時間があれば仕事へ行く前の一時間、ウオーキングに出かける。小一時間で5500歩ぐらいの距離を歩くことになる。大して運動にはならないがまずまずのカロリー消費量だろう。軽い運動は血圧の上昇を防ぐ意味合いもある。もちろん肥満の防止にも・・・
さて、散歩に出かける方向はその時の気分次第だが、緑を求めて公園に出かけるケースが多い。また、旧宮城球場、現在のコボパーク宮城の方向にも時折出かける。この球場の前には現代の化石とでもいえる「メタセコイア」の背の高い木が7~8本すくっと立っている。夏場は青々とした葉を茂らせ木陰を作ってくれる。そしてこの冬の時期は茶色みを帯び、その葉も少しずつ落として枯葉様のものを樹木の根元にまき散らしている。
メタセコイアは広瀬側の川床にもその根株が数百万年の時を経て姿を現している。一度地中に埋もれ様々な火山運動や地殻変動でまた地表面い姿を現したもの。解説を聞かなければ、木を切ってそこに置いたかのような姿だ。切株だ。
かつてはこのメタセコイア、絶滅したかに見えたが昭和20年中国の奥地で発見されアメリカで種から成長させ各地に配られている。球場前の木も孫の孫ぐらいの木だ。東北大学の構内や榴ヶ岡公園の一画に植えられている。悠久の時を経て現代に地球の謎をしらしめているのだ