地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

福島・茨城の下部

2017-01-06 03:20:21 | 日記
 福島・茨城の地震は、内陸では震源の浅い地震が起きていますが、それがちょっとだけ海まで出ると、とたんに震源が深めになります。そこで、今回は、この地殻下部の状況をこのように考えてみました。

 まず、フィリピン海プレートの沈み込みが起きていて、地殻全体には下向きの力がかかっているという状況は、今までと変わりません。ですから、地殻の表層に亀裂がはいるような力が常にかかっているという想定です。
 また、地殻の動きは、地球の自転の関係で、西から東に向かって移動するようになっているということも前提です。そうすると、次の図のような形になっているときが、福島・茨城のような地震を引き起こす可能性が高いのではないか、ということです。



 状況としては、内陸部はそのまま下向きの力がかかるので、表層地震。ところが、少し海上に行くと、海洋側のほうが、内陸側の下部に少し入り込んでいる形になっているということです。ただし、これは、海洋プレート・大陸プレートという話ではなく、おそらくは、プレート内部の中期塊がこのような形状になっているととらえてください。

 このような形の場合、本来、下向きの力がかかるはずの部分の下部が支えられ、地表近くの亀裂が入りづらくなります。ただ、下向きの力がかかっている分、支えている海洋側の中期塊の斜面を滑るような形になりますから、そこで、震源の深めの地震が起きやすくなっている、ということです。

 そして、現在、太平洋プレートが重心移動を起こしているため、より滑りが起きやすい状況になっている。そのため、茨城・福島の地震が多く発生している、と考えています。
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