝られました!

いままでにないボリュームの、とてもやりがいのある企画を任せていただいているので、とにかくいまは、がんばる!
極度の面倒くさがりな性格を必死で抑え込んで仕事しています。


昨日は、脳みそゆるめるために、夜中『ゾンゲリア』観ました。
面白かった~。
霧に包まれた不気味な港町がラブクラフトっぽかったり、生きている人に混じって死人が生活しているってとこが水木(しげる)先生っぽかったり。



写真は、無印良品の草履型ルームシューズ。
夏は、スリッパとか普通のルームシューズだと暑いので、重宝してます。



糞ガールの夏

2009-08-16 18:03:47 | daily life
『芸術新潮』のトミ・ウンゲラー特集購入。

この人の作品は、風景画なども素晴らしいけど、セックスをとことん茶化すエロ画がすごい。
彼は、作品のためハンブルグのSM娼婦街を取材したらしいのだが、それについて語ったインタビュー記事からの一節。
「この娼婦街で『キャビア』という言葉が何を意味するか知ってるかね?『糞』のことさ」
おおっ! “黄金”みたいなもの??
じゃあ、このブログは、SM娼婦的には“糞女の日記”(それとも糞少女?)ってことになりますね。


そんな糞女は、昨年の超アクティブサマーから一転、引きこもりな夏を過ごしています。
外に出かける代わりに、自分の内部にもぐる作業をしているというか、いままで自分の中に蓄積されてきたものや、それをこれからどう活かしていくのかについて、珍しく真面目に、ひたすらひたすら、思いを巡らせています。

結局自分は、何かの衝動に突き動かされないと行動を起こせないこともわかってきました。
でも、いままでは、何もしないまま衝動を鎮火してしまっていた。
これからは、ちゃんと気持ちの波に行動をのっけられるようにしていきたいな、と改めて思って、ほんとに小さな一歩ですが、踏み出してみました。
小さすぎる一歩だけど、踏み出さないよりはマシだろう。
そんなわけで、地味だけど、自分的にはけっこう楽しんでいる夏なんです。

とはいえ、毎日ぶつぶつ自問自答しているわけではもちろんなく、DVDやテレビ観まくってます。
WOWOWが最近また面白いものやってくれるので、休日は気づくとずっと観ている。
今日も、養老孟司さんのドキュメンタリー番組から始まり、『スパイダーウィックの謎』『幸せの1ページ』と、こういう機会じゃないと観ないような映画を続けて観た。
昨日は『グーグーだって猫である』と日活ロマンポルノのドキュメンタリー観たし。
『グーグー~』、期待してなかったけど、くやしいことに沁みちゃったな、なんか。猫に興味のない私なのに(猫より小林亜星が可愛かったよ)、犬童節強し。
大島弓子にキョンキョンに加瀬亮に細野晴臣って、ずるいよな~。
上野樹里が可愛すぎる。あと、猫役の大後寿々花も良かった。


あと、今月を“フルチ強化月間”として、ルチオ・フルチ監督作を毎週一本ずつ観ていっているところ。
考えてみたら、『サンゲリア』と『ビヨンド』しか観てないじゃん!そんなのファンっていえないじゃん!と思い当たったので。
昨日は『怒霊界 エニグマ』観た。
怒霊界て…。
この作品は“カタツムリ!!!”のひとことに尽きます。
女学生が、無数のカタツムリに体中顔中這いずりまわられるという、おっそろしい場面があるのです。
あの女優さん、実際アレやったんだろか、と考えちゃいました。


そういえば、昨晩は久しぶりに、亡くなった祖母が夢に出てきた。
お盆ですね。

つけまってみる

2009-08-14 23:52:04 | daily life
入稿終了!
今回もタイトなスケジュールに対応してくださったライターのみなさま、ありがとうございました。
面白いページになったんじゃないでしょうか。


ところで、同時に進行中の次号、アイメイク特集の勉強をすべく、このところ、10年ぶりに“つけま”(つけまつ毛)つけて会社行ったりしてます。
高校生の頃、『ロッキー・ホラー・ショー』のミュージカルにプチコスプレして出かけたとき以来だ。
もともと、変装願望&普段と違うことして人につっこまれたい願望が強いので、なかなか楽しい。

今日は、目尻だけ長いのつけてみた。

ほんとは、写真で見る感じより派手です。
目頭はラメペンシルで光らせて、上下のインサイドも黒のペンシルでしっかり描く。
目尻だけだと楽~。この間上まぶた全体につけたときは、視界の上のほうがグレーだった。
私、いま茶髪だし、髪おろすとクセで天然の巻き髪になるので、ギャルっぽくなれるんじゃ?と思ったけど…なれなかったよ…。残念!
歳のせい?それとも、『悪魔の沼』のTシャツを着ていたせい?

しかし、つけまつ毛の糊は、まぶたに良くないんじゃないだろうか。
はがすとき、1,2本まつ毛抜けるし…。
って、こんなこと考えてるからギャルになれないんですねー。

いずれ、2枚使いや、下まぶたにもチャレンジしてみようと思っています。


虫ブログはじめました。

2009-08-13 02:27:45 | daily life
母といっしょに、虫ブログというものをはじめました。

養老孟司さんや奥本大三郎さんらが監修するNPO団体「むしむし探し隊」からご依頼をいただき、サイト内の「むしむし探し隊ブログ」に参加させていただくことになった次第です。
といっても、メインは母で、私はたまーに登場する予定。
女子目線のミーハー感覚で、好きなタレントやファッションを語るように、虫について綴っていけたらなと。

しかし、サイト&他のブログからそうとう浮いてますね、私の記事。
「親子で虫さがし」というカテゴリーで書かせてもらってますが、親子といっても、娘、アラサーなんだけど…。

第1回は、ゾウムシについて書いています。
ほんとうは、「ゾウムシに濡れた!」くらいの勢いで書きたかったけど、たぶん小学生や親御さんも見ていらっしゃるサイトだと思うので、一応自粛。「女子心を潤す」、とキレイめの表現にしてみた。
でも、下ネタでも“うんこ、ちんちん、ゲロ”は、小学生好きよね。
小学生ウケ狙って、今度から盛り込んでみようかしら。

ご興味のある方は、お暇なときにご覧ください。
母の虫写真はなかなか面白いので、一見の価値あり。


今日は、午前中なにもアポがなかったので、母と「ちもと」にかき氷を食べに。

今年初かき氷。
下北沢の「しもきた茶苑大山」のかき氷も食べに行きたいな~。