東北はこの８月夏祭りの時期。私は青森生まれ、必然的に８月はネブタのことが頭をよぎる。昔は町内会ごとにネブタが作られ、今の観光化したお祭りではなく子供達にも大人にも町内会の行事として行われた。ネブタ小屋が消防団などの車庫に作られ、街を練り歩いた後、配られるおにぎりのおいしかったこと。ガガシコと呼ばれるコップ兼皿につけものとおにぎりをのせ食べた味が今でも忘れられない。
私の思い出は化け人と呼ばれる仮装に挑戦したこと。ひょうきんさは今ではあまりその面影はないが、ネブタを先導して、沿道の観客に愛想を振りまいて笑いを誘っていた。最終日は青森湾での花火大会がある。これは絵になる。優秀な成績を収めたネブタが船に乗せられ海上を運行する、港に上がる花火と船に乗せられたネブタの明かり、まさに絵になる光景だ。始まる前から最終日の話で恐縮だが、華やかさの陰に寂しさも漂うねぶた祭りの海上運行。笛や太鼓の音が耳に残る。
それにしても熱い、青森ではネブタ祭が終わると涼しくなるのだが、今年は仙台含めどうだろうか。
佞武多の灯 ラセラとともに 熱気ます （駄作）
